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[韓国ゲーム事情#636]「RO2」,第一次CBT版クライアントの実装内容/操作方法が明らかに
2006/12/22 16:39
Kimの韓国最新PCゲーム事情#636

「RO2」,第一次CBT版クライアントの実装内容/操作方法が明らかに(2006/12/22)

Text by Kim Dong Wook特派員

 Gravityは,12月27日(水)から29日(金)にかけて韓国で実施する,MMORPG「Ragnarok Online 2」(邦題 ラグナロクオンライン2。以下,RO2)の第一次クローズドβテストに関する情報を公開した。
 第一次クローズドβテストは,開発バージョンのユーザーインタフェースが実装されたクライアントを使用し,サーバー負荷と基本システムのテストを目的に行われるもの。
 テスターは,キャラクターの作成/カスタマイズ,基本戦闘,転職システム,Specialityシステム,武器成長システムなどを試すことができるようだ。なお,期間中に開放されるのは,スタート地点である「ホドミメス群島」フィールドのシナリオとクエストのみとなっている。
 ゲームの仕様や操作方法を見ているだけでも,今まで不透明だったRO2の姿が(おぼろげながら)見えてくる。今回公開された情報は,第一次CBTに参加する人のためのマニュアルのようなものではあるが,参加できなかった人でも,目を通す価値はあるだろう。



■キャラクターメイクと武器の命名

キャラクターメイク
 RO2でキャラクターに付けられる名前の文字数は,ハングルで8文字まで。キャラクターの顔は,髪の色(32種類),髪型(11種類),眉(5種類),目の形(6種),瞳の色(32種類)などを設定して作ることができる。
 さらに,頭,体,腕,足など部位ごとに数十種類の装備品やアクセサリを付けることで,個性的なキャラクターを作ることが可能だ。

武器の名前
 RO2の特徴の一つに,キャラクターのみならず武器も成長するシステムがある。武器の見た目をカスタマイズしたり,新しい能力を追加したりできるほか,名前を付けることも可能だ。武器に愛情を持って接し,長期間使って楽しめる仕組みであるといえるだろう。



■ホドミメス冒険家の修練場

 作成したばかりのキャラクターのスタート地点は,「ホドミメス冒険家の修練場」だ。ここは,RO2の世界にやってきたばかりの冒険者達が,ミッドガルド大陸で生きていくために覚えなければならない,生活,戦闘,冒険に関する基礎知識を学ぶ場所である。

RO2の移動方法
 3Dグラフィックスが採用されているRO2では,移動方法が前作と異なっている。具体的には,W/A/S/Dキーで前後左右に動き,マウスで進行方向や視点を切り替えるというFPSライクなものになっている。なお,NumLockキーを押せば,障害物に行き当たるまでオートランが可能だ。

モンスターへの攻撃方法
 ホドミメス冒険家の修練場のフィールドには,モンスター達が歩き回っている。とくに「不十分に熟したプクイ」は,初心者冒険家にとって,格好の相手である。
 攻撃は,キャラクターの正面に位置するモンスターに対して,Fキーを押すか,右クリックをするだけだ。

戦闘ダメージの表示について
 戦闘中は,キャラクターとモンスターそれぞれの頭上に,ダメージ数が表示される。キャラクターの被ダメージは赤,モンスターに与えたダメージはオレンジ色の数字だ。
 モンスターを倒すと,キャラクター経験値(CXP)と職業経験値(JXP)を獲得できる。



クエストについて
 RO2には,公式依頼クエスト,請託クエスト,イベントクエスト,シナリオクエストという4種類のクエストが存在する。なおクエストは,一度に一つだけしか進めることができない。Uキーを押すとクエストリストが表示され,進行中あるいは完了したクエストを確認できる。
 クエストはNPCから受けられる。すべてのNPCがクエストを与えてくれるわけではないが,ゲームが進行していくにつれ,より多くのNPCから,多様なクエストを受けられるようになる。
 なお村には,その村で発生するクエストが記録された,クエスト掲示板が設置されている。この掲示板を通じてクエストを受けることも可能だ。

