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CrossFire対応のキューブ型ベアボーン「Shuttle XPC SX38P2 Pro」発売
SX38P2 Proは,Core 2シリーズCPUに対応したベアボーンで,チップセットにはIntel X38+ICH9Rを採用,ATI Radeonシリーズのグラフィックスカード2枚によるCrossFireに対応するというのが最大の特徴だ。そのためもあってか,電源ユニットは450Wの高出力タイプのものを搭載している。
ゲーム用途においては,CrossFireで使ったさいのメリットが必ずしも出るというわけではないが,本製品がPCI Express x16スロットを2本備えるという点には注目したい。本体サイズから利用できるグラフィックスカードが制限されるキューブ型ベアボーンで,(GPUクーラーの形状にもよるが)2スロットを占有するタイプのグラフィックスカードも選択肢に入るというのは,パフォーマンスと省スペース性両方を求めるゲーマーにとっては注目といえる。
さて,省スペースPCで気になるのは発熱だ。本体内部にパーツが密集するため熱がこもりやすいのだが,SX38P2 Proでは,ヒートパイプを利用した独自冷却機構“OASIS Cooling Technology”を採用しており,チップセットとCPUを効率よく冷却できるようになっている。また,搭載マザーボードに使われているコンデンサは,すべて熱に強いといわれる密閉式を採用している。
そのほか,ゲームとは直接関係ないが,セキュリティ機能として指紋認証デバイスや,USBケーブル1本でほかのPCとデータ共有が手軽に行える“USB Speed-Link”といった機能も実装している。
SX38P2 Proの実売予想価格は6万3800円前後と決して安いものではなく,PC1台を組もうとするとそれなりにコストがかかってしまうが,ある程度パフォーマンスを犠牲にしてもスペースを節約したいという人にとっては注目の製品といえる。
主要スペック
【CPU】
Intel Core 2 Extreme / Quad / Core 2 Duo
【CHIPSET】
Intel X38 + ICH9R
【Memory】
4スロット x DDR2 667/800
【Bay】
5インチx1 3.5インチx3(内2基はシャドウベイ)
【Slot】
PCI Experess x16 *2基
【電源】
450W 80PLUS
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