[G★2005#006]Windysoftの新カジュアルゲーム「Ludy Pang」がプレイアブル出展
ゲットアンプドの大ヒットで,一躍名門カジュアルゲームブランドとしての地位を築いたWindysoftだが,残念ながら,人気の面で同作に続く作品はまだ生まれていない。そんな中で同社は「Infinity Online」や「Round闘」,「熱血高校オンライン」といったキャッチーなタイトルをサービス提供/発表している。また,Windysoftブースの出展内容全体からも,カジュアルゲームにかける熱意と意地が感じられ,なかなか興味深いものがあった。
新作タイトルの中ではやや地味だが,実にWindysoftらしい作品も見受けられた。それが「Ludy Pang」である。 Ludy Pangは,GameMixが開発中の若年層(7歳〜14歳)向けカジュアルシューティング。可愛らしいキャラクターと,シンプルかつスピーディなゲーム展開が魅力の作品だ。 GameMixで同作の開発室長を務めるGwangyong Jo氏によると,韓国では2005年12月中にサービス予定とのことで,プレイアブル出展されているバージョンでは,プレイヤーキャラクターが4種類,マップが5種類と,やや物足りない仕上がりだった。 しかし,いずれは全16キャラクターを用意する予定で,サービス開始の際には新キャラクター(忍者タイプ)を実装するという。マップも順次追加していくとのことだった。
ゲーム自体は本当にシンプルな作りで,上下左右にスクロールするマップの中を駆け回り,勝利条件の一つである星(倒されるとばらまいてしまう)を集めつつ,敵プレイヤーキャラクターをやっつけていくという内容だ。 だが,ゲーム中にショップへ入ってアイテムが購入できたり,一定時間攻撃に制限を受ける「オーバーヒート」状態が存在したり,防御や攻撃に役立つスキルが使用できたりと,ゲームとしての味付けは随所に施されている。低年齢向けとはいえ,さすがはカジュアルゲームの火付け役となったWindysoftの作品,抜かりのない仕上がりになりそうである。
ちなみに,日本を含む海外での展開について訪ねたところ,「今は韓国での展開で手一杯で,まだ考えられないのが正直なところです」とのこと。とはいえ,「熱血高校オンライン」で本格的な日本進出を狙っている(?)Windysoftがパブリッシャである。日本での展開の可能性も,それなりにあると考えていいかもしれない。(大路政志)
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Ludy Pang |
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