[韓国ゲーム事情#424]「FREESTYLE」,学校でイベントを開催
韓国最新PCゲーム事情#424
「FREESTYLE」,韓国の中学や高校を舞台にイベントを開催(2005/10/12)
Text by Kim Dong Wook特派員
オンラインバスケットボールゲーム「FREESTYLE」(邦題 クールにバスケFREESTYLE」のプロモーション活動が,韓国の中学校や高校で行われ,話題になっている。
FREESTYLEの開発元のJC Entertainmentは,9月16日から10月まで"FREESTYLE学校へ集まれ!"というキャッチフレーズで,ソウル市内の学校でキャラバンを行っている。もちろん学校側の同意を得て行っているイベントで,10月12日の時点ですでに中学,高校合わせて8校で開催済みだ。 イベントの内容は,バスケットコートを使ったHiphoop(HipHopとバスケットボールを融合したストリートバスケのスタイル)のデモンストレーションや,記念撮影会,クイズ大会,3 on 3のバスケットボール大会など。 一般的にバスケットボール好き/ゲーム好きが多い男子生徒だけでなく,女子生徒達もこのイベントに興味を示したようで,各校で数百人もの参加者がいたようだ。 ゲームそのものを使った企画こそ行われていないが,FREESTYLEの認知度は間違いなく高まっていることだろう。参加者には,ゲームで使用できるポイントカードが配布されたので,下校時にPC BANGに寄り道した生徒も多かったかもしれない。
韓国内ではこれまで,大学の学園祭などでオンラインゲームが活用された事例は多々あるが,ゲームに対して否定的な認識を持つ教育関係者が多いということもあり,中学や高校でのプロモーション活動というのは,非常に珍しい。 このようなプロモーションが実現したのは,やはり題材がスポーツということで,暴力性が低く,健全であるというイメージが同タイトルにはあるからだろう。
このイベントを企画したJC Entertainmentの関係者は,「中学や高校は,これまでゲームに対して否定的な認識を持っていた。こういう場所でゲームに関するイベントを開催できたことで,オンラインゲームという文化が,健全な遊びとして理解されつつあると感じることができた。10月末からは,このイベントを韓国中の中学,高校に拡大していく予定だ」と語っている。
こうした画期的な試みについて,オンラインゲーム専門家のKim,Hak Joe氏は,「これまで学校と関わるゲームイベントといえば,ゲームポータルで学校対抗戦を行い,サイバースペース上で,プレイヤー達の自校への所属意識と,ほかの学校への競争心を誘発するようなものが一般的だった。だが,サイバースペースではなく,実際に学校の中でこういったイベントを行ったという事実は,オンラインゲーム文化に対する社会的認識を大きく変えていくだけの意味がある」とコメントしている。
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クールにバスケ FREESTYLE |
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