SeedCが運営するMMORPG「Cardinal Saga」(カーディナル・サーガ)から,ゲーム内で実際にあったネット恋愛をテーマとした小説が誕生した。 声優,俳優,歌手,参議院議員として活躍され,作家としては3度の直木賞ノミネート経験がある中山千夏さんが,Cardinal Sagaで体験した自分自身のネット恋愛を赤裸々に綴った書籍「妖精の詩」が,2006年6月に飛鳥新社から出版される。価格は1890円(税込)で,全国書店のほか「こちら」から購入できる。
「妖精の詩」は,中山千夏さんがCardinal Sagaで知り合った相手との,「アキ」というキャラクターを通して体験した著者自身の恋愛を綴った,実話を元にした小説。お互い本当の素性も性別も分からないまま進展していく恋愛模様を,実際のチャット内容などを交えて赤裸々に告白していく,切ない大人のラブストーリーに仕上がっているという。
中山千夏さんは,NHK総合「ひょっこりひょうたん島」の博士役の声優で脚光を浴び,その後は女優,歌手,作家など幅広い分野で活躍した。毎日放送「じゃりン子チエ」の,主人公である竹本チエ役の声優としても有名。1980年には参議院議員も務め,作家としては「子役の時間」「羽音」「ミセスのアフタヌーン」で3度の直木賞候補に選ばれている。
Cardinal Sagaのプレイヤーのみならず,多くの4Gamer読者にとって他人事ではないテーマを取り扱った1冊。どのような恋愛があり,どのような結末を迎えるのか,MMORPGファンはぜひ一読してみよう。(Kawamura)
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