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サイバーステップ,「ゲットアンプド」の世界大会を2007年2月10日に韓国のソウルで開催
2006/11/22 20:15
サイバーステップ 佐藤類代表取締役社長
 サイバーステップは本日(11月22日),オンラインアクションゲーム「ゲットアンプド」(邦題 ゲットアンプドR)の世界大会を,2007年2月10日に韓国のソウルで開催することを発表した。
 発表会では,佐藤類(さとう るい)代表取締役社長自ら,本作のゲーム内容や,これまでの同社の歩み,今後の目標などについて述べ,続いて世界大会の開催概要を説明した。

■全世界のプレイヤー登録数が1900万人を突破
■日本産のオンラインゲームとしては前人未到


 本作は,コミカルなキャラクター達が激しいバトルを繰り広げるオンラインアクションゲーム。現在は日本のほか,韓国,中国,タイ,台湾,インドネシアでサービスが行われており,全世界でのプレイヤー登録数が,2006年10月末日の時点で1900万人を突破したことは,先日お伝えしたとおり。世界的な規模で成功を収めている,数少ない日本製のオンラインゲームといっていいだろう。
 なお日本では,2006年1月までガンホー・オンライン・エンターテイメントがサービスを行っていた。その後,サイバーステップ自身がオンラインゲーム運営事業に乗り出し,同年7月7日からは,オープンβテストが実施されている。



 佐藤氏によると,全世界でのプレイヤー登録数1900万人のうち,1000万人以上が韓国での数字だという。同国で,ゲットアンプドのほかに登録者数が1000万人を超えているゲームは3作しかない。それに加え,同国の人口が約4000万人であることを考えると,人気がいかに高いかが推し量れるだろう。

 韓国などで高い人気を獲得した理由として,佐藤氏は,「スキンエディット」の存在を挙げていた。これは,キャラクターを自分自身の手でデザインできる機能。多くのプレイヤーが,自分だけのキャラクター作りを楽しんでいるとのことだ。



 韓国では,正式サービス開始から約4年,中国では約2年半が経過しているにもかかわらず,プレイヤー登録数は好調な伸びを見せている。佐藤氏は,2007年以降も,旧正月や端午の節句,夏休みなど,韓国や中国でオンラインゲーム業界が盛り上がる時期をステップにして,さらにプレイヤー数を増やしていきたいと述べた。
 今後は,アジア地域のほかの国々や,ヨーロッパ,北米地域でのサービスも行う予定とのことだ。

■6か国・地域の代表選手48人による熱い戦い

 それでは次に,世界大会の概要をお伝えしよう。
 この大会は,日本製のオンラインゲームとしては初めての世界大会で,2007年2月10日に韓国のソウルで開催される。同国でゲットアンプドをサービスしている,WindySoftとの共催だ。

 本作がサービスされている六つの国と地域から,それぞれ8人ずつ,計48人の代表選手がソウルに集い,賞金総額5000万ウォン(約630万円)を懸けた熱戦が繰り広げられる(5000万ウォンをどのように振り分けるかについては,現在検討中とのこと)。
 韓国とタイでは,テレビで放映されることが決まっており,台湾でも検討中という。

 この大会は,各国の代表選手8人を二人ずつ四つのチームに分けて競い合う「チーム戦」と,「個人戦」で構成されており,代表選手はその両方に出場することになる。
 チーム戦では,24チームを八つの組に分けて組別予選を行い,予選を勝ち抜いた8チームが,トーナメント方式で優勝を目指す。
 個人戦では,出場者48人を12の組に分けて組別予選を実施。各組の上位2人が「本選」に進出し,本選の上位2人が「4強 決定戦」に進出する。準決勝と決勝は,それぞれ1対1の勝負だ。



 日本国内予選は,個人戦が12月10日,チーム戦が12月17日に実施される。世界大会のルールに則って行われ,最終的に16人の「日本代表候補者」を選出し,12月中に8人に絞り込む。どのような方法で代表8人を選出するかについては,あらためて発表する予定とのことだ。日本代表候補者には,まだ日本では提供されていないスタイル「獣人」と,獣人専用アクセサリがプレゼントされる。

 すでに参加申し込み受け付けが開始されており,期間は12月8日までとなっているので,我こそはという人は,忘れないうちに申し込んでおこう。
 世界大会日本国内予選の詳細や,参加申し込み方法については,公式サイトの特設ページを参照してほしい。

 なお参加資格は,「日本国籍を有する満13歳以上の方」。ちなみに,本作では中学生前後のプレイヤー数が最も多く,その年齢層には強いプレイヤーも多いそうだ。おそらくは年齢制限に引っかかって参加できない「強者」プレイヤーもいるだろうが,ぜひ腕を磨きつつ,次回の開催を楽しみに待っていてほしい。

 ともあれ,日本発のオンラインゲームによる世界大会の開催は,日本のゲーム業界全体にとっても一つのトピックといえるのではないだろうか。佐藤氏によると,同社は「オンラインゲームができるすべての国で,10億人にプレイしてもらう」という目標を掲げてゲームライセンス事業に取り組んでいるという。この大会を一つのきっかけにして,ゲットアンプドの輪が世界規模で広がっていくことに期待したい。(山)


ゲットアンプドR
■開発元:サイバーステップ
■発売元:サイバーステップ
■発売日:2007/02/26
■価格:基本料金無料(アイテム課金)
→公式サイトは「こちら」
ゲットアンプド
■開発元:サイバーステップ
■発売元:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
■発売日:2002/04/26
■価格:サービス終了
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2006.11/20061122201502detail.html