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【PR】PLDSの新世代SSD「Plextor M5 Pro」を試す。HDDや古めのSSDから移行する価値はどこにある?
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印刷2012/12/27 12:00

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【PR】PLDSの新世代SSD「Plextor M5 Pro」を試す。HDDや古めのSSDから移行する価値はどこにある?

画像集#038のサムネイル/【PR】PLDSの新世代SSD「Plextor M5 Pro」を試す。HDDや古めのSSDから移行する価値はどこにある?

Plextor M5 Pro
メーカー:Philips & Lite-On Digital Solutions
問い合わせ先:リンクスインターナショナル(販売代理店) 問い合わせページ
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 いまやゲームPCにおいて,システムドライブがSSDというケースは,まったく珍しくなくなったと述べていいだろう。2008〜2009年頃の登場当初こそ,突然反応が停止したような状態になる,いわゆる「プチフリ」に悩まされるケースが少なくなかったが,低価格化と大容量化が進むにつれ,信頼性の強化も図られたからだ。
 ただ,これまでずっとHDDのみを使ってきて,そろそろSSDを導入してみたいが,OSの再インストールが面倒そうで二の足を踏んでいるという人はいるだろうし,初期のSSDを使って2〜3年経ち,買い換えてみたいが,買い換えでどれくらい性能向上が見込めるのかはっきりしないから,あと一歩が踏み出せないという人も,少なくないのではなかろうか。

 実際のところ,この冬に最新世代のSSDを導入すると,PCゲーマーの生活はどう変わるのだろう? 今回はその点を,Philips & Lite-On Digital Solutions(以下,PLDS)製のSSDで,国内ではリンクスインターナショナルが販売するSSD「Plextor M5 Pro」を使って検証してみたい。


19nmプロセスで製造されるToggle NANDを採用

Marvell製コントローラの搭載と独自機能もウリ


Marvell製のSSDコントローラ,88SS9187
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 PLDSの最新SSD製品となるPlextor M5 Proは,多くのノートPCと互換性を持つ,7mm厚の2.5インチSSDだ。製品ラインナップは容量512GBの「PX-512M5P」と同256GBの「PX-256M5P」,同128GBの「PX-128M5P」。いずれもSSDコントローラに,Serial ATA 6Gbpsに対応したMarvell Technology(以下,Marvell)の第3世代モデル「88SS9187」を搭載する。

アルミ製のカバー(≒ケース)によって2.5インチドライブとして機能するPlextor M5 Pro。表面はシンプルな「Plextor」ロゴだけで(左),型番などが書かれたシールは底面に用意される(中央)。標準でPlextorロゴ入りの3.5インチドライブベイが付属するため(右),デスクトップPCケースの3.5インチドライブへ装着するのも簡単だ
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True Protectのロゴマーク
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 88SS9187は,すべてのデータを確実に保存できるよう,128bitのエラー補正機能が用意されているのが大きな特徴だが,Plextor M5 Proでは,それを最大限に利用できるよう,独自のファームウェアを搭載することで,長期保存時にもデータを安全に保護する機能「True Protect」としてまとめ上げてきている。Plextor M5 Proは,メーカー5年保証が確保されているのだが,それほどまでに長い保証期間が用意されている理由の一端は,True Protectによる徹底した信頼性の確保にあると述べていいだろう。

東芝製のToggle DDR NANDチップ
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 もちろん,Plextor M5 Proのポイントは,信頼性のみに留まらない。
 PLDSの場合,まず,19nmプロセスで製造される東芝製のToggle-Mode DDR NAND(以下,Toggle DDR NAND)型フラッシュメモリ――Toggle DDR NANDは従来のNAND型フラッシュメモリと比べて転送速度が向上している――で速度を稼いでいる。そしてそのうえで,前出のMarvell製コントローラとPLDS独自のファームウェアによって,長期にわたり使い続けても速度を落とさず,また,一度に大量の書き込みを行っても性能が落ちにくくなるようにしてきているのだ。

