赤ん坊爆走レース「カモンベイビー!」,今後のアップデート予定は?
Taipei Game Show 2007会場で「カモンベイビー!」について説明してくれたのは,韓国SONOKONGのOverseas Business TeamマネージャであるTina Park氏と,Tom Lim氏のお二人だ。まず韓国でのカモンベイビー!のサービス状況だが,アカウント数は5万人で年4回のアップデートを実施。直近に行われた1月のアップデートでは,プレイヤー個人の「パーソナルレコード」の保存と,それをもとにしたランキングシステムが導入されている。
Overseas Business Teamマネージャ Tina Park氏
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韓国の最新版と現在の日本サービスで,仕様やアイテムにどれだけ差があるのかを聞いたところ,現状で大きな違いはほとんどないとのことだった。ただミニゲームについて,日本では「ビンタゲーム」だけだが,韓国では現在これに加えて泳ぐ速さを競う「スイミングレース」がある。逆に,レース部屋に入らなくてもチャットが可能な「ロビーチャット機能」,中から何が出てくるか分からない有料アイテム「ラッキーエッグ」などは日本独自仕様で,韓国にはないのだという。
今後のアップデート予定について,韓国では6月までに四つの新機能が順次実装されるので,その内容を簡単に紹介しよう。
1.ロビーチャット機能 先述のとおりルームに入らなくても友達やほかのプレイヤーとチャットが楽しめる,現状では日本版のみの機能。これが韓国版に逆輸入される形となる。
2.「サバイバル」レース 1対1から最大4対4でのプレイが可能なデスマッチ。お互いぶつかりあったり,武器を使って叩いたりするとHPバーが減少し,相手のそれをゼロにすれば勝ちだ。最後まで勝ち残った赤ちゃんの属するチームが勝利する,一種のPvPモードである。速さを競うレースゲームではないが,ミニゲームではなく,あくまで正規のゲームモードの一つとして扱われる。
3.新アバターアイテム 年4回のアップデートでは必ず新アイテムが追加実装されている。今後も約500個のアバターアイテム導入を考えており,1回のアップデートで最低でも10個は新アイテムが増えるようだ。
4.ゲーム内のビルボード増加 プレイと直接関係ないが,要はコース上に見える,スポンサー広告をさらに増やしていくということ。
今回お話を聞けたのが外販担当のお二人ということもあって,すでに正式サービスが開始されている日本でそのまま2.〜4.が適用されるかどうかは確認できなかったのだが,ミニゲームのスイミングレースを含め,新しいプレイ要素として日本での導入に期待したいところだ。
Overseas Business Teamスタッフ Tom Lim氏
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さて台湾における本作の状況だが,これは代理店を探している最中で,すでに20社とコンタクトし,さらに5〜10社と打ち合わせ予定があるそうだ。Tina氏は「台湾のゲーマーはキュートなキャラクターとゲームが大好きです。台湾ではカジュアルゲーム,とくにレースゲームは盛んですし,カモンベイビー!に対する各パブリッシャの反応も極めて良好でした」と言う。 確かに低年齢層をターゲットにしたカジュアルゲームが多い台湾だが,それは同時にライバルの数も多いということだ。自信のほどを聞いてみると「プレイヤーは他人とまったく同じキャラクターを持ちたくないはず。カモンベイビー!はアバターアイテムのバリエーションも多く,他プレイヤーのキャラクターとの違いが出せますから,必ず人気が出るはずです」と力強く語ってくれた。
Lim氏によれば,韓国では今もオンラインゲームのタイトルとメーカーが増え続け,競争に勝つのが非常に厳しい状況だという。それゆえに同社は今後の方針として,国内ではなく海外市場への製品展開を最重要視していくそうだ。もしかしたらカモンベイビー!の赤ん坊達も,さらに海を渡って爆走し続ける……のかもしれない。(ライター:麻生ちはや)
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カモンベイビー!(Come On Baby!) |
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