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[E3 2007#08]“ジェネラル・ブリティッシュ”ことリチャード・ギャリオット氏自らが解説する「Tabula Rasa」ムービー
2007/07/12 19:59
 [E3 2007#02]でお伝えしたように,E3 Summit 2007初日の7月11日(現地時間),ロード・ブリティッシュならぬ“ジェネラル・ブリティッシュ”という新たな名前をひっさげたRichard Garriott(リチャード・ギャリオット)氏が,自ら4Gamerスタッフに「Tabula Rasa」をデモンストレーションしてくれた。
 本記事で紹介するのは,そのときのデモ画面を撮影したものだ。体の一部だが,コスプレしたギャリオ……もとい,ジェネラル・ブリティッシュのお姿も拝見できるので,ファンは必見だ。

 なお,このデモンストレーションは約20分に及んだので,ここではそのうちの2場面を抜き出して,ムービーとした。

 →Tabula Rasaムービー#1は「こちら」(4分21秒:WMV)
 ダウンロード詳細:68.2MB(71,530,829バイト)

 →Tabula Rasaムービー#2は「こちら」(3分40秒:WMV)
 ダウンロード詳細:55.7MB(58,453,834バイト)


 さて,せっかくのジェネラル・ブリティッシュの解説だが,英語が苦手という人には,さすがに内容を理解するのは厳しいかもしれない。ここで,ムービーにしていない部分も含め,同氏の解説全体をザックリ紹介しておこう。

 まず見せてくれたのが,フォリアンという種族が住む,フォリアスという場所。ここは,中〜高レベルのキャラが集うところであるという。なお,デモで使用していたキャラクターはレベル40だった。
 高い塔のある,どこか暗い雰囲気の漂うフォリアスをひととおり見た後は,すぐにベイン達との戦闘シーンに移った。戦闘の舞台は,フォリアス達の守る砦だったが,その砦がときにはベイン達によって占領されているなど,世界は常にダイナミックに変化しているという。

 静止画を見る限りでは,SFアクションゲームである本作だが,実際にプレイしているところを見ていると,土嚢で作ったバンカーに身を隠しながら戦ったりするなど,第二次世界大戦もののFPS(本作は三人称視点)に通じるところがあるようだった。
 なお,一般的なFPSのように,攻撃されたときに,その攻撃を受けた方向が画面表示で分かるようになっているのだが,その表示が黄色と赤の,2色に分けられている。黄色の場合,バンカーなどによって体の露出が少ないことを示しており,当然敵からの攻撃の命中率は下がる。逆に赤い場合は露出部分が多く,敵からの攻撃が当たりやすいというわけだ。

 ちなみにこのとき,ジェネラル・ブリティッシュが自信満々に話していたのが,“ミニマムなインタフェース”について。画面を見れば分かるとおり,確かにアイコンやスロットのたぐいが少なく,ほぼ画面いっぱいを使ってゲームを楽しめるというわけだ。



 続いて,クラスチェンジの話に(Tabula Rasaムービー#1は,このあたりから)。プレイヤーキャラクターはすべてリクルートというクラスからスタートし,成長することで,スペシャリストかソルジャーに転職できる。そしてソルジャーならさらにレンジャーかコマンドに,そしてレンジャーならスナイパーかスパイに,というふうに枝分かれしていくのだ。
 これだけなら,似たようなシステムを持つオンラインRPGはいくらでもあるが,ちょっと面白いのが,いつでも簡単にクラスチェンジできるというシステム。例えばコマンドで,いったんソルジャーに戻って,すぐさまレンジャーになる,ということが可能なのだ。多少のデメリットもあるようだが,ギャリオット氏曰く,キャラクターを作り直すことなく,さまざまなクラスを楽しめるようにしたとのこと。

 なお,Tabula Rasaムービー#1で撮影しているのは,イーローという先住民族が住んでいた,イーローベールと呼ばれる場所。人間達とベイン達が,まだイーロー達が生存しているという噂を聞きつけ,その真偽を確認するためにやってきて鉢合わせし,戦闘が発生したという状況だ。
 ここには,ヒールを行う者や,ゴールドバブルと呼ばれるシールドで味方を保護するベインが登場する。このシールドを張られた場合,シールドの内側に入らなければ攻撃できないという。

 このほか,オーソポストという場所(Tabula Rasaムービー#2参照)や,ネットガンという,蜘蛛の巣のようなものを敵に向かって放つ武器などを,デモンストレーションでは確認できた。(Iwahama)






Richard Garriott's Tabula Rasa
■開発元:Destination Games
■発売元:NCsoft
■発売日:2007年内
■価格:未定
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2007.07/20070712195918detail.html