Kimの韓国最新PCゲーム事情＃504
「天上碑」のデベロッパが新作MMOを開発中。日本でのサービスも決定（2006/3/22）
Text by Kim Dong Wook
「天上碑」のデベロッパとして知られるHi-Winは，新作MMORPG「神話Online」を開発している。本作は，エジプト，ギリシアなど複数の神話をベースにした壮大な世界観を持っている3D MMORPGだ。
本作でウリとなるのは，小規模な攻城戦が毎日行われる「紛争地域」と，小説を読むように進行する「RPG Novelシステム」の存在。とくにRPG Novelシステムにはかなり注力されているようで，クローズドβテストの段階でも，300個ほどのクエストが用意される予定だ。そして，キャラクターが現在まで辿ってきた過程（クリアしたクエストなど）がゲーム内でまとめられ，読み返すこともできるとのこと。具体的にどのような形になるかは不明だが，非常に独特なシステムであることは間違いなさそうだ。
また，天上碑の開発に携わったスタッフの多くが本作の開発にも参加しており，結婚システムといった天上碑で好評だったシステムを改良し，本作へ実装するようだ。
Hi-Win Ju Hyeok Hwan氏
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本作のプロジェクトマネージャーであるJu Hyeok Hwan氏は，「本作は，韓国ゲーム業界でビッグ3と呼ばれる『Granado Espada』『ZerA: Imperan Intrigue』『SUN』（Soul of the Ultimate Nation）の登場後，初めてクローズドβテストを発表したMMORPGとなるので，非常に心配しています。しかし，ビッグ3では扱っていない神話をベースにするなど，差別化はしっかりできていると思っていますので，自信もあります」とコメントしている。また同氏は，「すでに日本の某パブリッシャと契約を締結しました。私達は，天上碑で培ったローカライズのノウハウを持っているので，日本でのサービスもスムースにいくでしょう」と，本作の日本展開について語った。
なお，本作は2006年夏頃にオープンβテストの実施を目標としており，クローズドβテストは3月23日から開始する。クローズドβテストの様子や，具体的なゲームシステムなどは，分かり次第お伝えしていくので楽しみしていてもらいたい。
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