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MMORPG「DEKARON」,初の大型アップデートの内容や不正対策などについて担当者に聞いてみた
2006/12/15 23:34
NeoWiz Japanゲーム事業部 事業室 プロダクトマネージメントチーム チームマネージャー,パク・ジェフン氏
 先日お伝えしたように,MMORPG「DEKARON」で初の大型アップデートが,12月13日に実装された。今回のアップデートでは,攻城戦システム,プライベートダンジョンシステム,新マップ,乗り物などが追加されており,すでにそのうちのいくつかを体験したプレイヤーもいることだろう。

 アップデートが実施された当日に,本作をサービスするNeoWiz Japanを訪れ,同社ゲーム事業部 事業室 プロダクトマネージメントチーム チームマネージャーを務めるパク・ジェフン氏,ゲーム事業部 ゲーム事業室 広報担当の小澤亜希氏,そしてDEKARONのGMを務めるGM.H氏にインタビューを行った。
 今回のインタビューでは,アップデートの見どころのほかに,不正行為に対する取り組みなどについて話を聞けた。また,DEKARONのユーザーIDと,同社が運営するゲームポータルサイト「GameChu」のユーザーIDとの統合に伴って発生したトラブルについても答えてくれたので,本作のプレイヤーは目を通しておこう。

■ギルド間の協力/敵対関係が交錯する攻城戦

4Gamer:
 本日は,DEKARONの大型アップデートなどについて話を聞かせてください。よろしくお願いします。

パク氏,小澤氏,GM.H氏:
 よろしくお願いします。

4Gamer:
 今回のアップデート最大のポイントは,やはり攻城戦システムの実装でしょうか。

パク氏:
 そうですね。今回のアップデートは,韓国では「アクション1」と呼ばれているのですが,攻城戦システムの追加を最大の特徴として打ち出すため,日本ではそのように呼んでいません。
 ですが今後は,日本国内でも「アクション2」「アクション3」といった名称で,定期的なアップデートを行うことになっています。
 攻城戦システムの追加には,ともすれば狩りの繰り返しになりがちだったDEKARONのゲーム性に変化を与え,プレイヤーにモチベーションを持ち続けてもらうという狙いがあります。

4Gamer:
 攻城戦のシステムは,ほかの多くのMMORPGでも採用されていますが,DEKARONの攻城戦の特色はなんですか?

GM.H氏:
 DEKARONの攻城戦には,最大四つのギルドが参加します。攻城戦の第一段階は,守備側の一つのギルドと,攻撃側の三つのギルドによる,城門の攻防です。

4Gamer:
 三つのギルドが協力し合って攻撃するわけですね。



GM.H氏:
 三つの門がありますので,分かれて戦うこともできますが,協力し合って攻撃を行えば,それだけ城門の破壊が容易になるわけです。

パク氏:
 第二段階は,城内での戦いです。第三段階に進むには,五つの守護石のうち二つを奪取する必要があるので,先ほどまで協力し合っていたギルドと敵対することになる可能性があります。やや大げさな表現ですが,ギルド間の協力関係と敵対関係が交錯する点が,DEKARONの攻城戦の面白味だと考えています。

4Gamer:
 攻城戦への参加条件はどうなっていますか?

GM.H氏:
 かなり高く設定しています。今回追加されたプライベートダンジョンで特定の条件をクリアすることと,ギルドレベルが3以上のギルドであることが条件です。
 実際の攻城戦は,2007年1月に実施する予定となっていますので,それまでの間,ギルドメンバーとプライベートダンジョンに挑んで,ギルドレベル向上を目指してください。

4Gamer:
 以前からDEKARONを遊んできた人にとって,新たな目標となりそうですね。
 では,そのプライベートダンジョンの特色を教えてください。

GM.H氏:
 プライベートダンジョンは,攻城戦よりもハードルが低く設定されていますので,幅広い層のプレイヤーに楽しんでもらえると思います。
 プライベートダンジョンだけで手に入るレアアイテムが用意されているほか,ボスモンスターも登場しますので,ぜひ自分の目で確かめてほしいです。

