ラグナロ娘とROファンが夢の都内バス旅行「ラグナロクオンライン スペシャル・バスツアー」開催
ここ数日の雨模様が嘘のように天候に恵まれ……と言いたいところだが,恵まれすぎて都内はとにかく暑かった。露出は高いが,通気性の低そうな衣装で頑張っているラグナロ娘を見て,エラいなあと妙に感心
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朝早くからジリジリと陽が照り付ける夏日となった,7月29日の午前9時過ぎ,新宿西口駅前のバスターミナルに「ラグナロクオンライン スペシャル・バスツアー」(以下,ROバスツアー)の参加者が続々と集結しつつあった。ラグナロ娘の乾曜子さんが1日ずっと一緒という,この魅惑のバスツアー,申し込めば誰でも参加できるというものではなく,GEコンシューマー・ファイナンスが発行する「ガンホーオフィシャルカード」を使ってゲーム料金を支払ったROプレイヤーから,さらに抽選で30名に当たるというもの(当日は23名が参加)。 普段のネットカフェやステージで行われるものとはまったく違う,夏休みらしい企画であるこのROバスツアーに,このたび4Gamerもプレスとして同行させてもらった。その模様を,この記事で伝えていきたいと思う。ぜひ読者にも雰囲気を味わってほしい。
「ラグナロクオンライン スペシャル・バスツアー」概要
9:30 集合。ラグナロ娘・乾 曜子ちゃんがお出迎え 10:00 新宿駅西口出発 10:30 レンタルキッチン(市ヶ谷:江上料理学院)到着 ラグナロ娘・乾 曜子ちゃんと一緒にポリン饅頭手作り体験会 12:00 「ラグナロクオンライン抜き打ちテスト」(バス車内) 12:30 「らぐランチ」昼食(秋葉原:メイドカフェ「めいど in じゃぱん」) 14:00 ROグッズがもらえる!ボウリング大会 ※プラン変更 (芝浦:田町ハイレーン) 16:30 終了
■レッツ・ラグナロクッキング! ポリン饅頭編
新宿を出発したバスは一路,市ヶ谷へ。最初のイベントは「江上料理学院」のキッチンスタジオで行われる「乾 曜子ちゃんと一緒にポリン饅頭手作り体験会」だ。「ポリン饅頭」とはその名のとおり,薄皮に包まれた饅頭で姿形がモンスター「ポリン」になっている。このポリン饅頭,実は2005年コミックマーケット(冬)で発売された人気商品で,RJC2006でも,用意された限定100個があっという間に売り切れていた。 ふと見渡せば,ツアー参加者の9割は男性。「料理なんて大丈夫?」と密かに心配してしまったが,会場では,あんこはすでに丸められているし,皮の素も準備済み。あとは混ぜてこねて伸ばして,チョイチョイっとポリンの顔を絵付けするだけ。参加者全員には紙エプロンと,おそらく装備(?)するのは家庭科の調理実習以来と思われるアイテム,三角巾が配られた。 1時間30分近く用意された,このポリン饅頭作り。取材陣は途中で手持ち無沙汰になりそう,などと思っていたのが大間違い。プレスにも笑顔で三角巾が手渡され,気がつけばライバルメディアの記者同士が「耳たぶぐらいの柔らかさって,こんなもんですかね?」「や,耳たぶってもうちょっと硬くないですか」と,キャッキャ言いながら饅頭を作る,微笑ましい(?)光景が繰り広げられていた。
○図解:ポリン饅頭が出来るまで
ポリン饅頭の材料
あんこ(1個28g) つくね芋 上用粉 蒸籠&ハカリ
STEP1(左上)
つくね芋を,空気を含ませるように混ぜる。見た目よりもっちりと重たいので,手首にしっかり力を入れる
STEP2(中央上)
混ぜたら上用粉が入ったボールに流し入れ,折りたたむように粉を揉み込む
STEP3(右上)
耳たぶぐらいの硬さになったら棒状に丸めて,打ち粉を敷いた台の上へ。14gになるように手でちぎり,丸く均等に伸ばす
STEP4(左下)
あんこを乗せ,時計回りに回しつつ皮を伸ばし,あんこを包んでいく。マウスさばきには苦労しない参加者も,これはかなり苦戦していた様子だ
STEP5(中央下)
