2007年6月30日,AMDは東京の秋葉原でエンドユーザー向けのイベント「エクスペリエンス・ザ・2K」を開催した。そこではATI Radeon HD 2000シリーズや「Athlon X2」の解説が行われたが,4Gamerでは,会場に居合わせたAMDの関係者から,「ATI Radeon HD 2600/2400」や次期ミドルハイ向けGPUなどに関する興味深い話をいくつか聞けたので,今回はその内容をお届けしたい。
2007年5月14日,AMDは「ATI Radeon」の新作で,DirectX 10/SM4.0世代となるGPU,「ATI Radeon HD 2000」シリーズを発表した。最上位モデル「ATI Radeon HD 2900 XT」のポテンシャルについてはすでにプレビュー記事でお伝えしているが,今回は,同GPUシリーズがどのような思想に基づいて開発された製品なのか,3D周りのアーキテクチャについて,じっくりと掘り下げてみたい。
GPUの発表から約1か月半。ようやく「ATI Radeon HD 2600」および「ATI Radeon HD 2400」搭載グラフィックスカードが登場した。とくにATI Radeon HD 2600シリーズは,「ATI Radeon HD 2000」待望のミドルレンジ向けだけに,期待している人も多いのではなかろうか。今回は,ATI Radeon HD 2600の2モデル,“XT”と“Pro”がどれだけゲームにおいて有効なのかを検証してみたい。
AMD初のDirectX 10世代GPU「ATI Radeon HD 2000」シリーズ。4Gamerでは,発表時点の最上位モデルとなる「ATI Radeon HD 2900 XT」を搭載したグラフィックスカードを発表直前のタイミングで入手できたので,さっそく3D描画性能をチェックすることにしたい。「GeForce 8800」から半年遅れの登場となったATIブランドの新型GPUは,ライバルに対してどんな実力を示すだろうか。
ATI Radeonファミリーのイメージキャラクターである「Ruby」を使ったリアルタイムデモ「Ruby 4: Whiteout」。「ATI Radeon HD 2000」のアピール用となる同デモから作られた高解像度ムービーを,4GamerにUpした。見どころは西川善司氏に解説してもらったので,ぜひチェックしてほしい。