プレイレポート
発掘作業と前線基地の拡張を繰り返し,目指せホリキング! 「お宝発掘 ホリキング」のプレイレポートを掲載
ホリキングの舞台となるのは,西暦2032年の地球をモチーフにした架空世界。巨大隕石の衝突により,これまでの文明が丸ごと地中に埋まってしまったという設定だ。
文明復興を目指す人類は,地中に埋もれた“ロストテクノロジー”を掘り出すのに躍起になっており,“大発掘時代”のまっただ中にある。プレイヤーキャラクターは発掘隊の一員として,ダンジョンを掘り進んでさまざまなお宝を獲得し,究極の発掘者たる“ホリキング”を目指すことになる。
「お宝発掘 ホリキング」公式サイト
本作にはダンジョン攻略要素とは別に,地上における活動要素も用意されている。例えば各プレイヤーに与えられる“前線基地”では,ダンジョンで見つけたオブジェクトなどを配置できる。そのほかにもNPCからミッションを受けたり,同じ発掘隊に所属するメンバーとダンジョン攻略を競ったりと,さまざまなコンテンツが用意されているのだ。
地下では宝探しに励み,地上では前線基地のカスタマイズに励む。ホリキングではこの2つの要素がうまく融合されており,止めどきが難しいゲームに仕上がっている印象だ。
モンスターとの戦闘と発掘作業が楽しめるダンジョン攻略
お宝の代表例は“メテオライト”と呼ばれる鉱石である。これはダンジョン内の土壁に埋まっており,ピッケルなどで掘り崩すことでたまに得られる。メテオライトの色によって価値が異なり,レアなものを得るには深い階層まで行かねばならない。とにかく掘って掘って掘りまくりながら,下層へ続く階段を見つけ,よりレアなメテオライトを掘り起こすのだ。
ちなみに,本作をプレイして強く印象に残ったのは,この“掘る”アクションの気持ちよさだ。マウスボタンを押しっぱなしにすると,「ガッ,ガッ,ガッ」と小気味いい音がテンポ良く響く。また,土壁が複数のマスで構成されている場合は,連鎖的に堀り崩せるのも気持ちがいい。
土壁によって堅さが異なり,掘り崩すのに長い時間を要することもあるし,冒険中にモンスターと遭遇することもある。時と場合に応じてキャラクターの装備を使い分けるのが攻略のポイントとなる。
アイテムは掘削用と対モンスター用に大別され,それぞれいくつかのタイプが用意されている。ゲームの序盤でも,ピッケルやドリルなどの掘削用アイテムが入手できるのだが,ドリルなら堅い壁を「ガガガガガッ」と(ピッケルなどよりも)早く掘れる。ただしドリルの使用時は“バッテリー”を消費してしまい,これは地上に戻るか,専用のアイテムを使わないと充電できない。地中奥深くを目指すなら,効率よく掘り進むために,バッテリーなどのリソース管理も重要になってくる。
一方で,どちらかというとモンスターに対して有効な,“ハンマー”や“ナイフ”といった武器も用意されている。
ダンジョン内を探索していると,元々は地上にあった,さまざまなオブジェクトを発見できる。先述したように,ホリキングではこれらのオブジェクトを,自分の前線基地に持ち帰ることが可能だ。
その際の操作は,Hキー(ホールド)でオブジェクトを持ち上げた後に,“アイテム転送装置”などを使う。オブジェクトにはかなりの種類があり,柵や電柱といった小物から,“一軒屋”そして“山手線の車両”といった巨大なモノもある。これらをひょいと持ち上げる様はなかなかコミカルだ。
こういった各種オブジェクトやメテオライトを地上に持ち帰ることで,ゲーム内マネーやポイントに換算できる。そうやって冒険を繰り返していけば,発掘者としてのランクが上がり,より手ごわいダンジョンへと挑戦できるようになるわけだ。
前線基地のカスタマイズが楽しい地上部分
前線基地には,冒険に役立つ機能も用意されている。たとえば前線基地には,自分専用のダンジョンの入口が用意されており,ここではほかのプレイヤーに邪魔されずに,自分のペースで冒険が楽しめる。
そういった自分専用のものとは別に,ほかのプレイヤーキャラ達が行きかう,ロビーエリアとしての前線基地もある。ここには,ピッケル,ハンマー,ドリル,ナイフといった武器別の工房があり,合成などのパワーアップが行えたりするのだ。
ロビーエリアにもダンジョンの入口があるが,ここは個人用とは異なり,誰でも入場でき,攻略情報は1週間程度でリセットされる。リセットされるまでは,先人が掘り崩した地形もそのままなので攻略しやすいが,地中に眠っているお宝は早い者勝ちというわけだ。
ブラウザゲームということで,プレイ中は必要なデータが随時ダウンロードされるのだが,少なくともソロプレイ用のダンジョン攻略では,ストレスを感じずにプレイできた。ただ,さすがに大人数が集まるマルチプレイでの攻略は,通信環境によっては多少もたつくことがあった。
ともあれ本作は,ブラウザゲームとしてはあまり体験したことのないゲーム展開が楽しめる作品なので,興味を持った人は気軽にプレイしてみてほしい。
「お宝発掘 ホリキング」公式サイト
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