プレイレポート
新規参入なら今がチャンス! 大型アップデートと復活イベントを掲げて新たに始動した「ラストカオス」序盤レポート
今回の運営移管では,大型アップデート「エクステンションパック1」(関連記事1,関連記事2,関連記事3)による既存プレイヤー向けのコンテンツ拡大に加えて,「復活祭4大イベント」(関連記事)という新規プレイヤーに優しいイベントも同時に行われている。アップデートとイベントの内容については,それぞれの関連記事を参照してほしいが,本タイトルを未経験な人が参加するタイミングとしても,今がまさにうってつけだ。
というわけで,今回は「これからラストカオスで遊んでみようかな」と思っている人向けに,初参加となる筆者が新規プレイヤー視点で本作をレポートしていこう。既存プレイヤーにとっては物足りない部分もあるだろうが,そのへんはご了承いただきたい。
「ラストカオス」公式サイト
「ラストカオス」記事一覧
キャラメイキングでは6種の1次職から選ぶべし
最初のキャラクターメイキングでは,まず6種の「1次職」のなかから一つを選択する。性別はクラスごとに固定で,女性のタイタンや男性のメイジなどは選択できない。
ここで注意したいのが,本作の「2次職」だ。31レベルで選択できるのだが,当然ながら1次職からの派生職にしか転職できない。例えば,遠距離攻撃が好きだから弓矢でバリバリ遊びたいと思ったときに,他のゲームの経験から「ローグ」などを選択してしまうと,弓の名手である「アーチャー」は「ヒーラー」からの派生となっていることにあとあと気づいて後悔するかもしれない(ローグの2次職はクロスボウの使い手)。このへんは公式サイトなどで確認しておこう。
まずは街を探索しつつ
「ラストカオス」の基本を覚えていこう
せっかくなので,まずはここで基本的な操作方法を覚えよう。……といっても,そう難しいものはなく,すべての行動は基本的にマウスのみで可能。移動や攻撃,スキル発動もクリック一つで行える。ショートカットはキーボードにも設定されているが,キーボードでの移動などは不可能なので,その点はご注意を。
チュートリアルクエストを終えると,ジュノの「ランドル」という街(村?)の広場に出たことが分かる。ここは今後のプレイの起点となる場所だ。スタート直後,付近にはとくに向かうべき場所を指示してくれるNPCなども見あたらず,街の広場にぽつんと立たされることになる。……さぁ何をしよう。
フィールドモンスターが落とすアイテムの中には,このようにモンスターに変身できるアイテムもある |
街を歩いていたら,突然頭上を龍が通過していった。ペットのレベルが31以上になれば騎乗用にもできる |
画面の右下あたりを見てみると,アイコンが点滅しているはずだ。序盤は「手紙」という形でクエストが自動的に届けられ,これが一般的なチュートリアルに近い存在となっている。最初は「ルトブの手紙」というクエストで,レベル2になると自動的に配信される。ランドルにいる「ロレイン」というNPCを見つけ出し,話しかければOKという簡単な内容だ。
こんな感じで,レベル9〜10ぐらいまではランドル周辺で進行するお使いクエストが,いくつか用意されている。マップを開いて「Q」という水色のアイコンが表示されているところに,クエストを持っているNPCがいるので,どんどん話しかけて挑戦してみよう。この一連のクエストの流れで,戦闘や採集活動などの基礎を学べる。なお「クエストをくれるNPCがいなくなった」という人は,レベルを上げてみると新たに発生する場合がある。
あとは武器職人や防具職人が何レベルの装備を販売しているかなどもチェックしておくべきだろう。ただし,武器や防具の説明にある「レベル」は,一般的に使われる「装備可能レベル」を指すものではなく,「推奨レベル」である。ペナルティもあるが,本作では自分のレベルより上の装備を装着できるということを覚えておこう。
このあとは自分の目的にあったプレイをしていくこととなる。採集,生産を極める道に進んでもいいし,委託販売を通じて大富豪になる夢を追い求めてもいい。野望薄き筆者は普通に狩りをしてレベルを上げることにしたのだが……。
経験率重視の格上狩りか,SP(熟練度)重視の同格以下狩りか
本作ではレベルが上がっていくほど熟練度が稼ぎにくくなる仕様となっているようで,ベテランプレイヤーはレベルを10台くらいで一度止めて(ギルドに入ると経験値がほとんど入らないようにできる),ある程度,熟練度を溜めてからレベルを上げていくようにしているらしい。経験値が大きいからと格上の敵ばかりを狩っていくと,熟練度が溜まらない恐れがあるので,序盤はあまり急いでレベルだけ上げないように注意したほうがいいかも。
ちなみに本作には,強力なパーティボーナスがあるので,レベルを上げるときは多人数のパーティで格上の敵を倒していくのがいいようだ。もし同じくらいのモンスターを倒してる人を見かけたら,話しかけて一緒に戦っていくというのはMMOの醍醐味だろう。
マップ上には非常に強力なレイドモンスターもいる。パーティメンバーを集めて戦いを挑もう |
ペットはコマンドによって吠えさせたりもできる。たまにはのんびり遊んであげるのもいいかも |
フィールド上の敵を倒すと,お金や装備品,素材などを落とすほか,まれにクエストを受けるためのアイテムも落とす。なかでも「パンの笛」や「ドレイクの卵」といったアイテムのクエストを進めると,冒険を共にしてくれる「ペット」が手に入るので,序盤でぜひ手に入れておきたい。また,ドロップアイテムにはスロットゲームにチャレンジできる「ムーンストーン」もある。
