奥谷海人のAccess Accepted
Access Accepted第723回:それでもデューク 〜 突然のアーリービルト流出で,「Duke Nukem」のIPを取り巻く実情が明らかに

かつては一世を風靡したFPSジャンルの代名詞的な存在が“デューク・ニューケム”だ。最近になって,2011年にリリースされた「Duke Nukem Forever」のアーリービルド版が突然リークされ,当初の開発会社であった3D Realmsの設立メンバーの発言から,ギネスブックに記載されるほどの開発延期に見舞われ続けた本作の実情が浮かび上がってきた。
Access Accepted第722回:ゲーム内広告に向き合うプラットフォームホルダーたち

Free-to-Play,サブスクリプションサービス,ライブゲーム,クラウドゲーム――。ここしばらくの間にゲーム業界のビジネスモデルやその構造は大きく変化しているが,マイクロソフトやSIEが「ゲーム内広告」の研究開発を行っているという情報が伝えられ始めており,今世代中にはゲームビジネスは新たな局面を迎えることになるのかもしれない。
Access Accepted第721回:南カリフォルニア大学の恒例ゲームイベント「USC Game Expo」は今年も開催。大学におけるゲーム開発の取り組み

南カリフォルニア大学が,今年で6回目となるゲームイベント「USC Game Expo 2022」を日本時間の5月13日に開催することをアナウンスした。映画芸術学部のインタラクティブ・メディア&ゲーム部門が設立されてからはや20年。今回は,そんなアメリカ教育機関のゲーム開発における取り組みを紹介していこう。
Access Accepted第720回:キャンセルとなったE3 2022。大きく変わる大規模ゲームイベント

過去,四半世紀にわたってゲーマーをエキサイトさせてきたゲームイベント「E3」が,今年は現地での開催のみならず,オンライン開催も含め中止となってしまった。パンデミック以前からパブリッシャ離れが進んでいたE3だが,今後の新作発表の行われ方に対するさらなる変化の兆しでもあるだろう。
Access Accepted第719回:GDC 2022で見えてきた,“現実”と直面するゲームデベロッパ

3年ぶりにカリフォルニア州サンフランシスコで開催されたGDC 2022。600種を超えるセッションが次から次へと開催され,ゲーム開発者たちの熱量も十分に感じられるものだった。そうしたセッションの中でも気になったのは「週休3日制」や「DE&I」といった企業改革が推進されてきている,という話だ。
Access Accepted第718回:「GDC 2022」が開幕。IGFの大賞にノミネートされた6作品を紹介

北米時間の3月21〜25日までの5日間にわたり,ゲーム開発者会議であるGame Developers Conference 2022が,今年はオンラインだけでなくオフラインでも併催される。この開催期間中に行われるインディーズゲームの祭典「Independent Games Festival」の大賞にノミネートされている個性的なタイトルを紹介しておこう。
Access Accepted第717回:Activision Blizzardの買収合意に絡みインサイダー取引疑惑が浮上

2021年にカリフォルニア州政府から,セクシュアルハラスメント疑惑に絡んで訴訟を起こされたActivision Blizzardは,半年後の2022年1月にMicrosoftとの巨額買収合意をアナウンスした。しかし,自殺した元従業員の親族から告訴されていることに加え,今回インサイダー取引の疑惑までが報道されるなど,まだまだ混乱は続きそうだ。
Access Accepted第716回:ウクライナ侵攻でゲーム業界はどう動いたか?

2月24日に開始したロシアのウクライナへの軍事侵攻も,本稿が掲載される時点ですでに2週間目となる。ウクライナにもゲームデベロッパは少なからず存在するし,ゆかりのある業界関係者も少なくないが,この大きな危機に瀕して寄付をしたり呼び掛けたり,自身を含む近辺を報告したりとさまざまな形で手が差し伸べられている。
Access Accepted第715回:クラウドファンディング「Kickstarter」の現状

日本でもしっかりと定着した感のある“クラウドファンディング”という事業モデルだが,その最大手でもあるKickstarterでは,毎年400本前後のゲームプロジェクトのキャンペーンが行われ,独立系スタジオや開発者の企画実現や雇用を生み出すことに貢献している。その最新動向についてまとめておきたい。
Access Accepted第714回:ゲーム市場で存在感をなくしつつある「Google Stadia」の現在