パク氏:
 狩り場が不足しているという現状を改善するために,プライベートダンジョンシステムを導入しました。レベル5から100までを,四つのレベル帯に分けたプライベートダンジョンを用意しています。 プライベートダンジョンには制限時間が設定されていますので,時間内に攻略するには,ギルドメンバー間の役割分担が重要となります。

4Gamer:
 制限時間があるのですか。タイムアップが迫るドキドキ感を味わえそうですね。そういえば,今回のアップデートでは,プライベートダンジョンとは別にマップが追加されているんですよね。



GM.H氏:
 ええ。海中を舞台とする「アクアリス」というマップです。アクアリスでは,キャラクターは,泳いで冒険することになります。

パク氏:
 カロンによって復活させられた,古代アロケン族の怨霊が待ち構えており,宝物を狙う人間達に襲いかかってきます。
 高レベルキャラクター向けのマップで,難度はかなり高く,これまでDEKARONをやり込んできた人にとっての,新たな挑戦となるでしょう。

4Gamer:
 水中の探索も楽しそうですが,陸上の移動に使う乗り物も追加されていますよね。乗り物について具体的に教えてください。

GM.H氏:
 今回のアップデートのもう一つのポイントといえるのが,移動速度が向上する乗り物の追加です。今回は,「グラニー」「シルフィード」「ベントゥス」の3種類が実装されています。

4Gamer:
 見た目がかなり異なりますが,能力にも違いがあるのですか?

パク氏:
 いえ,能力にはまったく違いはありませんので,それぞれのプレイヤーが,見た目の好みで選ぶことになるでしょう。ちなみに,私達がテストを通じて感じたのは,プレイヤーキャラクターの種類によって,似合う,似合わないがあるということです。

4Gamer:
 確かに,3種類の乗り物のスタイルが大きく異なりますから,同じキャラクターでも,どれに乗るかによって雰囲気が変わりそうですね。
 キャラクターが乗り物に乗っている姿を見ると,その状態で戦う様子が目に浮かんだのですが,乗り物に乗ったまま戦えるのでしょうか?

パク氏:
 いいえ。今のところできませんが,プレイヤーの反応などを見つつ,検討していきたいと思います。

(画像上段)「アクアリス」 (画像下段左から)「グラニー」「シルフィード」「ベントゥス」


GM.H氏:
 戦闘は行えませんが,フィールドなどを素早く移動できてなかなか便利ですよ。

4Gamer:
 プレイヤーならきっと,乗ってみたいと思うでしょうね。どうすれば入手できるんですか?

GM.H氏:
 ゲーム内通貨のDILを使い,NPCから購入する方法と,有料アイテムとして購入する方法の二つがあります。

4Gamer:
 多数のプレイヤーが乗り物を手に入れて,乗り回す様子は,なかなか壮観でしょうね。乗り物以外に,追加されたアイテムなどはありますか?

パク氏:
 今回追加されたアイテムは17種類で,その中には,アクアリスを意識して作られた「水着」なども含まれています。この水着自体にはなんの効果もありませんが,遊び心をくすぐるアイテムだと思います。今後もそのようなアイテムを追加していきます。

■今後は日本独自のアイテムなども追加
■韓国でのアップデートを1〜2か月以内に日本へ


4Gamer:
 一般的に日本のプレイヤーは,個性を出せるアイテムが好きですよね。今回追加されたアイテムは,日本で独自に制作されたものですか?

パク氏:
 いいえ,今回は韓国で制作されたものが,そのまま実装されています。ですが今後は,日本独自に企画したアイテムを追加していきますよ。アイテムに限らず,機能的な面でも日本向けに拡充します。
 実は,今回プレスリリースや公式サイトなどで公にしていない部分でも,いくつかの修正を行っています。

4Gamer:
 というと,具体的にはどのような修正ですか?

