カードメーカーが一堂に会す「NVIDIA EXPERIENCE DAY」開催
エクスペリエンスゾーン(PC展示スペース)に,多くの来場者が殺到。ダイビルはJR秋葉原駅の隣とアクセスが良いため,今後多くのイベントが開催される場所となるだろう
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去る7月17日,秋葉原のダイビル2階秋葉原コンベンションホールで,NVIDIAのプレス/一般向け自作PCイベント「NVIDIA EXPERIENCE DAY」が開催された。 本イベントは,NVIDIAの最新グラフィックスチップGeForce 7800 GTXを搭載したカードメーカー各社のオリジナルPCを,来場した人に実際に触って体験してもらおうというもの。参加したカードメーカー/ショップは計11で,小規模なブースに自社の自慢のハードを展示し,「バトルフィールド2」や「リネージュ2」といったゲームを試遊させるというスタイルで行われた。 参加したメーカー/ショップは以下のとおり。
■NVIDIA EXPERIENCE DAY参加メーカー/ショップ ・Albatron Technology ・AOpen ・ASUSTeK Computer ・エルザ ジャパン ・九十九電機(eX.Computer)/九十九電機(TSUKUMO) ・GIGABYTE TECHNOLOGY ・MSI ・XFX ・Leadtek Research ・サードウェーブ(ドスパラ) ・マウスコンピュータージャパン
各メーカーのオリジナルPCを展示。すべてのPCがGeForce 7800 GTXを搭載しており,全体的に壮観な風景だ。もちろん,一般のハードウェアファンにとっては,実機を前にハードが調査できるまたとないチャンスということで,メーカーのデモ担当者は常に質問責めに
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どのメーカーも,"最強マシン"を謳い,アクリルの透明ケースで覆ったGeForce 7800 GTX搭載PCを展示。もちろんハードウェアの性能を最大限に生かすため,2枚のグラフィックスカードで処理を分担して高速な描画を実現する「SLI」を用いた構成が,大半を占める。チップ構成は同じでも,マザーボードやグラフィックスカードの種類によって,取り回しの違い,ファン形状による配置の違い,また排熱機構や静音性能の違いなど,細かく特徴が異なる。来場者も筋金入りのハードウェアマニアが多いらしく,メーカーの説明員からNVIDIA担当者までを引っ張り回して,熱心に質問を重ねていた。
GeForce 7800 GTXは,言わずと知れたNVIDAの現行のフラグシップとなるグラフィックスチップだが,実際に市販のゲームタイトルを使ってどれぐらいのパフォーマンス/描画クオリティが得られるのかは,購入した人以外,なかなか体感する機会はない。ましてや,SLIでカード2枚構成を実現しているユーザーは一握りだろう。今回のイベントは,日頃からハードウェアの情報を追っている人以外のゲームファンにも,本グラフィックスカードへの訴求力を高めたはずだ。 ちなみにエクスペリエンスゾーンで,最も多くデモに採用されていたゲームタイトルは,エレクトロニック・アーツの「バトルフィールド2」。ずいぶんと盛大にデモが行われていただけに,イベントを機に,ハードウェア買い換えを考えたプレイヤーも多いだろう。
また当日は,ハードウェアの展示以外にも,ゲームメーカー各社によって,本グラフィックスカードを使用したゲームのデモンストレーションも行われた。このトークセッションに参加したメーカー/タイトルは以下のとおりだ。
■トーク&デモセッション参加ゲームメーカー (カッコ内は使用タイトル) ・NVIDIA(Luna & Mad Mod Mike / Unreal Tournament 2007) ・エレクトロニック・アーツ(バトルフィールド2) ・スクウェア・エニックス(エバークエストII) ・ナムコ(NEW SPACE ORDER) ・ハドソン(Master of Epic:The ResonanceAge Universe)
トークセッション会場前は,常に長蛇の列が
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トークセッションは,カードメーカーの展示スペースの裏手にある,100人ほどの観覧者を収容できるイベントスペースで行われた。 ここでは,各メーカーが自社自慢のタイトルをGeForce 7800 GTX(SLI)搭載PCを用いて紹介。NVIDIAのセッション以外は,グラフィックステクノロジーのデモというよりも,ゲームそのものの魅力を伝えるというコンセプトで行われたが,どのセッションもイスに座り切れず立ち見の観客ができほど,大盛況だった。 NVIDIAのデモとはいえ,,「Unreal Tournament 2007」が日本で初めて正式にお披露目されたのも,人気を博した大きな要因だろう。
【上段】Luna&Mad Mod Mikeのデモ。HDRレンダリングやパーティクルなど,主に光源周りのテクノロジーを解説 【下段】トークセッションでは,来場者に各種アイテムがその場で当たる抽選会も実施
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【上段】やはり来場者一番のお目当ては「Unreal Tournament 2007」だろうか。見られたのはごくごく限られたシーンだったが,Unreal Engine 3の技術解説はかなり見物。ピクセルシェーダを用いて,いかにグラフィックスの精度を落とさずに少ない頂点数を実現するか,という部分の説明に,多くの時間が費やされた。 【下段】エバークエストIIの解説には,スクウェア・エニックスのSage Sundi氏が登場
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さて,前述のとおり今回のイベントでは,Epic Games開発(海外でのパブリッシャはMidway)の最新FPS「Unreal Tournament 2007」も展示されたわけだが,一般向けにはあくまでも"非プレイアブルの形"でのお披露目。本作の発売は2006年度とまだまだ先とはいえ,「こちら」のムービーを見た人などは,そろそろ実際のプレイフィールなどが気になってきたころだろう。
今回4Gamer編集部では,イベントの開始1時間前にNVIDIAブースにお邪魔して,無理を言って,デモンストレーターにUT2007でこちらがリクエストしたシーンを見せてもらった。しかも,「ただ見るだけでは……」ということで,Unreal Tournament 2004の有名プレイヤーであるCrize氏を呼んで,彼なりの視点で,UT2007をレポートしてもらうことにした。 UT2007のほんの触りの部分だけという,極めて限定された内容でのインプレッションとなるが,近日中に氏のレポートを掲載予定なので,お楽しみに。(Gueed)
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