2019年11月に鳴り物入りでサービスを開始したGoogleのクラウドゲームサービス「Stadia」に黄信号が灯っている。うねりを挙げて変化を続けるゲーム業界だが,Googleのクラウドゲームビジネスへの参入失敗ともいえる最近の動きについてまとめておこう。
Access Accepted第713回:「ライブゲーム」を機軸に,SIEによるBungieの買収を考える

大型買収が続き,業界再編の動きを見せるゲーム業界。今回は,米国時間2022年1月31日に発表されたソニー・インタラクティブエンタテインメントによるBungieの買収について解説する。Bungieは独立したデベロッパとしてマルチプラットフォームでのリリースを継続するとしており,買収したメリットが分かりづらい。キーワードとなっている「ライブゲーム」にその答えがあるようだ。
Access Accepted第712回:「メタバース」を機軸に,MicrosoftとActivision Blizzardの買収合意を考える

MicrosoftがActivision Blizzardを約687億ドル(7兆8742億円)で買収したことが大きな話題となったが,買収に当たって重要な役割りに挙げられたのが“メタバース”だった。メタバースはまだ実現しておらず,多くのゲーマーはピンと来ないかもしれないが,そこへの先行投資は急ピッチで進められているようだ。
Access Accepted第711回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)

年の初めからTake-Two InteractiveやMicrosoftによる買収劇が繰り広げられ,業界再編とも言える大きな動きがみられる欧米のゲーム市場だが,ゲーマーにとっての関心事は,“今年どんな作品で遊べるのか”の方だろう。今回は前回に引き続き2022年注目の欧米産ゲームタイトルを紹介していこう。
Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

2022年最初の本連載では,本年に注目すべき欧米産ゲームタイトルを紹介しよう。今週は,リリースが予定されている欧米産の新作ゲームを20本ほどピックアップしてみた。面白そうな新作タイトルが続々とリリースされそうな気配があるので,ぜひチェックしてみてほしい。
Access Accepted第709回:海外ゲーム通ならプレイしておくべき2021年のタイトル10選

2021年も,残りあと数日。半導体不足の余波で,抽選会の話は聞いても,てんで市場に出回っている様子のない新世代ゲーム機であるが,それはゲーム市場の成長にも少なからず影響しているようだ。そんな今年のゲーム市場を振り返りつつ,今回は年末の恒例記事として,プレイしておくべき今年の10タイトルを選んでみたので,年末年始に遊ぶ参考にしてみてほしい。
Access Accepted第708回:欧米ゲームパブリッシャが正念場を迎えた2021年を総括

2021年を振り返ってみると,新世代ゲーム機が発売されて1年という本来なら盛り上がってるタイミングだが,あまり印象に残る新作がリリースされたという印象がない。思い返せば,例年なら新作ゲームについての多くの話題を提供してくれる欧米ゲームパブリッシャの,さまざまな不祥事や失敗が明るみに出た1年であった。
Access Accepted第707回:“ビジュアル・アイデンティティ”が光るインディーズゲームたちを紹介

2021年も残すところ数週間。振り返ってみると,新型ゲーム機の供給難による影響もあってか,高度なグラフィックス描画能力を活かした作品が増えるかと思いきや,そのアンチテーゼなのかインディーシーンからは,独特のビジュアルスタイルを持つ作品が多くリリースされている。今回は小粒ながらもアートフルで小粋なゲームを紹介しよう。
Access Accepted第706回:セクハラ問題に揺れるActivision Blizzard。BlizzardのみならずActivisionにも疑惑の影

これまでBlizzard Entertainment側の問題が多く取り上げられてきたが,最近ではActivision側にも過去に事件をもみ消したという疑惑が浮上している。これまで30年にわたってActivisionを率いてきたCEOのボビー・コティック氏も,いよいよ足元の土台がぐらつき始めているようだ。
Access Accepted第705回:「リビングルームへの進出」を目指したXbox20年の歩み

