武藤敬司さんとリアル対局! ハンゲーム「麻雀3」オフライン大会開催
実況を務めた井出洋介名人(右)と草場とも子さん(左)
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ハンゲームの大人気コンテンツ「麻雀3」のオフライン大会として,NHN Japanは4月21日,「黄金リーチ棒争奪戦」を開催した。 大会に出場したのは,約5200名の応募者の中から選ばれた雀士,計10名(うち3名は欠席)。まずは彼らで「予選会」を行い,これを勝ち抜いた上位2名が特別ゲストのプロレスラー武藤敬司さん,プロ雀士成瀬朱美さんと実際の麻雀卓を囲んで,「黄金リーチ棒」をめぐり最終対局に挑む。 また,麻将連合-μ-(ミュー)の井出洋介名人と草場とも子さんが大会の実況を行い,その内容はムービーとして後日,ハンゲームに掲載される。
NHN Japanのオフィス内に用意された特設会場で,2:00PMに開会式が行われた。森川副社長による挨拶のあと,大会のルール説明がなされ,選手達は予選会会場へと移動。そこには8台のPCが並べられており,「麻雀3」による対局が行われた。
会場は恐ろしく静まり返り,会話はもちろんBGMもない緊迫した空気の中,2:20PMに対局が開始された。なお,予選会の出場者とルールは以下のとおり。
[出場者] dftさん G2さん MK5355さん こばまるさん てつさん ヒロさん 虎さん NHNスタッフ
■ルール 半荘戦,2万5000点持ちの3万点返し 割れ目:なし クイタン:あり ウマ:10-20 あがり:頭ハネ 赤牌:なし 焼き鳥:なし チップ:なし 飛び:あり 途中流局:あり 流し満貫:あり
対局スピード:超高速
予選は,A卓とB卓を用意して4人ずつ対局し,A卓の1位と3位,B卓の2位と4位で新たに2回戦のA卓を,B卓の1位と3位,A卓の2位と4位で新たに2回戦のB卓を,といった形で計3回行われ,その3回の総得点数で順位を決定する。 2回戦が終わった時点でトップが+40,ほか5名がプラスで,マイナスが込んでいる下位2名を除いて誰もが決勝進出を狙える状況(しかもマイナスのうち1名はNHNスタッフ)。まさに接戦である。
そんな中,4:20PMに三回戦が終了。参加者は最初に開会式が行われた特設会場に移動し,緊張の中,最終発表を待つこととなる。結果は以下のとおりとなった。
■順位 1位 G2さん 2位 虎さん 3位 dftさん 4位 てつさん
プロ雀士の成瀬朱美さん(左)とプロレスラーの武藤敬司さん(右)
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結果発表に続いて,特別ゲストのプロ雀士の成瀬朱美さんとプロレスラーの武藤敬司さんが会場に現れ,「今日すごい楽しみにしていました」(成瀬さん),「よろしくお願いします」(武藤さん)と,それぞれ挨拶。井出名人の「武藤さんは以前,ハンゲでポンというイベントにも参加し……」という説明に,「ハゲですもん」と返して笑いを取っていた武藤さんは,実際,以前行われたオンラインイベント「ハンゲでポン」にも参加している。しかしそのときはPCの扱いに慣れておらず,マウスでの操作に苦労するといった一面もあったらしい。今回は麻雀卓を囲んで実際の麻雀を打つということで自信も満々,「リアルということで(対戦者を)眼力で威嚇していきます」と,再度笑いを取っていた。
今回のイベント用に用意されたのは,麻雀用具「ささき」の提供による最新全自動卓「アモス・アルティマ」。これは最初から全員に配牌済みの状態で麻雀牌が卓から出され,さらに全員の点数をいつでも自動で読み取って集計してくれるという,全自動にもほどがある(?)麻雀卓だ。さらに卓には4台のカメラが設置され,対局者全員の手の様子がリアルタイムで,井出名人の実況する特設会場に中継される。ギャラリーは椅子に座りながら,大スクリーンに映し出される4人分の手の内を,井出名人の実況付きで楽しめるのだ。
4:50PM,虎さんの親で東一局がスタート。これは成瀬さんの300・500で軽く流れ,武藤さん親の東2局。ここでマシントラブルの関係か,G2さんが11枚しかない少牌というトラブルに見舞われる。アガリ放棄のまま試合は続行され,容赦なく成瀬さんと武藤さんがリーチ。結果は武藤さんが親っパネツモで6000オールをあがり,トップに躍り出る。 続く東2局1本場は親がオリて流局となり,プロの成瀬さんが親の東3局。ここでG2さんが1000・2000をツモり,自分が親の東4局へと進める。ここで好手が入ったG2さんは発中待ちのリーチをかけ,武藤さんが痛恨の親マンを振り込みトップ逆転。続く1本場は成瀬さんのリーチに虎さんが7700点を振り込み,激しい叩き合いの中で南入となる。ここまでの得点は,以下のとおり。
G2さん 34800点 成瀬さん 25700点 武藤さん 28000点 虎さん 11500点
5:25PM頃に南1局スタート。苦しい立場の虎さんにとっては最後の親,なんとかしたいところだったが,東1局と同じように成瀬さんが400・700で軽く流して南2局。ここで親の武藤さんから「半荘1回じゃつまんない」というセリフが出たためNHN Japanのスタッフがざわめき,なんと優勝が決まったあとにエキシビジョンマッチが行われることが急きょ決まった。ちなみに対局卓は基本的にしーんと静まり返っており,武藤さん一人がたまにしゃべっては周囲を笑わせるという状況。 武藤さんが親の南2局は流局が2回続き,2本場。成瀬プロが中ダブ南で1000・2000をアガり,前2局のノーテン罰符と合わせて逆転トップに。南3局,成瀬さんは親マンテンパイするも,途中でカン8萬からシャンポンに待ちを変え,これが運命を変えることとなる。4分割スクリーンで見ている特設会場では,すでに成瀬さんの待ち牌が純カラ(1枚も残っていないこと)となっていることが見えており,その後,成瀬さんが8萬を何度かツモるたびにため息が漏れる。結果,流局。 南3局1本場,再びチャンスがやってきたG2が,虎さんにダブ南ホンイツをブチ当ててトビとなり,武藤さんの「なんだよー」というセリフと共に半荘終了。結果は以下のとおりとなった。
1位 G2さん 2位 成瀬さん 3位 武藤さん 4位 虎さん
優勝者のG2さんは「武藤さんのファン」ということで,黄金リーチ棒もさることながら,武藤さんと直に対局できたことが何物にも替え難い良い思い出となったことだろう。約5200名の応募者の中から選ばれたことを,本当に幸運と感じていたようだ。 授与式では成瀬さんが2位賞状および賞品授与を辞退したので,優勝賞品の「黄金リーチ棒」はG2さんに,2位賞品の「純銀リーチ棒」は虎さんに贈られることとなった(名前を彫るため後日渡される模様)。 その後は予選会の3位と4位が卓に呼ばれ,武藤さんと成瀬さんの「エキシビジョンマッチ」に参加する幸運を手にしたのであった……が,こちらはプライベートな対局に近かったので詳細は割愛させていただく。 麻雀ファンならびに武藤敬司ファンは,第2回が開催されることを祈りつつ麻雀の腕を磨き続けよう。(Kawamura)
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