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男色ディーノのゲイムヒヒョー:其の参「おヌルいのがお好き」
ゲイム大好きプロレスラー 男色ディーノ選手は,前回の予告どおり「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」で遊んでいたら,つらい目に遭った模様。そしてそのとき,男色選手が選んだ道は……?
実はここだけの話,私プロレスラーをやらせていただいております。コレ内緒ね。で,私が所属しているプロレス団体は月一くらいの頻度で地方に行くわけなんだけど,その移動のバスでFFTの共同戦線ってやつをやったわけ。いわゆる通信しての協力プレイね。
で,「俺様と共同戦線すれば,ゲームバランスを壊すくらいのアイテムが手に入るぜファイヤー」という社長レスラーの一言で半ば強引にプレイすることになったんだけど,見てみるとその社長のレベルが46。これが意味することはただ一つ,レベル4の私のキャラが殺戮されていくってことね。ついぞ,私のキャラは一度たりとも行動の選択ができないまま全滅させられたわ。
っていうか,曲がりなりにも会社の社長がレベルを46まで上げていることに引いたわ。私が大企業の社長だったら「じゃあ俺様の秘蔵の忍者を出すよ!」と言っているような大人げない社長の団体には融資しないわね,断じて。……だからウチの団体にはスポンサーがいないのね。
と納得すると同時にFFTから引退を決意。短い間だったがありがとうFFT。というわけで,急きょFFTの後釜となるゲームを探さねばならなくなったわけだけど,こういうときこそ初心に戻るべし。ドカベン的に言えば「ピンチもチャンス,それが若さ」。昔から野球をやるときにはキャッチャーをやらされていた,これすなわちドカベンなので。……にしても,意味分かんないわねこの歌詞。言いたいことは分からなくもないけども。
個人的に一番面白かったのはスーパーファミコン(以下,SFC)の「ウイニングポスト2」。競馬ゲームはバンダイ(当時)の「実名実況競馬ドリームクラシック」シリーズか,このウイポシリーズが好きね。あとは不覚にもSFCの「スーパー競走馬〜風のシルフィード〜」(キングレコード)も。原作はそんなに知らないのに。確か,馬がよく「泣く」マンガだったような気がするわね。
まあいいや。ともかく,私にとって競馬ゲームといえば,「ダービースタリオン」(アスキーほか)よりもウイポね。「ダビつく」(セガ)は2以降やってないから分かんない。ちょっと毛色が違うけど,競馬とボードゲームを無理矢理融合させた,よく言えば意欲作,悪く言えば問題作の「牧場経営的ボードゲーム うまぽりぃ」(KONAMI)も,あざとさと不条理さが入り混じって第一印象よりは面白いわよ。以上,男色ディーノの「馬並み!競馬ゲーム」のコーナーでした。
さて,そんなこんなで敗者復活的にプレイしたウイニングポスト7だけど,やっぱプレイしたらプレイしたで面白いわね。相変わらずユーザーフレンドリーというかプレイヤーを接待してくれるというか。まあ,ありていに言えば簡単っつーか勝ちやすいんだけど,スムーズと言うか,ストレスを感じないわよね。
よく「最近のゲームはヌルい」と言うけど,逆に聞くわ。ヌルくて何が悪いのか? と。なんでゲームの世界でまでつらい思いをしなければならんのか? と。いや,確かに私は「ドラゴンクエスト」でレベル99まで上げるタイプよ? でも,それはあくまでラスボスをボッコボコにするための作業。つらくもなんともないわ。
でも,血統は違う。あれは未来の最強血統のためにこの世では煮え湯を飲まされるわけじゃない? そんなのおかしいわよ。今を大事にできない人間が,将来を大事にできるもんか! 海外に自分探しに出るって言うけど,日本で見つけられないものが海外にあるかって話よ! だから,私は今この瞬間を楽しく一生懸命過ごしたいし,日本で精一杯生きたいし,競馬ゲームでは21戦21勝したい。そういうことよ。
ということで,また来週!
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ウイニングポスト7 マキシマム2007
メーカー:コーエー
発売日:2007年3月29日
価格:プレイステーション2版 7140円(税込),プレイステーション3版 7560円(税込)
CEROレーティング:A
公式サイト:http://www.gamecity.ne.jp/keiba/wp7_2007/
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