ニュース
5月25日発売の「Halo 2」Windows Vista版のスクリーンショットを掲載
2007/04/24 19:01
 「マスターチーフ」という,マスターでチーフなのだからたいへん偉いとしか思えない主人公(本当は「上級曹長」ぐらいの意味)が,人類をエイリアンから守るためたいへんな重装備で活躍するFPS,「Halo: Combat Evolved」(邦題 ヘイロー コンバット エボルヴ)の初登場は2001年11月のことだ(日本では2002年4月)。発売されるとたちまち大ヒットし,その年,Microsoftが市場に投入したゲーム機であるXboxのローンチに大きく貢献するとともに,それまであまりパッとしなかったシカゴのデベロッパ,Bungie Studiosを設立10年目にして一躍スターダムに押し上げた。
 もともとHaloは,PCおよびMacintosh用のオンラインFPSとして開発されていたが,開発途中の画面を見て「これはいける!」と踏んだMSは,ただちにBungieを傘下におさめて本社のあるワシントン州に呼び寄せ,HaloをXbox用として開発し直させた。当時,コンシューマ機でFPSをプレイするのは無理だと思われていたが,わずか1年ちょっとの開発期間にもかかわらず,BungieのスタッフはXboxのコントローラを徹底研究するとともに,できる限りオートエイムを使わない操作性を追求し,当時としては美しいグラフィックスと,壮大な世界観とも相まって,大成功を収めたのである。2003年にはWindows版(およびMac版)のHaloも発売されているので,「プレイした」というPCゲーマーもいるはず。



 「Halo 2」は約3年の制作期間を経てリリースされた,Haloの続編である。2004年5月のE3(Electronic Entertainment Expo)では「Best Console Game」「Best Action Game」「Best Online Multiplayer」の三冠に輝いてその期待の高さを示し,11月の発売後はこちらも予想通りの大ヒットとなった。
 さて,そんなHalo 2のWindows Vista版「Microsoft Halo 2 for Windows Vista 日本語版」が,別記事でもお伝えしたように,2007年5月25日に発売され,同時にGame for Windows - LIVEサービスが開始されることになった。というわけで,4Gamerが入手した評価版のスクリーンショット36点を掲載してみよう。
 Halo 2は,あんまり書くとネタバレになっちゃうので話しにくいが,意外な展開を見せるストーリーラインが特徴で,Haloで敵だったコヴナントにいろいろなことが起きたりするのである。さらに,種類の増えた銃器類やヴィークル,そして追加されたオンライン対戦(PC版Haloにはオンライン対戦あり)などが目玉フィーチャー。
 スクリーンショットに見るグラフィックスはさすがにやや古めで,Vista専用タイトルでありながらDirectX 10に対応していないところにも一抹の寂しさを感じずにはいられないが,シリーズ通算で600万本以上の実績を誇るXbox最大のキラータイトルがどんなものだか興味ある人は,ぜひチェックを。(松本隆一)

■「Microsoft Halo 2 for Windows Vista 日本語版」のSS集は「こちら」


Microsoft Halo 2 for Windows Vista 日本語版
■開発元:Bungie Studios
■発売元:マイクロソフト
■発売日:2007/06/21
■価格:7140円(税込)
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2007.04/20070424190104detail.html