パク氏:
 一例として,チャットに関する修正が挙げられます。これまでのDEKARONのチャットシステムは,一度に入力できる文字数が40バイトに制限されていました。韓国語の場合,40バイトあれば,十分にコミュニケーションがとれるのですが,日本語だと短文しか入力できませんよね。

GM.H氏:
 そのため,DEKARONのプレイヤーの間で,さまざまな略語が生み出され,今では略語集が公開されているほどです。もちろんほかのゲームでも略語は使われていますが,これほど多くの略語が作られたゲームはないかもしれませんね。

パク氏:
 ただし,略語の充実に伴う弊害もあるわけです。新規のプレイヤーには,とっつきづらさを感じる人もいるでしょうし,実際にプレイするときに不便に感じることが多いですよね。そこで,入力できる文字数を80バイトに増やしました。

4Gamer:
 40バイトというと全角20文字ですから,それが40文字になれば幾分改善されそうですね。

パク氏:
 そう思います。また,IMEとの親和性も高くなり,ゲーム画面内での日本語変換が自然に行えるようになっています。これらは大きな変更とはいえませんが,日本のプレイヤーに喜んでもらえると思います。

4Gamer:
 アップデート内容としてアナウンスされていなかっただけに,プレイヤーにとって,ささやかなサプライズになったかもしれませんね。
 ただ,韓国でのアップデートが,日本サーバーに反映されるまでのタイムラグが大きすぎるとの声も聞かれますよね。なぜ,それほどまで時間がかかったのでしょうか?

パク氏:
 確かに,今回の大型アップデートは,韓国サーバーに実装されてから,約半年後に実施することになります。その間,DEKARONのサービス移管に関する作業や,東京ゲームショウへの出展なども重なり,作業がなかなか進まなかったというのが,正直なところです。

4Gamer:
 では今後,アップデートのタイムラグは小さくなりますか?

パク氏:
 今後予定されているアクション2やアクション3は,韓国での実装後,1〜2か月以内には日本でも提供したいと考えています。

4Gamer:
 今回,長い間アップデートを待っていた人にとって,嬉しい言葉でしょう。実現することを期待していますね。



■ユーザーID統合に伴って発生したトラブル

4Gamer:
 7月に,DEKARONのサービスがNeoWiz Japanに移管され,その後10月には,DEKARONのユーザーIDと,GameChuのユーザーIDとの統合が行われました。このID統合に伴い,一部のプレイヤーのキャラクターが消失してしまうなどのトラブルが起きましたが,その原因はなんだったのでしょうか。

パク氏:
 プレイヤーからの問い合わせを受けて調査した結果,実はキャラクターのデータそのものが失われたわけではないことが判明しました。

4Gamer:
 というと,データ自体は残っているということですか?

パク氏:
 ええ,そうです。GameChuのユーザーIDへの移行手続きを行うときに,各プレイヤーにDEKARONのユーザーIDを入力してもらう場面がありました。ここで入力したIDが1文字でも違うと,新規にIDを発行してしまっていたんです。

4Gamer:
 なんの説明もなく,自動的に新規IDが発行されてしまうんですか? だとしたら,それは誤解されても仕方がないと思います……。

パク氏:
 ええ,ID統合により,どのようなことが起こりうるか,十分に把握できていなかった部分がありました。

4Gamer:
 ちょっとした何か,例えば「このIDは使われていません。新規でIDを登録しますか?」といったメッセージでも表示されていれば,こういう事態は避けられたのではないでしょうか。

パク氏:
 そうですね。不便な思いをさせてしまい,申し訳なく思います。

4Gamer:
 プレイヤーに対しての補償はどのように行ったんでしょうか。

GM.H氏:
 トラブルに見舞われた人には個別に対応しました。トラブルが起きた原因の説明を行い,「Dコイン」を提供するなど,トラブルの原因に応じた対応を行いました。

4Gamer:
 それぞれのプレイヤーさんは,説明や補償などを受けて,納得されていますか?

パク氏:
 すべてのプレイヤーを納得させるのは,難しいかもしれません。これからは,今回のことを良い教訓にして取り組んでいきます。
 今回のトラブルを通していろいろなことを学びましたが,その一つが,これまでの私達の対応には,やや受身的なところがあったということです。

4Gamer:
 受身的なところといいますと?

パク氏:
 つまり,プレイヤーから意見を寄せられてから,動き出していたところがあるということです。しかしこれからは,プレイヤーがDEKARONに対して何を思っているのかを,私達のほうからもっと積極的にリサーチしていくつもりです。

4Gamer:
 プレイヤーとの対話は必要かもしれませんね。今パクさんが考えているのはオフラインイベントですか,それともオンライン?

