[韓国ゲーム事情#654]WindySoft,「塊魂オンライン」を発表
Kimの韓国最新PCゲーム事情#654
WindySoftが,「塊魂」のオンラインゲーム化を発表(2007/1/29)
Text by Kim Dong Wook特派員
サイバーステップが開発したオンラインゲーム「GetAmped」(邦題 ゲットアンプドR)の韓国サービスを手がけ,大成功を収めているWindySoftが本日(1月29日),バンダイナムコゲームスの人気アクションゲーム「塊魂」をオンラインゲーム化することを発表した。
両社は2006年11月に,「塊魂オンライン」(仮題)についての契約を締結し,2007年末のサービスを目標に,WindySoftが開発に取りかかっているという。 独特の世界観とコンセプト,ゲーム性を持つ塊魂のオンラインゲーム化により,カジュアルオンラインゲーム市場に新風が吹き込まれることが期待されている。
塊魂オンラインは,プレイステーション2やPSP向けにリリースされてきた塊魂シリーズの特徴を生かし,対戦モードやコミュニティ機能といった,オンラインならではの要素が加味される計画だ。 ステージやキャラクターコスチューム,レアアイテムが新たに用意されるのはもちろんのこと,ゲーム内で塊にしたオブジェクトを利用して自分だけの島を作れる「ハウスシステム」や,詳細は不明だが「ペットシステム」も取り入れられる予定。 WindySoftの関係者によると,「中毒性の高いBGMや,パッドへの対応など,原作の良さを最大限に引き継ぎたいが,これらはまだ確定事項ではない」とのこと。
WindySoftのLee Han Chang社長は,「バンダイナムコゲームスと共に,世界的に高い人気を誇る『塊魂』をオンラインゲームとして開発できることを,非常に嬉しく思っている。塊魂シリーズの持つ,高いゲーム性に,オンラインゲームの良さをプラスすることで,世界的に高い人気を集められることを期待している」とコメントしている。
なお,バンダイナムコゲームス(日本法人)に問い合わせたところ,同社は,WindySoftに対してライセンスの貸与と監修を行う立場になるとのこと。 バンダイナムコゲームスとしては,急速な拡大を見せている韓国のカジュアルゲーム市場に対し,以前から興味を持っていたという。一方のWindySoftは,世界中で人気を集めている塊魂というコンテンツを使うことで,韓国のカジュアルゲーム市場に新たな潮流を生みだそうという狙いもあるのだろう。双方の希望がマッチしたため,今回の契約に至ったということのようだ。 なお,本作の日本での展開は未定。日本でサービスされるか否かは,WindySoftが作り上げた作品の出来に大きく左右されることになるのかもしれない。
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塊魂オンライン(仮題) |
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