2001年11月15日にMicrosoftの家庭用ゲーム機である初代Xboxがリリースされてから,はや20年が経過した。コンシューマーゲーム機市場の一角を占めるXboxプラットフォームだが,1つのキーワード「リビングルームへの進出」を掘り下げつつ,これまでのゲーム産業の変革と,今後の市場を見据える上でのXboxの今を解説しておこう。
Access Accepted第704回:メタバースに向かって動き始めたMeta(旧Facebook)の動向

10月28日に開催された自社のオンラインイベント「Connect 2021」において,Facebookの社名変更がアナウンスされたが,その新たな社名となるのが「Meta」だ。近年話題になっており,同社も取り組んでいる「メタバース」を強く意識した名前であり,その構想についても発表された。今回はそれらについての情報を紹介しよう。
Access Accepted第703回:登場から1年。現世代機の次について思うこと

これからが年末商戦の本番となる2021年10月中旬現在,いまだに現世代のゲーム機の入手は困難という状態が続いており,高解像度で最新ゲームを思いっきり楽しみたいというゲーマーはヤキモキしているはず。今回は,そんな現世代のハードに関するニュースから,まだいつとも知れない次世代ハードウェアが気になり始めた筆者の呟きを聞いてほしい。
Access Accepted第702回:Steamでは販売禁止に。ブロックチェーンゲームの現状

つい先日,SteamにてNFTおよびブロックチェーン技術を使ったゲームの公開が禁止された。今回は,Steam上で公開されていたブロックチェーンゲーム「Age of Rust」の仕組みを紹介しつつ,Steamで販売禁止になった理由や風当たりの強さについても考えてみたい。
Access Accepted第701回:EA SportsからFIFAブランドが消える日

EA Sportsのグループを統括するゼネラルマネージャーが,10月の初めに不可解なプレスリリースを発行した。「FIFA」シリーズが,どうやら次回作から名称変更を行うかも知れないという。いったい,その背後で何が起こっているのか。今回は,そんなビッグタイトルの近況をお伝えしていこう。
Access Accepted第700回:コツコツと積み重ねた17年,700回。連載を通じで感じたこと,メディアの在り方

4Gamerの最長寿連載,「奥谷海人のAccess Accepted」は今回で700回を迎える。連載が始まったのは2004年の9月。17年もの間,欧米のゲーム事情を伝えてきた連載の節目に,奥谷氏は過去の歩みを振り返りつつ,今の時代に求められるゲームメディアの形について考えたという。
Access Accepted第699回:「タイタンフォール」に何が起きていたのか

EAの「Apex Legends」は今年7月,ハッキングの被害に遭った。それに伴い,パブリッシャと開発チーム,そして世界設定を同じくする「タイタンフォール」シリーズの実情が取り沙汰されるようになった。何年にもわたってハッカー達の遊び場と化してしまった「タイタンフォール」に何が起きていたのか。
Access Accepted第698回:開発スタジオの買収を進めるプラットフォーマーの狙い

ソニー・インタラクティブエンタテインメントが,イギリスのリバプールを拠点にするFirespriteという,あまり聞き慣れないメーカーを買収した。マイクロソフトが買収したBethesda Softworksをはじめ,ここのところゲーム業界では企業買収が続いている。今回はそうした企業買収におけるプラットフォームホルダーの動向を探ってみたい
Access Accepted第697回:スマホアプリの決済システムに大きな変化は訪れるか。グローバルに訪れる自由化の波

韓国で,通称“反グーグル法”とも呼ばれる「インアプリ決済禁止法」が可決された。簡単に説明すると,アプリの決済方法の強制を禁止する法律である。日本においても公正取引委員会の調査に伴い,Appleが決済システムを一部自由化するアップデートを発表するなど,決済システムの自由化をめぐる動きが加速しているようだ。
Access Accepted第696回:「Roblox」や「Core」に感じる新しい未来世界の始まり

ユーザーが自分でコンテンツを作り,それを他のユーザーと共有して遊ぶ。ゲームというより“ゲームプラットフォーム”とでも呼ぶべきものが昨今,子供たちの間で流行している。「Roblox」などはその筆頭だが,「Blankos Block Party」や「Core」といった新しいものも登場し,ゲーム市場の新たなトレンドとして注目を集めているようだ。
Access Accepted第695回:5年で50億ドルに達する「ポケモンGO」のNianticが考えるメタバースの未来

