発表されたばかりのATI Radeon X1000シリーズ。その概要やパフォーマンスについてはすでにお伝えしたとおりだが,では実際にどのようなことができるのかという,最も肝心な点を最新のテクノロジーデモ映像で紹介しよう。お馴染みのRuby最新作とシェーダをフルに活用したToyShopのデモだ。 Rubyのデモは初期のものに比べても,はっきりいって,そう新しい要素が多く追加されているようには見えないのだが,暗い部屋をベースに複雑に配置された細かな光源と反射で背景の色が映り込んでいる。どうやら最近流行の大域照明っぽい処理が使われているようだ。実際に処理しているか,単なるギミックかはちょっと不明だ。 ToyShopのデモでは,HDRやシェーダが豊富に使われており,ガラスについた雨跡の屈折処理などがリアルだ。ガラスや雨自体もそうかもしれないが,半透明なテクスチャの向こうの風景が高クオリティで描かれているのは,新しいAA技術によるものかもしれない。非常に彫りの深い歩道はディスプレイスメントマッピングのなせる技だろうか? 技術解説を含む詳細な記事は追ってお届けしたい。まずは,最新チップの性能を占うデモなので,隅々までつぶさにご覧いただきたい。 (aueki)
→Ruby Assassin (WMV:1分46秒,70MB) →ToyShop (WMV:2分24秒,91MB)
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