パク氏:
 やはり,本音で語ってほしいという希望がありますので,オンラインイベントを考えています。目の前では語りづらいかもしれませんし,住んでいる場所によって不公平が出てはいけないと思いますので。

4Gamer:
 では,ゲーム内イベントですね。

パク氏:
 はい,いわゆる座談会イベントなら,さまざまな層のプレイヤーと直接話ができますので,ぜひ実施したいです。

4Gamer:
 プレイヤーとの直接対話では厳しい意見も多く出ますし,なかなか大変だと思いますが,運営側にとって参考になる意見が得られると思います。

■「nProtect Gameguard」の導入による
■不正行為防止効果は?


4Gamer:
 先日,「nProtect Gameguard」(以下,nProtect)の導入が発表されましたね(関連記事)。実際のところ,nProtectによって不正行為をどの程度まで防げると考えていますか?

パク氏:
 nProtectの導入からまもなく2週間が経過しますが,BOTやマクロなどの不正行為に対し,すでにかなりの効果が現れています。
 実は,導入から数日の間は会員数が減ったのですが,これはおそらく,不正を行っていた会員が去っていった分でしょう。会員数の減少は売り上げの減少を意味しますので,導入前から懸念していたことの一つです。
 ですが,私達としては,本当にこのゲームが好きな人が残ってくださればいいと思いますし,もしかしたら,不正行為に嫌気がさしてやめてしまった人が戻ってきてくれるかもしれません。

4Gamer:
 実際に効果が現れているのですね。その後の会員数の変化はどうですか?

パク氏:
 会員数は再び増え始め,プレイヤーからも,だいぶ快適になったという意見をいただいています。長い目で見ると,nProtectを導入したことは大きなプラスになるはずです。

4Gamer:
 きっと,nProtect導入の効果を実感し始めているところなのでしょうね。ただ,nProtectのような技術を導入しても,また新たな技術で対抗される可能性がありますが,今後この問題について,どのように取り組んでいく方針でしょうか?

パク氏:
 運営チームの人員をさらに増やし,監視体制を強化したいと思います。そして,新しいチートやマクロを見つけ次第,nProtectの開発元であるInca Internetと協力し合い,nProtectを速やかにアップデートしていきます。当然,人を増やすとそれなりにコストがかかるわけですが,安心してプレイしてもらうための投資だと考えています。

4Gamer:
 監視体制の強化という話は,不正行為に抵抗のあるプレイヤーにとっても喜ばしいでしょうね。
 ところで,チートやマクロとも関連性のある話ですが,RMTの問題は,MMORPGを語るうえで避けて通れないと思います。この問題についてどのように考えていますか?

パク氏:
 私達も,ほかの多くのパブリッシャさんと同様,RMTは禁止としています。ただ,それを実際にどのように防いでいくのかということについては,他社さんと同じく,頭を悩ませているところです。

4Gamer:
 確かに,難しい問題ですよね。具体的に考えている取り組みがあれば,ぜひ教えてください。

パク氏:
 そうですね。今後は,ほかのパブリッシャと情報を交換しつつ,対策として何ができるのかを共に考えていくことが大切だと思います。
 また私達自身も,nProtectの導入だけでなく,そもそもRMTを行えないよう,システム的な部分でどのような対策がとれるかを考え,実行に移していく必要があります。
 先ほども触れましたが,RMTにつながるような不正行為を厳しく監視する体制を作ることが,その第一歩です。

4Gamer:
 不正行為を見抜くには,やはり人の目が欠かせないわけですね。

パク氏:
 ええ,そのとおりです。
 それと,私達の取り組みとは別の話ですが,最近韓国で,RMTを法的に規制しようとする動きが出てきたことを指摘しておきたいです(関連記事)。私達としては,このような動きには大歓迎で,日本にも波及してほしいと思っています。
 韓国のデベロッパの中には,RMTを防止する仕組みを開発しているところもあるようなので,日本でもなるべく早く取り入れていきたいです。