2016年7月のローンチから5周年が経過したモバイルARゲーム「ポケモンGO」を開発したNiantic。ARアプリケーションの先駆者的存在であり,昨今注目される“メタバース”とも関連が深い企業だが,同社のCEOジョン・ハンケ氏が「メタバースはディストピアの悪夢。より良い現実を作ろう」と題したブログエントリーを投稿し,話題を呼んでいる。
Access Accepted第694回:北米ゲーム業界で労働組合結成の動きが加速? Blizzard問題に絡んだ著名開発者の提言

Googleの従業員が2021年1月に労働組合を発足させ,過当な競争や雇用差別などが問題化していたITビジネス業界にも変化が見られている。ゲーム業界でも労働組合結成の動きはあったが,Activision Blizzardのセクシャルハラスメント問題に絡んで,それが加速するかもしれない。
Access Accepted第693回:州政府機関から告訴されたActivision Blizzard

Activision Blizzardが,セクシャルハラスメントや女性に対する不均等な雇用条件などで,カリフォルニア州政府機関から告訴されるという前代未聞の事態になっている。老舗ゲームメーカーで何が起きているのか,現時点で分かる限りをまとめてみた。
Access Accepted第692回:Netflixのゲーム市場参戦で,クラウドゲームサービスは加速するのか

映画やドラマのストリーミングで日本でも高い知名度を誇るNetflixが,いよいよ本格的にゲーム市場にも参入してくることになるようだ。Netflixのゲームサービスはゲーム市場の未来にどのような意味を持っているのだろうか? ゲームマーケットの現状を振り返りつつ,考えていく。
Access Accepted第691回:アジア人差別とゲーム業界

FCバルセロナのフランス人選手による,日本人への差別発言が大きな問題となっているが,アメリカでも2021年に入ってからアジア系に対する差別やヘイトクライムがクローズアップされている状況だ。アジア人の開発者やユーザーも多いゲーム産業だが,こうした差別に対してどのように取り組んでいくべきなのだろうか。
Access Accepted第690回:インディーズゲーム開発者がため込むPlayStationプラットフォームへの不満

誰もがプレイしたくなるファーストパーティ製のAAAタイトルを数多く抱えるPlayStationプラットフォーム。しかし,インディーズゲーム開発者たちからは不満の声があがりつつあるようだ。いったい何が起きているのか,開発者たちの声からPlayStationの現状を探ってみよう。
Access Accepted第689回:E3 2021ポストモーテム 〜 “ニューノーマル”に適応するパブリッシャたちの奮闘劇

日本時間の2021年6月13日から16日にかけて,デジタルイベントとなった「E3 2021」が開催された。同時期にSummer Game Festが行われたこともあり,5月末から3週間ほどはプレス向けイベントを含めて,筆者はずっとゲームについて考え,書き続けていた。そんな中で見えてきたのは“ニューノーマル”に対応したメーカーとそうではないメーカーの差だ。
Access Accepted第688回:いよいよ新作発表の夏が来た! 〜 今季のゲームイベントを総ざらい

2021年も6月に突入し,今年もE3を筆頭に,数々のゲームイベントが開催される季節がやってきた。新世代機にとっては2回目の年末商戦へとつながっていく2021年夏,各社が腕によりをかけた新作群に期待しつつ,今回は現在までにアナウンスされているイベント情報をまとめておこう。
Access Accepted第687回:プレイヤーの持つ熱量がゲームをもっと面白くする。ファンたちの持つ“ゲーマー力”

ゲームは楽しいものだが,ときおり大きな熱量を持ったファンによってその面白さが跳ね上がることがある。近年で言えばゲーム実況者の牽引力などもその一つだろう。しかし草の根レベルで特定のゲームを支えるファンたちの存在を忘れてはならない。今回は,そんなゲームというエンターテイメントの魅力を感じさせるエピソードをいくつか紹介しよう。
Access Accepted第686回:大きく変わりつつあるプラットフォームホルダーたちの在り方

