AOpen,GeForce 7800 GTX搭載カードを発表
台湾AOpenは21日,未発表のNVIDIA製グラフィックスチップ「GeForce 7800 GTX」を搭載するグラフィックスカード「Aeolus 7800GTX-DVD256」を「こちら」で発表した。繁体字中国語による製品紹介ページ(「こちら」)には,GeForce 7800 GTXが,かねてより噂されてきた開発コードネーム「G70」に相当するグラフィックスチップであることを示すかのような記述も確認できる。
製品発表によれば,GeForce 7800 GTXのメインフィーチャーはCineFX 4.0 Shading Architecture。AOpenは「現行製品に対してほぼ2倍のシェーダ性能を持つ」としている。残念ながら動作クロックなど,細かなスペックは明らかになっていないが,AOpenから提供された資料によれば,Aeolus 7800GTX-DVD256は以下のような仕様になっているようだ。
AOpenから公式に提供された資料
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・256MB(256ビット接続)のGDDR3 SDRAMを搭載 ・Intellisample 4.0 Technology対応 ・UltraShadow II Technology対応 ・NVIDIA SLI対応 ・PureVideo Technology対応 ・H.264ファイル再生時におけるハードウェアベースの再生支援機能搭載 ・次世代Windows「Longhorn」(開発コードネーム)対応 ・出力インタフェースはデジタルRGB(DVI-I)×2,コンポーネント×1 ・カードサイズは111×229mm ・動作には,12Vラインが22Aある,350W以上の電源ユニットが必要 ・NVIDIA SLI動作には,12Vラインが30Aある,500W以上の電源ユニットが必要
現時点で価格は未定だが,日本法人であるエーオープンジャパンによれば,6月27日に発売予定とのこと。秋葉原のPCパーツショップであるフェイスの通販ページ価格表(「こちら」)によれば,各社のGeForce 7800 GTX搭載カードの価格は6万〜7万5000円程度なので,Aeolus 7800GTX-DVD256もこのあたりの価格で販売されるものと思われる。
いずれにせよ,NVIDIAの新型グラフィックスチップがいよいよ姿を現したわけだ。NVIDIAのOEMが製品を発表した以上,正式なリリースも間近と思われ,NVIDIAの周囲から目が離せなくなってきた。(佐々山薫郁)
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