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[韓国ゲーム事情#555]「クロスゲート」韓国サービスが再度終了
「CROSSGATE」韓国サービスが再度終了に(2006/6/19)
Text by Kim Dong Wook特派員
韓国Kingdom Works社は,スクウェア・エニックスが開発したMMORPG「CROSSGATE」(邦題 クロスゲート)の韓国サービスを,5月30日付けで終了した。なお同作の韓国プレイヤー達のキャラクターデータは,今後,三度目の韓国サービスが開始される可能性を考慮し,スクウェア・エニックスにすべて預けたという。
Kingdom Worksの社長であるKim Hyung Seok氏は,「赤字の累積によって,これ以上サービスを続けられない状況に陥りました。当社を通じてのサービスは終了しましたが,CROSSGATEは韓国のプレイヤー達に良い思い出を残してくれた秀作でした」とコメントしている。
韓国でのCROSSGATEは,2001年10月にKAMA Entertainment社がサービスを開始したが,技術的な問題と運営ノウハウの未成熟などが原因となり,2004年5月30日にサービスが終了している。
その後2005年1月に,Kingdom Worksがスクウェア・エニックスと,同作の韓国サービス契約を締結し,再び韓国内のMMORPGファンから注目を集めたものの,オンラインゲームのトレンドが目まぐるしく変化する韓国市場に適応することは,難しかったようだ。
日本でのサービス開始前後には,あのエニックス(当時)が提供するMMORPGということで,国内外から高い注目を集めたCROSSGATE。日本以外でも,韓国,台湾,中国といった地域でサービスが提供されている(いた)が,数字的な成功を見せたのは,どうやら中国だけのようである(関連記事は「こちら」)。
とはいえ,オンラインRPGとしての同作は,(元々2001年のタイトルだけに,さすがに古さが目につくものの)決していい加減なものではなく,今でも多くのプレイヤーを楽しませる魅力を秘めている。同作のファンとしては,三度目の韓国サービスを強く願いたいところだろう。
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