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HTC,WiMAXやおサイフ,ワンセグ対応のAndroid 4.0スマートフォン「HTC J」を発表。auから発売へ
HTC Jは,4.3インチ,540×960ドット解像度の有機ELパネルを採用した端末で,世界市場向けの「HTC One S」をベースに日本市場向けカスタマイズがなされており,おサイフケータイやワンセグ,赤外線通信などに対応するのが大きな特徴だ。ホームアプリには同社独自の「Sence 4.0」が採用されている。
Sence 4.0のロック画面 |
画面下の輪を引き上げてロック解除 |
展示機のOSバージョンはAndroid 4.0.3だった |
音楽機能では,2011年10月より業務提携を結んでいるBeats Electronicsのサウンド処理技術「Beats By Dr. Dre」を搭載。出力音質の強化を図るとともに,同社のマイク付きイヤフォン「Beats by Dr. Dre urBeats In-Ear Headphones」も同梱される。
なお,搭載するSoCはQualcommの「Snapdragon S4 MSM8660A」。1.5GHz動作するCPUコア「Krait」を2基と,GPUコア「Adreno 225」とを統合したものになる。メインメモリ容量は1GB。容量16GBの内蔵ストレージを備えるほか,microSDによるストレージ容量の拡張も可能だ。
国内で発売される端末にSnapdragon S4が搭載されるのはHTC Jが初。「Cortex-A15」ベースのQualcommカスタムCPUコアを採用したことで,「Snapdragon S3」からかなりの性能向上が期待できるのではなかろうか。
●HTC J ISW13HTの主なスペック
- OS:Android 4.0
- 液晶パネル:4.3インチ有機EL,解像度540×960ドット
- プロセッサ:Snapdragon S4 MSM8660A(デュアルKrait/1.5GHz+Adreno 225)
- メインメモリ容量:1GB
- ストレージ:内蔵(容量16GB)+microSDHC(最大32GB)
- バッテリー容量:1810mAh
- 連続通話/待受時間:約9.33時間(約560分)/約310時間
- 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n
- グローバルパスポート対応:CDMA/GSM/UMTS/GPRS
- 本体サイズ:66(W)×10〜11.2(D)×132(H)mm
- 本体重量:約142g
- 本体カラー:レッド,ホワイト,ブラック
- 対応サービス&機能:Eメール(@ezweb.ne.jp),SMS(Cメール),+WiMAX,Wi-Fiテザリング(最大8台),GPS,おサイフケータイ,ワンセグ,赤外線通信,緊急速報メール
HTC Jのテレビコマーシャルには乃木坂46が起用される
Chou氏は,「日常生活に浸透しつつあるスマートフォンは,デザインがかなり重要になってくる」と語る。HTCのCEOがデザインと言うと,内部設計のことかと考えるかもしれないが,そうではなく,機能や外観が重要になってくるとのこと。今回発表したHTC Jでも,使いやすさを重視して開発,デザインを行ったと氏は述べた。
田中氏は,HTC製端末にも,おサイフケータイやワンセグなど,日本独自ともいえる機能を搭載させたかったのだという。加えて,カラフルな筐体色や手に馴染みやすい形状などにも注力した端末にしたかったと語る。それらの要望をChou氏に伝え,完成したのがHTC Jというわけだ。
なお,HTC Jのテレビコマーシャルには,アイドルグループ「乃木坂46」が起用されるとのこと。発表会には乃木坂46のメンバーが駆けつけ,テレビコマーシャル曲に採用されたセカンドシングル「おいでシャンプー」を披露した。
HTC Nippon公式Webサイト
KDDI公式Webサイト
KDDIによるニュースリリース
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