 とくに重要なのが「独自ファームウェア」の部分である。
 一般にSSDというデバイスは,長期にわたって使っていると,次第に性能が低下していく。SSDは「ブロック」と呼ばれる単位でデータを消去して新たに書き込むため,SSDを使い込んで,空き領域の断片化が進んでくると,使用開始直後は1つのブロックを書き換えれば保存できたようなデータでも,複数のブロックで消去→書き込みの作業が必要になり,そうなると,書き込み性能が低下する局面が生じてくるのだ。

True Speedのロゴマーク
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 HDDであればデフラグツールを使って全領域を再配置してやればいいのだが,書き込み回数がそのまま寿命減につながるSSDでそれをするのは良策とはいえない。そこでSSDでは,内部で自動的にブロックの再配置を行い,書き込み性能の最適化を図るようになっているのだが,実はここが,SSDメーカーの腕の見せどころである。というのも,その最適化アルゴリズムの賢さが“HDDにおけるデフラグのような処理”の性能を左右し,いきおい,「長い間使い続けても,購入直後に近い性能を維持できるかどうか」に影響するからだ。そしてPLDSの技術「True Speed」は,この点において,市場から高い評価を受けている。

 要するに,Plextor M5 Proのキモは,Marvell製コントローラや東芝製Toggle DDR NANDを活用するためのPLDS独自技術にあるのであって,「ただMarvell製コントローラと東芝製NANDを搭載してきたSSD」ではないのである。

右から順にPX-512M5P,PX-256M5P,PX-128Pの基板。写真で基板左下に見えるキャッシュメモリチップの枚数以外は同じだ
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 なお,本体カバーを外してみると(※),Plextor M5 Proの3モデルが共通の基板を採用しつつ,PX-512M5Pは「TH58TEG9D2JBA89」,PX-256M5Pは「TH58TEG8D2JBA8C」,PX-128M5Pは「TH58TEG7D2JBA4C」と,異なる型番のNAND型フラッシュメモリを搭載しているのが見て取れる。チップあたりの容量を調整することで,容量512GB,256GB,128GBの3種類を,いずれも8枚のNAND型フラッシュメモリで実現しているわけだ。
 一方のキャッシュメモリは,PX-512M5Pが総容量756MBで,PX-256M5Pが同512MB,PX-128M5Pが同256MB。こちらは枚数ではなく,1枚あたりの容量が揃っていた。

カバーを外したところ。NAND型フラッシュメモリとキャッシュメモリ,そして基板裏側に置かれたSSDコントローラにはそれぞれ熱伝導シートが貼られ,アルミ製のカバーへ熱を伝える
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※本体カバーの取り外しは,メーカー保証外の行為です。今回4Gamerでは特別な許可を得て取り外していますが,エンドユーザーが行った場合,5年保証が無効となります。この点はくれぐれも注意してください。

 表1は,そんなPlextor M5 Proシリーズ3モデルの主なスペックをまとめたものだ。PX-128M5Pでも十分に高いスペックだが,PX-512M5PとPX-256M5Pでランダム読み出し性能が最大10万IOPS(I/Os Per Second,1秒間に処理できるI/O要求数)に達しているのは注目すべきポイントといえるだろう。総じて,容量の大きいほうがより性能も高いことと,PX-512M5PとPX-256M5Pではそれほどスペックに違いがないことも分かる。

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環境移行ツールにより既存のシステムから

Plextor M5 Proへのシステム移行を実現


 テストのセットアップに入ろう。
 今回4Gamerでは,PX-512M5PとPX-256M5P,PX-128M5Pのそれぞれに64bit版Windows 7 Ultimateをセットアップし,さらにゲームアプリケーションもインストールした。また,一般的なストレージベンチマークだけでなく,Windowsやゲームの起動時間を計測することで,Plextor M5 Proの性能を見てみようというわけだ。

 比較対象として用意したのは,「初期に登場したSSD」を代表する製品として用意したIntel製SSD「X25-M Solid State Drive」(以下,X25-M)の容量80GBモデルと,Seagate Technology製で回転数7200rpmで容量2TBのHDD「Barracuda 7200.14」(型番:ST2000DM001,以下 Barracuda 2TB)で,X25-Mは新品でなく,テスト用としてかなりの時間使ってきたものだ。要するに,「初期のSSDをいまでも使い続けているユーザーや,HDDを使ってきたユーザーが,Plextor M5 Proへ乗り換えたら何が変わるのか」を見てみようというわけである。