先週はEpic GamesとAppleの法廷闘争の概要と,その提出資料からEpic Gamesストアの内情を紐解いた。裁判はまだまだ続いており,もはや片手間で公聴するくらいでは追いつかないほどの情報量となっているが,それらの情報の中から,これがゲーム市場にどのような影響をもたらしつつあるのかを解説しておこう。
Access Accepted第685回:Epic GamesとAppleの法廷闘争がついに開始。提出資料から読み解くオンライン配信サービスの内情

米国時間2021年5月3日,Epic GamesがAppleを“反トラスト法に抵触している”として提訴した裁判のトライアルが始まった。ゲーム/IT業界内外で注目を浴びる法廷闘争だが,提出された資料にはEpic Gamesストアについての興味深い内容が含まれていた。今回は裁判の模様を伝えつつ,Epic Gamesストアの内情にも迫っていく。
Access Accepted第684回:地の底から這い上がってきたゲーム。開発者の愛とファンの期待

製品である以上,発売時に完成しているべきだ。それはまったくもってその通りなのだが,最近では発売後にアップデートを繰り返し,完成度を高めていくスタイルも珍しくない。その理由はさまざまだが,そうしたタイトルを見捨てず,ファンの期待に応えようとするのは悪いことではないはずだ。今回はそんな開発の動きを辿っていきたい。
Access Accepted第683回:40年以上も続くゲーム業界の慣習 〜 開発者が隠した「イースターエッグ」

イースターエッグ。本来はキリスト教の祭事である復活祭(イースター)で装飾した卵を子供たちが探す遊びのことだが,ことゲーム業界においては「開発者が隠した要素」という意味がある。そもそも見つけられていないものも少なからずある。今年の復活祭に合わせてある開発者の呼びかけでイースターエッグの暴露大会が行われた。
Access Accepted第682回:バーチャル空間で開催されたゲームイベント「IWOCon 2021」と,そこに出展されたインディーズゲームたち

新型コロナ感染拡大の影響でE3やgamescomなど大きなゲーム関連イベントがオンライン開催となっている中で,有志達による新たなオンラインイベントの形が作られようとしている。バーチャル空間で開催されたイベント「IWOCon 2021」とそこに出展されていた新作インディーズゲームを紹介したい。
Access Accepted第681回:Appleの参入でVR市場は新たな激動の時代に

最近あちこちから,AppleがVR対応HMDを早ければ2022年内にリリースするというウワサが聞こえてくるようになった。AR(拡張現実)にウェイトを置いている印象のAppleだが,果たしてどのようなデバイスになるのか? 今ある情報をまとめつつ,少し気が早いが,今後の展望を考えてみたい。
Access Accepted第680回:光り輝く欧米ゲーム業界のネガティブな話題

かつてないほどの好調な業績を謳歌する欧米のゲーム業界だが,以前から,雇用問題やビジネスモデルに対する批判,セクシュアルハラスメントなど,暗い部分もたびたびクローズアップされてきた。今週は,欧米ゲーム業界で最近聞こえてきたネガティブなニュースをまとめてみよう。
Access Accepted第679回:オンラインイベントに向かう欧米ゲーム業界

アメリカで新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が出されたのが,約1年前。以来,欧米ゲーム業界は混乱に陥り,新作ハードやゲームを発表する場をオンラインに求めざるを得なくなった。今週は,そんな異例づくしの1年間を,オンラインイベントという側面から振り返ってみたい。
Access Accepted第678回:姿を消していく欧米の中堅デベロッパ

Codemasters,Bethesda Softworks,そしてGearbox Softwareと,欧米ゲーム市場の「中堅」デベロッパとして,ゲーマーに愛される作品を作ってきたメーカーが次々に買収され,大手企業の傘下に入った。決断の背後にはさまざまな理由があるはずだが,今回はそうした動きをまとめてみた。
Access Accepted第677回:Blizzard Entertainment設立30周年記念に寄せて(後編)〜「World of Warcraft」でゲーム市場を左右するメーカーに

先週に引き続き,この2月に30周年を迎えた北米のゲームメーカー,Blizzard Entertainmentの歴史を紹介したい。設立から約10年のうちに「Warcraft」「StarCraft」,そして「Diablo」という現在も高い人気を誇るIPを生み出した同社だったが,必ずしも平坦な道ばかり歩んできたわけではないようだ。