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PowerColor,Radeon X800 GT搭載カードを発表
Radeon X800 GTは,Radeon X800シリーズ最下位に位置するグラフィックスチップで,Radeon X800 XLが16ピクセルパイプライン,Radeon X800やRadeon X800 Proが12ピクセルパイプライン構成なのに対し,8ピクセルパイプライン構成となる。最下位モデルが「GT」というあたりには,かつてNVIDIAに「XT」を下位モデルで使われたATIによる意趣返しの意味が含まれていそうだが,いずれにせよATIは,Radeon X800 GTをGeForce 6600やGeForce 6600 GTの対抗として明確に位置づけている。
Radeon X800 GTにはATI純正カードが存在しないため,クロックはカードによって変わることになるが,リファレンスではコアクロック475MHzで,メモリクロックはグラフィックスメモリ128MBモデルが700MHz(350MHz DDR),同256MBモデルが980MHz(490MHz DDR)。PowerColor X800 GTはグラフィックスメモリを256MB搭載し,リファレンスどおりのコア475MHz,メモリ980MHzで動作する。X800シリーズなので,メモリバスはもちろん256ビットだ。出力インタフェースはDVI-I×2,ビデオ×1(ビデオ入力にも対応)となっている。
ちなみに,国内ではTulのほかにSapphire,HIS(Hightech Information System),玄人志向などがRadeon X800 GTカードの発売を予定している。これらのメーカーは,リファレンスとは異なる仕様で製品を投入してくる可能性もあるようだ。
PowerColor X800 GTの予想実売価格は2万2800円前後。秋葉原では今週中,早ければ本日中にも発売開始となる予定である。(佐々山薫郁)
※2005年8月8日19時50分追記
本日付で玄人志向も搭載製品を発表した。今回発表されたのはグラフィックスメモリを256MB搭載モデル「RDX800GT-E256H」と,同128MB搭載モデル「RDX800GT-E128H」で,いずれもリファレンスどおりのクロックで動作する。台湾Info-TekのOEMとなっており,価格は未定。
- 関連タイトル:
ATI Radeon X800
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