 そのほかテスト環境は表2のとおりだ。

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NTI SSD Solution Suiteにはシステム移行ツール「NTI ECHO」とバックアップツール「NTI Backup Now EZ」が含まれている。NTI Backup Now EZはファイルやフォルダのバックアップのほか,システムの完全バックアップが可能なソフトウェア。システムの移行にも利用できる。ゲームアプリケーションが導入された状態で,システムの移行に要した時間は10分程度だった
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 今回,Plextor M5 Proや比較対象のSSDやHDDをシステムドライブとして用いるわけだが,ここで「既存のPCからPlextor M5 Proへどう移行するか」の話をしておくと,Plextor M5 Proには,環境移行ツールとして「NTI Echo Solution Suite for Plextor」が用意されており,専用のWebページからダウンロードすることで,簡単にシステムを移行できるようになっている。いま自分が使っているPCで,システムドライブの実使用容量が移行先となるPlextor M5 Proの容量を超えていなければ,造作もなくPlextor M5 Proへのシステム移行を行えるのだ。

 そこで,今回のテストにあたっては,まずシステムをHDD上に構築し,そのうえでPlextor M5 Proへシステムを移行してテストを行うことにしているので,この点はあらかじめお断りしておきたい。ただし,PX-128M5PとX25-Mでは,容量制限から,ゲームをすべてセットアップした状態だとデータの移行が行えなかったため,移行にあたってはゲームアプリケーションをすべてアンインストールしてシステムのみを移行したうえで,ゲームアプリケーションを適宜入れ替えながらテストを行うことにした。

NTI ECHOはストレージを丸ごとコピーするツールで,移転元の容量が移転先を超えていなければ手早くシステムの移転ができる(左)。移転先ドライブとしてUSB−SATA変換アダプタの先にあるドライブにも対応するので,ノートPCでも利用可能だ。右はNTI ECHOのオプションメニュー。移転先パーティションのカスタマイズが行える
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 ちなみにゲームアプリケーションというのは,「Battlefield 3」(以下,BF3),「The Elder Scrolls V: Skyrim」(以下,Skyrim),「Borderlands 2」,「ファンタシースターオンライン2」(以下,PSO2),「Diablo III」,「Assassin's Creed III」(以下,AC3),「Call of Duty: Black Ops 2」(以下,Black Ops 2)の7タイトル。2012年に話題を集めたタイトルで揃えた次第だ。
 テストは,以上の7タイトルで,Windows起動直後にゲームを起動して,その所要時間を計測するというものになる。どこからどこまでを計測したかは後述するが,「Windowsを再起動してゲームを起動」するのを3回繰り返し,その平均をスコアとして採用することにしている。


ストレージ性能は初期のSSDやHDDを圧倒

ゲームでは「速くて大容量」が武器に


 肝心のゲーム起動時間を見る前に,基本的なストレージベンチマークテストの結果をまずはチェックしてみよう。以下,グラフ中ではPlextor M5 Proを「M5 Pro」と表記する。

 まずグラフ1,2は,「CrystalDiskMark」(Version 3.0.2c)を,テストサイズ「1000MB」,テストデータ「All 0x00(0 Fill)」設定で実行した結果だ。Plextor M5 ProのスコアはいずれもX25-MやBarracuda 2TBを圧倒し,格の違いを見せつけている。とくに,初期のSSD製品であるX25-Mだと,書き込み性能ではむしろ最新世代のHDDより低いケースもあったりするのと比べると,そのインパクトは大きい。

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 同じくCrystalDiskMarkから,テストデータを「Random」に変え,乱数データを書き込むようにしたときの結果がグラフ3,4だ。「Random」設定時だと,一部のコントローラを搭載するSSDではスコアを大きく落とすことがあるのだが,Marvell製コントローラとPLDS独自ファームウェアを搭載するPlextor M5 Proでは,スコアに大きな変化は生じていないことが分かる。扱うデータの種類によって性能に違いが出たりはしないというわけだ。