4Gamer:
 そのような仕組みが現実のものとなり,日本でも提供されれば,日本のゲーム業界に一石を投じることになるかもしれませんね。



■「モナトエスプリ」などの新作についても聞いてみた

4Gamer:
 今回は,DEKARONの大型アップデートの内容などについて聞いてきたわけですが,GameChuでのサービスが予定されているMMORPG「モナトエスプリ」の開発状況についてもぜひ聞かせてください。同作のクローズドβテストは,当初11月に行われる予定でしたが,「2007年」に変更されましたよね(関連記事)。より具体的な時期を,ぜひともお聞きしたいのですが……。

NeoWiz Japanゲーム事業部 ゲーム事業室 広報担当 小澤亜希氏
小澤氏:
 正直なところ,今はまだお話しできる段階ではありません。準備ができ次第,あらためてご案内しますので,もうしばらくお待ちください。

4Gamer:
 それはとても残念です。テストの実施時期が決まったら,ぜひ教えてください。
 ところで,11月に韓国で開かれたゲームショウ「G★2006」で,韓国NeoWizが「WARLORD」「Raycity」「A.V.A」といった注目作を展示しましたよね。これらのタイトルの日本サービスについては,検討していますか?

小澤氏:
 今のところ,日本サービスについては何も決まっていません。

4Gamer:
 そうなんですか。韓国NeoWizがサービス予定のタイトルということで,「日本では,NeoWiz Japanがサービスすることになるのだろう」とついイメージしてしまう人もいそうですね。

パク氏:
 私達はNeoWiz Japanとして,日本のプレイヤーや,ゲーム文化にマッチしたサービスを行っていきたいと考えています。ですから,DEKARONの日本サービスを決めたこともそうですが,私達は,私達独自の考え方でいろいろなプランを練り,実行しているのです。

4Gamer:
 日本に拠点を置くゲームパブリッシャとして,独自のスタンスを持っているんですね。

パク氏:
 そうです。とはいえ,当然ながらNeoWizとも情報のやり取りは行っていますよ。新作のプログラムがNeoWizから送られてきますので,それを実際にプレイし,日本のパブリッシャとしての視点で,インプレッションを報告しています。そして,NeoWizの新作をプレイすることが,別の企画へとつながっていくこともありますね。

4Gamer:
 韓国側の動きにとらわれず,独自の道を歩まれているようですね。
 さて,そろそろ終了の時間のようですね。最後に,DEKARONのプレイヤーや,4Gamerの読者に対して,メッセージをお願いします。

GM.H氏:
 私はDEKARONのGMを務めていますが,一人のゲームファンとして,本作の攻城戦は非常に面白いと感じています。社内での攻城戦のテストプレイでは,いつもかなりの盛り上がりを見せています。参加するためのハードルは低くありませんが,一人でも多くの人に体験してもらいたいです。

パク氏:
 今回のアップデートを皮切りとして,DEKARONは今後大きな進化を遂げていきます。単にシステムや機能が増えるだけでなく,日本独自の要素も追加されますので,これからもDEKARONをよろしくお願いします。

4Gamer:
 DEKARONの今後の展開に期待しています。本日はありがとうございました。

パク氏,小澤氏,GM.H氏:
 ありがとうございました。

 攻城戦システムやプライベートダンジョンシステム,新マップや乗り物などの追加により,DEKARONはその進化の第一歩を踏み出したといえそうだ。ただし,本文中で触れたように,韓国で同じアップデートが実装されてから半年近くが経過しており,それに加え,ユーザーID統合に伴うトラブルが起きたことで,プレイヤーの中には,不満を募らせていた人もいるだろう。

 だが,このインタビューを通して,今後のアップデートがより迅速に行われることや,日本独自の要素が追加されること,そして不正行為への取り組みについて話を聞けた。これから先,それらがどのような形で実現するのか,注目していきたいところだ。

 本作のプレイヤーはもちろんのこと,かつてプレイしていたという人も,今後の展開にも期待しつつ,新しいDEKARONの世界に触れてみよう。(山)


DEKARON
■開発元:ゲームハイ
■発売元:NeoWiz Japan
■発売日:2006/05/25
■価格:基本プレイ料金無料(アイテム有料)
→公式サイトは「こちら」

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