「FF XI」と「RO」のゲームサーバーがDDoS攻撃でダウン
スクウェア・エニックスは15日,同社のMMORPG「ファイナルファンタジーXI」のゲームサーバーが,不特定な第三者からのDDoS攻撃を受けており,ゲームプレイなどに支障が出ていることを明らかにした。 スクウェア・エニックスでは,上位インターネット接続事業者と共同で調査を進めるとともに,日本,アメリカ,ヨーロッパなどで警察に被害を報告したなど,可能な限りの対策を行ったようで,すでに復旧した模様。 この詳細は,「ファイナルファンタジーXI」公式サイトの,お知らせページ内の「こちら」で読むことができる。
またガンホー・オンライン・エンターテイメントも,MMORPG「ラグナロクオンライン」のゲームサーバーがDDoS攻撃を受け,不安定な状態になっていると発表した(詳細は,公式サイトの「こちら」)。 どちらの場合も,攻撃の発信元のIPアドレスを偽装するなどといった手段がとられているため,攻撃者を特定することが困難のようだ。両社の事件に関連があるのかは現時点では不明。
DDoS攻撃とは,複数のネットワークに分散するPCから,特定のサーバーへ一斉に大量のパケットを送信し,相手サーバーを機能停止に追い込む攻撃。この攻撃を意図した人物のPCからではなく,コンピュータウイルスなどによって感染したPCから攻撃が送られるため,まったく関係のない人のPCが,攻撃の発信元になっていたりするところが特徴。 海外ではYahoo!やAmazonなどが,過去この攻撃の対象となっており,日本ではコンピュータソフトウェア著作権協会のウェブサーバーに対する攻撃が有名だ。(朝倉哲也)
「ファイナルファンタジーXI」 →公式サイトは「こちら」 →紹介ページは「こちら」
「ラグナロクオンライン」 →公式サイトは「こちら」 →紹介ページは「こちら」
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