ポリン型にできたら蒸篭に入れて14分間蒸す。実は緑色なのでポリンではなく,ゲーム内でいうなら「ポポリン」だという事実はこの際,触れないでほしい
STEP6(右下)
食紅で,目や口をお好みにデザイン。スタンプのように押している道具は職人さんが作ってくれた,アルミ箔を丸めて形にしたものだ
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というわけで完成して絵付けも終えた,筆者のポリン饅頭がコチラの三つ。背後からふんぞり返って指示を出す4Gamer編集者の求めるがままに,ネタ系の絵付けにもチャレンジしたのだが「センスないですね」の心無い一言……。ほかの参加者の作品も見て回ったが,誰しも一つは普通のポリンを作るものの,残りは思い思いのユニークな顔を描いていたようだ。ちなみに完成した饅頭はツアーの最後に化粧箱に入れられ,お土産として一人一人手渡された。
■ROへの愛の深さが今試される,車内テストと「らぐランチ」
ポリン饅頭を作り終えてみれば,ちょうど小腹が空く時間帯。予定どおり次の目的地,秋葉原のメイドカフェ「めいどinじゃぱん」へ向かう車中,ROへの理解度と愛を試される筆記試験が待ち受けていた。1問1点で20点満点のペーパーテストは,かなりROをやり込んでいるファンでも難しい問題ばかり。例えば,
Q.ログイン画面で,「WorldGroup4の上から3番目」にあるワールドは何?
Q.アマツの城主のフルネームは?
Q.生体工学研究所に出現するモンスターのうち,名前が間違っているのは?
実はβ2から今に至るまで現役ROプレイヤーの筆者だが,正直この難問にはお手上げ。なお,ガンホーのスタッフも事前に同じ内容のテストを受けたところ,最高は12点だったという話だ。
「カプラ」に扮した「めいどinじゃぱん」店員さん
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そうこうしているうちにROバスは秋葉原へ到着。「めいどinじゃぱん」は,秋葉界隈で数多いメイド喫茶の中でも,店内に「ミニステージ」を設けていることで有名な店舗だ。普段は可憐なメイド服で出迎えてくれるお店だが,この日ばかりは特別仕様,ゲーム内では位置セーブや倉庫サービス,カートサービスなどを担うNPC「カプラ」姿で一行を案内してくれた。 何をお召しになっても似合う(普段は)メイドさん達だが,都内の最高気温は31度という当日,ベロア素材のこの衣装は「涼しげ」とは言いがたく,大変だったのではなかろうか(もちろん店内は涼しかったが)。 また,ステージ上にはゲストとして,インターネットラジオ「ラグナロクパーティー」のパーソナリティである,鷲崎健さんと稲村優奈さんのお二人も登場。一緒にらぐランチをいただきつつ,ランチの中身を解説したり,毎月1回恒例になっているラグナロクパーティの,8月27日に行われる次回オンラインイベントのお話などを伺った。 気になるRO特製ランチの中身は,ご覧のとおり,結構豪華! いうまでもなく,料理の一つ一つにROとリンクさせた名前がついており,目も舌も楽しませてくれた。一緒に用意されたドリンクは,回復薬にちなんだ「特製! 紅ポーションドリンク」で,お味はにんじんジュースだった。
「らぐランチ」の香りに誘われ,インターネットラジオ「ラグナロクパーティー」のパーソナリティである,鷲崎健さんと稲村優奈さんも駆けつけた
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■らぐランチ メニュー
アロエの葉入りアマツ風サラダ イズルード風海鮮マリネ エノキのベーコン巻きヒドラ ペコペコの唐揚 白蓮玉乗せハンバーグ 団子童子の小包子 ポリン赤飯おにぎり らぐフルーツ盛り合せ 特製!紅ポーションドリンク
