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アクションRPG「DragonGem」開発者インタビューを掲載
2006/05/29 15:39
左:ロックワークスの日本プロデューサーKim HyunJu(キム ヒョンジュ)氏
右:ZEMI Interactive開発チーム長Han Jeong-Seok(ハン ジョンソク)氏
 5月25日よりオープンβテストの始まった「DragonGem」だが,ゲームの概要について発表会で確認した事項をお伝えしておこう。開発元である,ZEMI Interactive開発チーム長Han Jeong-Seok(ハン ジョンソク)氏とロックワークスの日本プロデューサーKim HyunJu(キム ヒョンジュ)氏にも,短い時間ではあったが矢継ぎ早にいろいろと話を聞いてみた。

4Gamer(以下4G):時間もないですしいきなり本題に入らせてください。まず,基本的なところからお伺いします。アクションRPGというジャンルのゲームなわけですが,DragonGemのアクション性というのは,どの程度のものなのでしょうか?

Kim HyunJu氏(以下Kim氏):普通の2Dのスクロールアクションゲームのアクション性と同じくらいと考えてください。初心者でも簡単にできる程度のものです。ゲームをやり慣れた人にはかなり簡単な部類だと思いますよ。基本的にキーボード操作ですが,ゲームパッドなどのコントローラにも対応する予定です。

4G:エフェクトなどは3Dだという説明もあったのですが,基本的に全部2Dタイプののゲームなのでしょうか? 

Han Jeong-Seok(以下Han氏):グラフィックスエンジンは3Dなのですが,描画は2Dになっています。

4G:3Dエンジンということは,ゲーム画面に奥行きはあるのでしょうか?

Han氏:表示のためにレイヤーは使用していますが,奥に行けるとかそういうのはないですね。

4G:ゲームは基本的にMMOタイプですか? それともMOタイプでしょうか?

Han氏:基本的にMOです。ルーム選択とかいうのではなくて,サーバーのチャンネルに入る形になりますね。それぞれステージには100名から150名入れます。実際のゲーム時にはそこまで多くは入らないでしょうけれど。

4G:かなり大勢入れるんですね。キャラクターのクラスは4種類で,それぞれで男女のキャラクターが作れると考えていいのでしょうか? それと1パーティは何人ですか?

Kim氏:キャラクターは各クラスの男女で8通りになります。1パーティは5人までですね。



4G:ゲーム全体が一つのストーリーを構成しているというのはよいのですが,その内訳で,5個のエピソードと16個のテーマというのがちょっと分かりにくいのです。エピソードとテーマにはどういった違いがあるものでなのでしょうか?

Kim氏:エピソードは,DragonGemのストーリーとつながっています。メインエピソードのなかにテーマやミニゲームが入って,全体で一つのストーリーになっています。エピソードごとに,1-1,1-2〜1-16といった感じでテーマが入っています。

4G:次に,ミニゲームについてお聞きしたいのですが,これは,DragonGemのゲームシステムを使ったクエストのようなものですか?

Han氏:いえ,別のものとなります。

4G:現在韓国ではどんなミニゲームが入っているのでしょうか?

Han氏:まだ準備中なのですが,3種類がまず用意されます。ジャンケンしたり,速く走ったり,速く回したり(?)といったものになります。

4G:童話を題材にしたクエストというのはどんなものでしょうか?

Kim氏:韓国の昔話や白雪姫などを取り入れたものです。16個のテーマになっています。

4G:ストーリーに沿ったクエスト以外のサブクエストなどはありますか?

Kim氏:メインストーリーとして大きなものがあって,それを追って連続したクエストがあり,それ以外に1回で終わる単発のクエストもあります。



4G:学校ギルドというのはどんなものでしょうか?

Han氏:コミュニティを中心とした活動を支援するもので「3年B組集まれ!」といった感じでメッセージを出すことができます。

4G:クラスはキャラクターを作るときに自動的に編入されるものですか?

Han氏:いえ,ギルドのようなものだと思ってください。

4G:基本的にMOタイプのゲームということですが,ギルドの人に同じチャンネルに入るようにすることはできますか?

Han氏:はい。同じチャンネルを指定して入ることができます。

4G:ログインしたときに,友達がどのチャンネルにいるかなどは分かりますか? 

Han氏:アイテムで全チャンネルにメッセージを流して知らせることができます。これは有料アイテムになる予定です。

4G:なるほど。そういうことができるなら,そのアイテムは有料のほうがよいと思います(笑)。それぞれのエピソードというのは,どれくらいのボリュームでしょうか? 1エピソードはどれくらいで終わるものなのでしょうか? 

Han氏:それはキャラクターの成長と同じで,頑張った人ほど早く終わります(笑)。

4G:現在,最大レベルはいくつですか?

Han氏:レベルは100までです。

4G:では,最後のエピソードはレベル100を前提にしたものなのでしょうか?

Han氏:はい。そうですね。

4G:全部のエピソードを終わっちゃったらどうするんでしょうか?

Han氏:まだ秘密です(笑)。四つのクラスがありますので,ほかのクラスでも挑戦してみてください。



4G:韓国で人気のあるクラスはどれでしょうか?

Han氏:弓使いですね。次が,盗賊です。韓国人は,レベルを早く上げるのが好きですので,遠隔攻撃が強力な弓使いが人気になっていますね。

4G:最後に,日本サービスのパートナーにロックワークスを選んだ理由はなんでしょうか?

Han氏:信頼できそうで,一緒にやって成功できそうな感じが強くしたことですね。
 
4G:Zemi Interactiveは,最近Travia Onlineの日本サービスをゼロオンラインと一緒にやるということ発表され,今回はDragonGemをロックワークスで,とどちらもできたばかりのサービス会社を選ばれています。普通だと,実績のある会社を選びそうなものなのですが,これはどうしてなのでしょうか?

Han氏:Zemi Interactiveが最初に作ったゲームがTravia Onlineです。Zemi自体も新しい会社です。創業の頃の自分達の意欲がある仕事ぶりを考えると,新しくできた会社の意欲に期待する部分が大きいのです。

4G:なるほど。本日はどうもありがとうございました。


 DragonGemは,ストーリー進行型のアクションRPGということで,単にアクションRPGというだけでなく,クエストやミニゲームなどをかなり重視したゲームとなっている。オンラインアクションRPGとしては,ほぼ最初に投入されるタイトルでもあり,日本人プレイヤーの反応に注目したいところだ。

 さて,昨年12月にネットワークゲームサービス会社として創業して,この春にいきなり3本の新作サービスを発表したロックワークス。過去に掲載したインタビューと併せ,それぞれの開発会社に「なぜロックワークスを選んだのか?」を聞いているのだが,ロックワークス(とくに社長?)が,絶大な熱意を持って交渉に当たっていることが窺える。
 会社概要によれば,開発にも力を入れ,2007年度には日本No.1のオンラインゲーム開発会社を目指すとなっている。DragonGemの動向とともに,同社の運営手腕についても注目していきたい。(aueki)


ドラゴンジェムプラス(DragonGem+)
■開発元:ZEMI INTERACTIVE
■発売元:ロックワークス
■発売日:2007年内
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2006.05/20060529153909detail.html