MMO「ファンタジーアース」新着情報 宣戦布告方法などが明らかに
2004年9月の発表以来,少しずつ詳細が明らかになるたびに話題を呼んでいるスクウェア・エニックスの最新MMO「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」(以下,FE)。「要塞システム」や,クラスの情報をお届けした2004年12月24日(記事は「こちら」)からちょうど1か月の本日(1月24日),新たな情報を入手できたので,お伝えしよう。
最新情報の前に,軽くおさらいをしておこう。 FEは,スクウェア・エニックスの発表によると「MMO・アクションRPG×ストラテジー」というジャンルにあたる。プレイヤーが操るキャラクターは,6大陸に五つの国家が存在する世界で,いずれかの国家に属し,自国にこの世界の覇権を握らせるべくさまざまな戦いに臨んでいくという設定になっている。 これまでに発表されている情報については,当サイト内の紹介ページ「こちら」を見てほしい。
■ネツァワル王国:獣人の良王が支配する国
姿こそ獣だが,(今では)心優しく誠実なネツァワル・ヒュンケル王。人間の姿に戻るためには,すべてのクリスタルを集める必要があるという
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今回明らかになったことには,そんな五つの国家のうちの一つ「ネツァワル王国」の君主についての情報が含まれている。
ネツァワル王国の君主は,ネツァワル・ヒュンケル王。 姿が獣人なのだが,これには理由がある。 ヒュンケルはかつて暴君として恐れられていた王だったのだが,政争に敗れて家族ともども国を追われた。しかし彼はこの出来事に反省することはなく,むしろ以前より横暴になってしまい,それがのちに,娘共々魔女に呪いをかけられてしまうことにつながってしまう。 呪いによって獣人にされたヒュンケルは,当然さらに心を荒ませたが,同じく獣の姿にされてしまった幼い娘の,「見た目が変わっても,心優しく,物事に誠実であれば,何も恐れることはない」という言葉に心を癒され,徐々に改心していく。その後,国民の支持を得て再度王位に就いたという。
2004年末には,公式サイトで「ホルデイン王国」についての情報が明かされているので,それに続いて二つめの国家の情報ということになる(ちなみにホルデイン王国は,オーレーオール大陸にある国。長らく続いていた内乱を平定した,女王ワドリーテが統治する若い国だ)。
■戦争の始め方:キープ(砦)を建てて,宣戦布告
さて,とりあえず二つの国家の君主についての情報が明らかになったわけだが,こうなると気になってくるのは,戦争だろう。 すでに発表されているように,国家と国家の戦争(RvR)も,FEのウリの一つである。 そんな戦争には,「宣戦布告」がつきもの。いや,宣戦布告があって,初めて戦争というものは正式に始まるわけだが,この宣戦布告についての情報もお伝えしよう。
FEの世界には,各大陸に"フィールド"と呼ばれる拠点があり,マップ上では支配している国の色に塗られたマス形で表示されている。 そして,他国のフィールドに「キープ」と呼ばれる自国の砦を築くと,宣戦布告をしたとみなされ,戦争が始まるというわけだ。
キープは,自国が占拠しているフィールドと隣接している"他国のフィールド"にしか建設できない。キープの建設をもって宣戦布告となり,カウントダウン後に戦争が開始される。下段の写真は一見すべて同じに見えるが,順に拡大画像を見ればカウントダウンされているのが分かるだろう
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■クラス紹介:ソーサラー&シャドウウォーカー
ソーサラーの女性
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FEに登場するクラス(職業)のうち,ソーサラーとシャドウウォーカーの情報も明らかになった。
ソーサラーは,名前から分かるとおり魔法攻撃を得意とするクラスだ。敵に大ダメージを与えるための,さまざまな魔法を操るという。また集団での戦いのときには,後方から仲間を援護射撃する役割を担う。
ソーサラー(上段左は男性ソーサラー)のスキルには,火炎球を敵に放つ「ファイヤーボール」(上段中央),氷結で敵を攻撃する「アイスボルト」(上段右),相手を一定時間毒状態にする「ポイズンクラウンド」(下段左),魔法攻撃力をアップする「マジックブースト」(下段中央),スキルの発動に必要な「パワー」を一定時間の間に限り通常よりも多く回復できる「メディテーション」(下段右)などがある
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シャドウウォーカーの男性
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シャドウウォーカーは,自らの姿を消して,敵の背後から必殺の一撃を与えるという暗殺系クラス。 2本の短剣の扱いにかけては,右に出るものはいないほどの使い手らしい。
シャドウウォーカー(上段左は女性シャドウウォーカー)は,気配を消して一定時間モンスターや敵から姿を隠す「ステルス」(上段中央),ステルス状態からジャンプして勢いつけて敵に短剣を突き立てる必殺の一撃「クリティカルストライク」(上段右),ステルス状態の相手の姿を見えるようにする「ディテクトヒドゥン」(下段左),2本の剣で5階連続近接攻撃を繰り出す「シャドウダンス」(下段中央),攻撃した相手に毒の効果を与えて一定時間視界を悪くさせる「ブラインドストライク」(下段右)などのスキルがある
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■その他の新情報:要塞&召喚について
召喚獣ドラゴン(オープニングのシーン)
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これらに加えて,要塞の種類がいくつか明らかになっている。要塞は,入手したクリスタルをフィールドに対して使用すると建設できるのだが,その種類にはさまざまなものがあり,中には強力な召喚獣を呼び出せるものもある。 FEの世界における召喚は,召喚者(プレイヤーキャラクター)が自ら召喚モンスターになる。つまり,"モンスターの魂を自らの身に宿す"儀式魔術を,要塞を使って行うという設定だ。 今回は,5種類の要塞を,画像つきで紹介しよう(このページの一番下参照)。
2005年内のリリースが予定されているFEだが,こうして,徐々に詳細が明らかになるにつれ,どんどん期待が大きく膨らんでいる人も多いだろう。今後も情報が入り次第,お伝えしていく予定なのでお楽しみに。(tet)
「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」 →公式サイトは「こちら」 →紹介ページは「こちら」
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クリスタルのエネルギーを中継することで,離れた場所にも要塞などを建てられるようにする「オベリスク」(上段左),自国のフィールド内に設置しておくと近づいた敵に対して自動的に弓を放つ「ウォッチタワー」(上段中央),上空から敵の拠点を攻撃する召喚獣ドラゴンを呼び出す「アルターオブドラゴン」(上段右),召喚獣レイスを呼び出す死者の国に通じる冥界の扉「ゲートオブハデス」(下段左),召喚獣ジャイアントを呼び出す「ウォークラフトショップ」(下段中央)。下段右の画像は,オープニングのレイスが登場するシーン
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