実はこのメニュー表に載っていない品目が1点あり,鷲崎さんからの参加者へのクイズにもなっていた。中段右端にある黄緑色のゼリーが,その品。こんなプルプルしたモンスターいたっけなぁ……と悩んでいると,乾さんから「べと液!」という回答が。べと液とはモンスターが落とすドロップアイテム「べとべとする液体」の略称で,確かに緑色だしゼリー状のイラストではあるが,ちょっとそれは食欲に影響しそうな答え。正解はアルケミストのホムンクルス「バニルミルト」だったのだが,ゲーム内で見るバニルミルトは薄い茶色っぽい外見で,あまり似ていないせいか,参加者の反応も今一つ。会場でも「べと液」案のほうが受けていた。ちなみに食べてみると,フルーツゼリー。
「最初はパー」作戦で見事勝利をもぎ取った
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食後にはバス内で実施された「筆記試験」の成績優秀者,上位3名を発表。「大きな金の鈴」「シニョンキャップ」「たれ猫」がそれぞれプレゼントされた。ちなみに3位だったのは,乾さんほか数名。3位賞品の「大きな金の鈴」は一つしかないということで,「ジャンケンポリン大会」で決めたところ,「パーを出します!」と宣言しつつグーを出して乾さんが圧勝。その後,乾さん提供(?)による3位賞品をめぐって,参加者全員でのジャンケンポリン大会が再び催された。 ちなみに筆者の筆記試験の点数は,恥ずかしくてとてもいえませんよ,4点だったなんて。
■急きょ変更されたボウリング大会は,いつしかメディア対抗戦に
やっぱりROといったらボウリング!
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当初のスケジュールでは,めいどinじゃぱんでらぐランチのあと,同じく秋葉原の「BB PARK ヨドバシAKIBA店」でROに接続し,ゲーム内イベントが催される予定だったのだが,機材不備により急きょ中止。ボウリング大会へと変更された。 もちろん乾さんも,RO衣装のままボウリングに参加。おまけにスコア表には,名前の欄に「アーチャー」「ホワイトスミス」「スーパーノービス」といった職業名が並び,どよどよと周囲の注目を集めていたのはいうまでもない。 しかしここで,ガンホーの粋な計らいで「レーンを多めに借りておきましたので,プレスの方々もどうぞ……」などと言い出すものだから,事態はおかしな方向へ。今回取材に来ていたログインさん,インプレスさん,ジーパラさん,そして4Gamerの記者によるゲームが始まってしまったのだ。そう,これはまるでメディア対抗戦。 「最初からボウリング要員として連れてきた」などと言い出し,これまでに3回しかボウリング経験がない筆者を,無理やりゲームに参加させる鬼の担当編集者。おかげで4Gamerの看板を背負って投げるはめに……。見るも無残なスコア表は,画像から確認してほしい。「3強1弱ですな,ははは」などとのんきに笑ってるんじゃないよ,この鬼担当!
このボウリング大会では,スコアに応じて各種ROグッズをプレゼント。レアな「手のりポリン」ぬいぐるみをはじめ,「公式ガイドブック上下巻セット」「ポリン風鈴」などが乾さんより手渡された。 ポリン饅頭に始まり,ポリングッズで終わったラグナロクオンライン スペシャル・バスツアーもこれにて終了。乾さんの仕切りのうまさもあって,実になごやかに1日が過ぎたオフラインイベントであった。ファン感謝イベントとはいっても,通常は黙々とPCに向かうPvP大会だったり,ステージ上のゲストの話を聞くといった一方通行な内容だったりする中,このバスツアーは真の意味でファン参加型イベント。参加条件や人数制限があり,誰でも気軽にというわけにはいかなかったが,ゲームイベントとしてはほかに類を見ないものだけに,ぜひ冬休みに再度開催してほしいところだ。(ライター:麻生ちはや)
上:乾曜子さんによる始球式
左下:ROファンも思わず投球
右下:惨憺たる結果となったメディア対抗戦
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ラグナロクオンライン |
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