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 Windows 7のSDK(Software Development Kit,ソフトウェア開発キット)に含まれるツール「xbootmgr」を用いて,Windowsの起動時間もチェックしてみよう。xbootmgrは,Windowsの起動プロセス開始直後から,CPU負荷率やディスクI/O数などのログを取得できるツールで,今回はディスクI/O数に絞ってチェックする。グラフの縦軸はI/O数(※赤色が読み出し,青色が書き込み)で,横軸が時間だ。

 下に示したテスト結果で,左から見て1つめにあるI/Oの山がWindowsの起動プロセスであり,I/Oが途絶して見えるところでログイン画面が表示される。つまり,I/Oの山が消えるところまでが起動プロセスの所要時間だというわけだが,比較してみると,SSDとHDDの間には極めて大きな違いがあると分かる。Barracuda 2TBで28.5秒かかるところが,X25-Mで11.5秒,そしてPlextor M5 Proは8〜9.5秒だ。
 また,縦軸のI/O数を見ると,Barracuda 2TBが最大でも0.5秒あたり600 I/O程度のところ,X25-Mは同2400 I/O,Plextor M5 Proは同3500 I/Oとなっている点にも注目してほしい。

画像集#017のサムネイル/【PR】PLDSの新世代SSD「Plextor M5 Pro」を試す。HDDや古めのSSDから移行する価値はどこにある?
xbootmgr実行結果:Plextor M5 Pro PX-512M5P
画像集#018のサムネイル/【PR】PLDSの新世代SSD「Plextor M5 Pro」を試す。HDDや古めのSSDから移行する価値はどこにある?
xbootmgr実行結果:Plextor M5 Pro PX-256M5P
画像集#019のサムネイル/【PR】PLDSの新世代SSD「Plextor M5 Pro」を試す。HDDや古めのSSDから移行する価値はどこにある?
xbootmgr実行結果:Plextor M5 Pro PX-128M5P
画像集#020のサムネイル/【PR】PLDSの新世代SSD「Plextor M5 Pro」を試す。HDDや古めのSSDから移行する価値はどこにある?
xbootmgr実行結果:X25-M
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xbootmgr実行結果:Barracuda 7200.14

 というわけで,ここからはゲームの起動時間である。タイトルごとの測定項目は下記のとおりだ。

  • BF3:ゲームを起動してから,メニューが表示されるまでの時間と,「キャンペーン」から「キャンペーンを続ける」を選択し,操作可能になるまでの時間
  • Skyrim:ゲームを起動してから,メニューが表示されてからの時間と,「ニューゲーム」を選択し,「The Elder Scrolls V」というタイトルが表示されるまでの時間
  • BL2:ランチャーからゲームを起動し,「任意のキーを押してください」が表示されるまでの時間と,メニューから「続行」を選択した後,最初のセリフが表示されるまでの時間
  • PSO2:ランチャーからゲームを起動し,「SEGA」のロゴが表示されるまでの時間と,キャラクターを選択してゲームを始め,ロビーが表示されるまでの時間
  • Diablo III:ゲームを起動してからログイン画面が表示されるまでの時間と,ログインしてからキャラクター選択の画面までの時間,プレイヤーキャラクターの選択後,ゲームが始まるまでの時間
  • AC3:ランチャーからゲームを起動し,「Press any key」が表示されるまでの時間と,セーブした箇所からゲームを始めるまでに要した時間
  • Black Ops 2:ゲームの起動後,「DOLBY」のロゴが表示されるまでの時間と,メニューからキャンペーンを選んで「コンティニュー」を選択した後,ゲームが始まるまでの時間

 その結果がグラフ5〜11だ。「ゲームの起動」と一口にまとめても,そこで行われていることはストレージからのデータ読み出しだけではない。そのため,決定的にストレージ性能が影響する局面ではSSDとHDDの間に大きな違いが生まれる一方,SSD同士の比較だとスコア差は大きくないという傾向が出ている。
 スコア差がついたほうで分かりやすいのはDiablo IIIのログイン画面までで,HDDだとSSDの2倍近い時間がかかることもあり,Plextor M5 ProとX25-Mとの間にも有意なスコア差が生じた。一方,Black Ops 2のセーブデータ読み出しでは,これまでのシーンをハイライトとして表示し,そこで常に一定時間を要する仕様になっているため,SSDとHDDの間ではほとんどスコア差が生じなかったりする。