アイテムについて
 RO2では,モンスターを倒すことで防具やアイテムが入手できる。防具は,顔/頭/体/腕/足など,さまざまな部位に装備できるので,キャラクターのカスタマイズ性は非常に高い。衣服,かばん,グローブ,帽子といった基本的なものだけでなく,ピエロの鼻やウサギの耳,フェイスペインティングなどのユニークな装備も存在する。
 モンスターを倒した場合,そこに近づいてモンスターを右クリックするか,Eキーを押すことで,ドロップ品を回収できる。アイテムを使用する場合には,インベントリ内のアイテムにカーソルを合わせ,右クリックしたときに表示されるアイテムメニューを利用すればいい。
 なお,キャラクターが所有できるアイテム数は100個までとなっている。ゲームを進めていくと,不要なアイテムは破棄して,インベントリを整理しなければならないこともあるだろう(RO2では,アイテムを地面に置けない。アイテムを捨てる場合は完全に破棄することになる)。
 アイテム整理の手段としては,ほかのプレイヤーキャラクターとのトレードも有効。対象キャラクターに近づいて右クリックし,メニューを表示して「取り引き」しよう。

 ちなみに,RO2では,ゼニーとルピーという2種類の貨幣が用意されている。ゼニーは上位貨幣,ルピーは下位貨幣で,1ゼニーは1万ルピーと同等の価値を備えている。



■武器の成長について

 RO2の世界では武器を売買する必要がない。武器はプレイヤーキャラクター自身が作成/成長させていくのだ。武器はキャラクターと共に成長し,外見を変化させたり,新たな能力を付与したりできる。

鍛冶屋の利用
 鍛冶屋は,武器/防具の修理や成長,変形などを担当するNPC。RO2では,武器や防具に耐久度が設定されており,戦闘を通じて少しずつ減少していく。耐久度が0になった武器/防具は,修理するまで使用不可能となる。いざというときに困らないよう,装備修理はこまめに行ったほうがいいだろう。
 武器タイプの変更は,ショートソードをロングソードに,ロングソードを蒸気銃に,といった具合に,武器の形態を変更する機能だ。転職したときには,武器タイプの変更も忘れずに済ませておきたい。
 なお武器は,使うたびに少しずつ経験値が蓄積されていく。武器の成長はレベル制で,経験値を一定値までためれば,レベルアップが可能になる。武器をレベルアップさせるには,必要武器経験値を満たした状態で,鍛冶屋の武器成長メニューを選択すればいい。



■スキルの使用について

 スキルとはRO2の世界でプレイヤーキャラクターが使用する,さまざまな技術を意味する。スキルには相手を攻撃したり,相手からの攻撃を防いだり,相手を治療したりなど,多様な種類があるが,基本的には職業によって,使用可能なスキルが変化する。

スキルの習得について
 スキルは,スキルブックというアイテムを通じて習得できる。ホドミメス村では,ミロスラフバウムというNPCがスキルブックを販売している。
 RO2では自由な転職が可能で,現在の職業のスキルのみならず,以前に別の職業で習得したスキルも使用可能となっている(これをSpecialityシステムと呼ぶ)。同種族/同職業でも,スキルセットの違いによって,まったく異なる能力が発揮できるというわけだ。
 なお,スキルは戦闘スキル/生活スキル/Specialityスキルに大別され,それぞれKキー/Lキー/;キーでリストを確認できる。
 スキルは,スキルウィンドウやクイックスロットを通じて使用する。スキルウィンドウでは,ウィンドウ上に表示されているスキルをダブルクリックして,クイックスロットでは,スロットにスキルを登録した後,対応する数字キーを押して使用する。


ラグナロクオンライン2 -Episode:0 巡りあう大地-
■開発元:Gravity
■発売元:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
■発売日:2007年内
■価格:1980円/30日間(税込),5310円/90日間(税込)
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.12/20061222163932detail.html