レベルが上がると「成長ポイント」がもらえる。これはレベル31まではレベルが上がるたびに1ポイント,31以降は2レベルで7ポイント入る。キャラクターの基本ステータスに割り振れるので,忘れずに振り分けよう。同時に街の「マスター」に新しいスキルを教えてもらうと,より有利に戦えるようになるだろう。
レベル5から入場可能なパーソナルダンジョンとは
ミッションごとに異なる目標が用意されている。ここでの戦闘は敵がウジャウジャ襲いかかってくる代わりに,自分の攻撃が範囲攻撃となったり,強力な「パーソナルダンジョン専用スキル」が使えたりと,通常のフィールドでの戦闘とは一味違った爽快感が味わえる。
一人で戦わなくてはならないので難度は高く,最も簡単な「バロック撃破」でもレベル5の時点でクリアするのは,かなり難しいかもしれない。レベル10くらいになれば余裕で戦えるようになっているので,ダメだったらレベルやスキルを上げてから,再度挑戦しよう。レベルアップのピッチのみならず,最初はなかなか手に入らなかったお金も急に貯まり出すことだろう。
入場条件としてレベル15以上&「パーソナルダンジョン2入場券」が必要な「お姫さま救出」も,レベル15の時点では,かなり難度が高い。目的の「ナオ姫」を見つけだすまでは比較的容易に進めるのだが,見つけてから入口まで護衛しつつ連れ帰るのが大変だ。
ここで,ある冒険家の綴った手記を紹介しよう。
私はレベル15のヒーラー。今日もランドルの街でモンスターを狩りにいく準備をしていると,ダンジョンマスターから声がかかった。前にバロックを撃破した腕を買われたようだ。何かと聞いてみると,かの名門レインガード家の末娘の姫が,わずかな護衛だけで,あの危険なミノク炭鉱を通っていこうとしたらしい。そこで護衛の増員として,一行の後を追ってくれないかというのだ。彼女とは面識はないが,私も冒険家の端くれ,頼まれたらには嫌とは言えない……。正直,現在の装備では心もとない。回復アイテムもたっぷり用意して,向うことにした。べ,べつに報酬に目がくらんだわけではないんだからねっ!
炭鉱内部はかなり暗い。怖い……。寒い……。わずかな光を頼りに進んでいくと,暗闇からゴブリンやハーピーどもが次から次へと襲ってくる。さすがにこの量では弓の名手である私も,すべてを相手するのは辛い。まずは姫を探しださなければと,逃げながら奥に奥にと進んでいく。しかし,通路には巨大な木の門が! 後ろからはゴブリンが大挙して向かってくる……これはまずい。今こそ封印していた秘技「ハードリジェクション」を使うときがきたようだ。ゴブリンの棍棒をひたすらかわし,数匹のモンスターが集まったところで,周りに衝撃波を走らせ,いっきにせん滅してやった。姫が心配だ,急ごう……。
広い炭鉱で迷ってしまい,同じところをグルグル回った末に,ようやく姫を見つけ出した。しかし,どうやら何かの呪術をかけられているようだで,遠くから声をかけてもピクリともしない。しかも自分よりレベルの高そうなトロールが姫を監視している。しかし,ここは迷っている暇はない,ずっと磨き続けてきた技「シャイニングアロー」でトロールに奇襲をかけた。これが見事にクリティカルヒット! 姫を助けだすことに成功した。
だがしかし,姫を無事に家まで送り届けるには,入口まで戻らなくてはならない。そのうえ困ったことに,さっきまでかかっていた呪術のせいで姫にはヒールが効かないようだ。姫には自衛の力もないし,これは来るときよりも厄介だ。少し目を離すと姫はゴブリンらに襲われるし,自分も持ってきた回復アイテムが尽きかけている。冒険の役に立つかと連れてきていたポニーも何もしてくれない。もっと訓練しておくべきだった……。炭鉱内の川に差し掛かったところで,ついに姫を連れ返されてしまった。不甲斐ない自分が情けない。どうやら姫をすぐに殺す様子ではないので,ここはじっと我慢。腕をもっと磨くために一旦帰途についた……。
長年進化を遂げてきた「ラストカオス」
伝説はさらに加速する!
ラストカオスはサービス開始から3年半以上が経過しており,その歴史ゆえコンテンツは十分に備わっている。今回大ざっぱに紹介した以外でも,野外,内城と2段階ある「攻城戦」や,各地域に点在する「ダンジョン」,さらに大型アップデートで追加された新PvPシステム「エクストリームキューブ」など,楽しみは盛りだくさんといったところ。
フィールドを歩いていて見つけたダンジョン。奥にあったこの棺は一体何を意味するものなのだろう |
野外の攻城戦の一幕。攻城戦はギルド単位での参加のほかに,個人での参加も可能。気軽に体験できる |
また,ゲーム内イベントも次から次へと発表されており,11月16日以降「放浪GM修行計画!」と題し,GM本人がゲームにプレイヤーとして参加するものもあり,今後,よりプレイヤー視点での改善が期待できる。
「ボス級モンスター召喚」や「経験値アップアイテム」など,一部アイテムモールを通じて購入しなければ手に入らないものもあるが,基本無料で気軽に遊べるタイトルなので,気になった人はこの機会に一度プレイしてみてはいかがだろう。
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