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 以上の結果を見ると,「ゲームの起動時間短縮のみに焦点を当てるのであれば,古いSSDを使い回しても全然問題ないのではないか?」と思うかもしれない。そしてそれは半分正しく,半分間違っている。

 確かに,テスト結果だけ見れば,古いSSDを使い回しても,ゲームデータの読み出し性能はPlextor M5 Proと大きく変わらない。ただし,古いSSDの場合,当時は容量あたりの単価が高かったため,大容量モデルを入手するのが難しかったという歴史的事実がある点も,忘れるわけにはいかないだろう。
 本稿の中盤で,PX-128M5PとX25-Mではシステムの移行にあたってゲームアプリケーションをアンインストールしたと述べたが,容量が小さなSSDだと,システムは高速化できても,ゲームを大量にセットアップするには容量が足らないということが起こりうるのだ。

 SSDを購入しても,結局,ゲームのインストールフォルダはDドライブ以降のHDD上に設けているという読者は多いと思うが,そうなると当然のことながら,ゲームの起動にあたってSSDによる高速化の恩恵は受けられない。その点,PX-512M5PやPX-256M5Pのような大容量SSDであれば,多くのゲームをインストールできるので,ゲームの実行にあたってもSSDの恩恵を受けられるのである。


システムドライブの移行に向くPlextor M5 Pro

ゲーマーには大容量モデルが文句なくお勧め


きらきらと光る青地の製品ボックスが目を引くPlextor M5 Pro
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 以上のテスト結果から言えることは,まず,Plextor M5 Proが持つ「ストレージデバイス」としての基本性能は,HDDはもちろんのこと,旧世代のSSDすらも圧倒するものであるということだ。また,Windowsの起動時間も,旧世代のSSDからさらに短縮を図ることができるのも大いに魅力的。HDDや,旧世代のSSDからPlextor M5 Proに乗り換えると,Windowsを日常的に使っていく端々で,体感速度の向上を味わえるだろう。

 一方,ゲームの起動時間短縮という観点だと,HDDよりは確実に効果があるといえる。そのため,まだSSDは使ったことがないという人だけでなく,いまは「小容量SSD+大容量HDDの構成で,ゲームなどのアプリケーションはHDDにインストールする」というシステムを構築している人も,ここで一気にPX-256M5PやPX-512M5Pへ買い換えることで,ゲームにおいてもSSDによる速度向上のメリットを受けられるようになるわけである。

画像集#023のサムネイル/【PR】PLDSの新世代SSD「Plextor M5 Pro」を試す。HDDや古めのSSDから移行する価値はどこにある?
 実勢価格はPX-512M5Pが3万7000〜4万2000円程度,PX-256M5Pが2万500〜2万3000円程度,PX-128M5Pが1万1500〜1万3000円程度(※いずれも2012年12月27日現在)。金額的に,PX-512M5Pの購入にはいろいろと思い切りが必要かもしれないが,その点,PX-256M5Pなら価格と容量のバランスが優れているので,こちらがよりベターな選択肢となるのではなかろうか。もちろん,普段よくプレイするゲームタイトルが限られているなら,PX-128M5Pも選択肢となると思われる。
 いずれにせよ,その実力に疑いの余地はない。Windowsを快適に使い,さらにゲームの待ち時間も短縮させたいというニーズに向けて,Plextor M5 Proは理想的な「回答」になるはずだ。

●「10万IOPSの性能を解放せよ」キャンペーン開催中

 リンクスインターナショナルでは,2013年1月14日までの期間限定,かつ,先着5000台限定で,USB 3.0接続の外付けケースが無料で付属するキャンペーン「10万IOPSの性能を解放せよ」を開催中だ。購入後に申し込んだりする手間なしで,PlextorブランドのSSDを購入したタイミングでもらえるので,この年末年始にSSDの購入を考えているなら,決断は急いだほうがよさそうである。


10万IOPSの性能を解放せよキャンペーン告知バナー。告知ページも用意されている
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Plextorブランド公式Webサイト

期間限定キャンペーン「10万IOPSの性能を解放せよ」告知ページ

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