サイバーフロント,SFストラテジー「ギャラクティック アサルト」を9月21日に発売
本日(8月17日),サイバーフロントは「ギャラクティック アサルト プリズナー オブ パワー」の日本語マニュアル付き英語版を,2007年9月21日に発売すると発表した。予定価格は7140円(税込)。 ギャラクティック アサルトは,架空の惑星“Saraksh”を舞台にしたターン制のSFストラテジー。プレイヤーは,「Land of the Fathers」「Khonties」「Barbarians」「Island Empire」という四つの勢力から一つを選び,惑星の支配を目指して戦うのである。 原作は,ロシアのSF小説家,ストルガツキー兄弟の「Inhabited Island」(邦題 収容所惑星)で,謎の権力者に支配されて操り人形になったような人々が住む不毛の惑星に不時着した主人公が,異なる文化との交流に苦悩するという内容。2008年の公開に向けて映画の撮影が進んでいるとの情報もある。ちなみに,「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」に大きな影響を与えた(公式には否定されているようだが)アンドレイ・タルコフスキー監督の映画「ストーカー」の原作も,ストルガツキー兄弟のSF小説だ。
ゲームに登場する四つの勢力はそれぞれ独自のテクノロジーを持っており,そのため戦場には同じ航空機や装甲車というカテゴリでも,さまざまな見かけと機能を持つユニットが多数登場し,それぞれの特技を生かした戦いを演ずる。もちろん,不得手なこともあるわけで,長所をどう生かし短所をどう補うかが重要な戦略となるだろう。 昼夜の違いや天候の変化などもユニットの行動や能力に影響してくるし,当然ながら,キャンペーンの背景となるストーリーは原作を生かした奥深いものになるはずだ。 欧米でのパブリッシングは,Europa UniversalisシリーズやHearts of Ironシリーズといったヒストリカルストラテジーで,その筋(どの筋?)の人にはよく知られたParadox Interactiveが行っており,また開発は「Massive Assault」や「Massive Assault Network 2」など,やはりストラテジー専門といった感じのWargaming.netが担当している。このタッグを見る限り,ギャラクティック アサルトもかなり歯応えのあるタイトルになりそうな気配である。 最近のストラテジーと比較すると,さすがに「目を奪う」というほどのグラフィックスではないが,Paradoxファンならそんなこと気にならないはず。全世界(ほぼ)同時発売が予定されているこのギャラクティック アサルト。ストラテジー好きなら購入予定リストにその名を書き込んでおくべき一本だろう。(松本隆一)
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