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「パンヤ」最強決定戦開催 アップデート情報も!
2005/03/28 21:08
 「スカッとゴルフ パンヤ」を運営するゲームポットは2005年3月27日,東京は秋葉原のネッカで「パンヤ春祭り 学生&社会人チャンピオン決定戦 最強のチャンピオンは誰だ!!」を開催した。
 このイベントはパンヤを使ったゲーム大会で,二人一組でペアを組んで"学生の部"と"社会人の部"ごとの1位を決め,その後1位同士で戦い,最終的なチャンピオンを決定するというもの。さらに優勝チームは2004年のWorld Cyber Games 2004の日本代表チームと戦うので,事実上の最強決定戦といってもいいだろう。
 ちなみにこの手のイベントというと,開演ギリギリに参加者/観戦者がどっと押し寄せるパターンが多いが,本大会では多くの参加者希望者がイベント開催前から会場に集まっており,大会にかける意気込みの高さが感じられた。

■日本一決定戦

 まずはゲームポットの代表取締役である植田氏や,大会の協賛であるネットキャッシュの三宅氏の挨拶が行われ,ゲームポットの竹井氏による解説で対戦会がスタート。最初に学生の部が行われた。

 ルールは"学生の部" "社会人の部"のどちらも同じで,制限時間は40分,アイテムの制限はなし,30人大会モードでブルーウォーターコースを回るというものだった。
 ちなみにコースは当日まで秘密で,竹井氏の口から「使用するのは,ブルーウォーターコース!」との発表あると,会場はどよめいていた。というのは,同コースは海岸線をテーマにした高難度コースで,灯台,ヤシの木,火山などの障害物が多く,多くのプレイヤーが苦手としているからだ。
 「みなさん18ホールをきっちり回ってもらいますよー」との発言に,がっくりとした表情を見せるプレイヤーの姿も見られた。

 大会にはGMの"ここあ"氏も参加しており,参加者達とコースを回りながら,ボールにオーバードライブをかけて水切りショットを行ったり,コブラショットや,火山を利用してホールインワンを狙ったりして,会場を沸かせていた。
 1ホールだけなら運に頼った勝利も考えられるが,18ホールを回っての勝負ということから,実力が試される大会であった。
 学生の部は,シューラ氏と雪平鍋氏の"シュー鍋チーム"が両者共に-19という素晴らしいスコアで1位となり,社会人の部はデニスムーア氏と1/5の音箱氏の"デニス箱チーム"が,それぞれ-22と-14というスコアで1位を飾った。

 次に,シュー鍋チームとデニス箱チームが優勝をかけて争うことになった。
 決勝戦のルールは,アイテム制限はなし,一打あたりの制限時間は60秒,ホワイトウィズコ−スをランダムで6ホール回るというもの。また二人で交互にボールを打つという形式だったので,予選とは異なりコンビプレイが問われるものとなった。
 両者ともコースを熟知しているためか,コースの攻め方はまったく同じでミスをしたほうが負けるという図式になった。結果は「ドロー」「シュウ鍋勝利」「シュウ鍋勝利」「ドロー」「ドロー」となり,最終ホールを待たずにシュウ鍋チームが勝利を決めた。



■シュウ鍋チーム vs. WCG2004日本代表チーム

 エキシビジョンマッチとして,シュウ鍋チームと,pooh氏とれいんまん氏によるWCG2004日本代表チームによる対戦も行われた。エキシビジョンマッチは,アイテム制限なし,一打あたりの制限時間は60秒,セピアウインドをランダム6ホール回るというものだった。

 なかなか興味深い試合で,第一打でシュウ鍋チームはいきなり勝負とばかり,水切りショットを狙ったが池ポチャになってしまった。いきなり有利になったWCGチームだったが,ここで刻んで手堅く勝利を取ることをプライドが許さないと,同じように水切りショットを狙って失敗。会場は笑いに包まれた。
 1ホールめはドロー,2ホールめでシュウ鍋チームが先取すると,3ホール,4ホール,5ホールともにドローとなり,勝負は最終ホールへ。だが最終ホールがショートホールだったため,WCG2004日本代表チームが逆転するにはホールインワンしかない状況になってしまった。モニターに注目する多く観戦者からは,ホールインワンを期待する声が。……すると,なんと本当にホールインワンが飛び出してしまったのだ。だがホールインワンしたのは,WCG2004日本代表チームではなく,シュウ鍋チームであった。
 こうしてシュウ鍋チームが堂々の勝利を飾り,エキシビジョンマッチは終了した。WCG2004日本代表チームのpooh氏は試合後に,「最終ホールでホールインワンを取るのは我々だったのに,何しないうちに負けちゃいました。途中まではシナリオ通りだったのになぁ」とコメントして笑いを誘っていた。



■パッチ情報など

 イベントの途中でゲームポット植田氏から新情報も発表された。主な内容は今後のパッチ情報などで,下記の通り。

ラダーポイントシステムの導入
髪の毛の色を変更できる機能の導入
軍艦を舞台にしたシルビアキャノンコースの追加
新キャディ「カディエ」の実装
新キャラクター「アリン」(日本名未定)の実装
パッケージ版の発売

 パッケージ版は4月下旬に発売したいとのことで,特典としてパッケージ版専用の,銀髪で黒い服のティッキーが使用可能になるとのこと。さらにアイテムやオリジナルのポストカードなども同梱されることで,ファンなら手に入れておきたいアイテムとなりそうだ。

 会場にはタッチアンドトライ,ホールインワン,GM対決コーナー,韓国のパンヤアイテムを紹介するパンヤコーナーなどが設置されており,非常に盛りだくさんという印象だった。イベントの途中では,大会参加者の中からキャラクターのベストドレッサー賞が選出されたり,さらにイベントの最後には抽選会なども行われたりと,参加者達にとって満足度の高いイベントとなったのは間違いないだろう。
 これは私見だが,トッププレイヤーの動きが理解しづらいRTSやFPSと違って,見せ場が分かりやすいゴルフゲームは,こうしたイベントに向いているタイトルだなと思わされた。ホールインワンなどが飛び出したときには,思わず「すげー」と叫んでしまったが,正直に言うと筆者自身も仕事を忘れて楽しんでしまった部分もあった。次回大会も楽しみである。(Murayama)

「スカッとゴルフ パンヤ」
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