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印刷2006/04/27 21:03

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ロックワークス,「Dark Arena」「DragonGem」「天上碑外伝」の発表会を開催

ロックワークス代表取締役 岡村 隆氏
 ロックワークスは本日(4月27日),MMORPG「Dark Arena」(原題 NIDA Online),オンラインアクションRPG「DragonGem」,そしてMMORPG「天上碑外伝」(原題 神話Online)の発表会を開催した。

 会場となったのは,2005年10月に東京都千代田区西神田に総工費10億円以上をかけて作られた,未来的な内装のレストラン「Pandoras」。立体的な構造のフロア内の,ひときわ高い場所にステージが設けられ,ロックワークス代表取締役の岡村 隆氏の挨拶を皮切りに,新作タイトルの紹介が行われた。
 岡村氏は,挨拶で「弊社は新しいサイバー空間の文化を提示し,その価値と収益を社会に還元できる企業を目指して設立した」と前置きしつつ,キーコンセプトの「Game Must be Fun!!」(ゲームは楽しくあるべき)を強調。ひと言ひと言を噛みしめるように語っていたのが印象的だった。



■「NIDA Online」あらため「Dark Arena」

 まず紹介されたのは,韓国のNIDA Entertainment(New Interactive Digital Arts) が開発する「Dark Arena」。4Gamerでは,「NIDA Online」として紹介したことのあるタイトル。わずか3人のメンバーで開発されたという点で,韓国で大きな話題を呼んだ,ファンタジーとSFを融合した世界観を持つMMORPGだ。韓国では口コミだけで同時接続者数5000人を記録しているという。

 ロックワークスで本作のプロデューサーを務める片桐氏は,本作の特徴として,

・初心者にも分かりやすいインタフェース
・マウスの右クリックだけで使用できる攻撃スキル
・2〜3時間で1レベルアップするバランス
・エンチャントアイテム「月のカケラ」
・アイテム合成システム
・召喚獣の卵をはじめとしたレアアイテム
・移動用のアイテム

などを紹介。
 また同時に,キャラクター(クラス)として,戦士,魔法士,召喚士,機攻士の4種類を明らかにした。これらは,「こちら」の記事でそれぞれ,騎士,魔法師,召喚師,魔工師として紹介したもの。
 戦士,魔法士,召喚士は,いわゆるファンタジー系の世界観を持つタイトルの定番であるが,本作の“ハイブリッド”さを最も体現しているのが銃器を使って戦う機攻士だろう。機攻士は,スキルの概念がない代わりに,武器ごとに用意されている「免許」を手に入れることで,新たな攻撃方法などを覚えていくという。
 なお,戦士,魔法士,召喚士には転職システムも用意されているが,機攻士には今のところないそうだ。

 本作は,既存MMORPGプレイヤーのみならず,操作のしやすさやレベルの上げやすさなどで,初心者もターゲットにしていきたいとのこと。



■女性や子供も楽しめる「DragonGem」

 続いては,デフォルメされた可愛らしい3Dキャラクターと,パステル調の背景グラフィックス,多彩なアニメーション効果,そしてコミュニティ機能を特徴とする,横スクロールタイプのオンラインアクションRPG「DragonGem」。開発元は,韓国のZEMI INTERACTIVEだ。

 本作は5個のエピソードと16個のテーマで成り立つ一つのストーリーの中で,モンスターとの戦闘を楽しめるタイトル。エピソードは,クエストをクリアすることによってつながっていくという。
 用意されているクラスは,初心者冒険者,レベル10になると転職できる戦士,弓使い,魔法使い,盗賊。そしてさらにそこから2次戦士,2次弓使い,2次魔法使い,2次盗賊に転職できるという。
 低年齢層をメインターゲットとしているようで,学校やクラス(学級)ごとの「学校ギルド」が用意されるほか,メッセンジャー機能も搭載。コミュニティ性を強く意識したタイトルのようだ。

 ロックワークスのキム・ヒョンジュ氏は本作について,「可愛いキャラクターや,ゲーム自体が簡単に遊べるところを,女性や子供達にアピールしていきたい」と語っていた。
 なお,今後はペットシステムなどが実装される予定だ。



■四つの神話の世界が融合された「天上碑外伝」

 今回は,上記2タイトルの発表会ということで案内されていたのだが,隠し球としてMMORPG「天上碑外伝」も発表された。
 これは,「天上碑」の開発元であるHi-Winが開発中のタイトルで,4Gamerでは「神話Online」として紹介してきたもの。ロックワークスが,日本サービスを手がける3本目のタイトルという位置づけだ。

 本作は世界観として,北ヨーロッパ神話,ギリシャ神話,中国神話,エジプト神話を背景に持つタイトル。それだけに,韓国で3月下旬に行われたクローズドβテストの段階で300程度と,物語性の強いクエストが数多く用意されているという。
 また,クエストクリア後に出てくる選択肢によって,ストーリーが分岐していき,プレイヤー固有の物語が「ストーリーブック」に残されていくそうだ。そのため本作はジャンルを,“オンラインRPGノベル”としているとのこと。

 本作で用意されている種族は,東洋神話系の戦士「バンゴ」,ギリシア神話系の魔法使い「カオス」,ヨーロッパ神話系の盗賊「ユミル」,エジプト神話系の呪術師「アトム」の四つ。バンゴとカオスは「太世連合」,ユミルとアトムは「新生連合」という勢力に属し,さらにNPCやモンスターが属する「暗黒勢力」と三つどもえの勢力争いを繰り広げているという設定だ。
 マップは,各種族のスタート地点の近くやマップの途中にある街や村,一般的な狩りやクエストの舞台(インスタンスダンジョンも含まれる)となる「背景地域」と,ボスモンスターとの戦闘やほかの勢力とのPvP/PKができる「紛争地域」とで構成されている。紛争地域での勢力争いの結果によって,城を持ったり,レアアイテムを手に入れたりもできるとのこと。

 本作を紹介したロックワークスの橋本氏によると,日本でのサービスは「もうちょっと先」とのことだが,大作らしい雰囲気を持ったタイトルだけに,期待しておこう。




 ちなみに,発表会の司会進行を務めたのは,人気声優の諏訪部順一さんと榎本温子さん。オンラインゲームの新作発表会が頻繁に行われるようになった昨今ではあるが,なかなか豪華な布陣といえるだろう。ロックワークスとして初めての発表会ということもあり,こういった部分にも気合いを入れて臨んでいたようだ。(TeT)

左から
NIDA Entertainment ジョン・デファ社長
「このように日本で紹介され,サービスすることになったことを,とても嬉しく思います。これからも一生懸命開発し,日本のユーザーの皆さんに愛されるDark Arenaになるよう,がんばります」
ZEMI INTERACTIVE 代表取締役社長ファン・ウービン氏
「DragonGemを通して,ロックワークスと共に日本のユーザーの皆さんとお会いできたことに,心から感謝しています。これからも日本のユーザーの皆さんに楽しんでいただけるよう,最善の努力をしていきます。DragonGemに期待していください」
Hi-Win 代表取締役社長ユ・ヘンジョン氏
「天上碑外伝を通して,日本のファンの皆さんに再びお会いできたことを嬉しく思います。これからもゲームの開発に力を入れ,良い作品を持って日本のファンの皆さんにお会いできるよう,最善を尽くすことを約束します」
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    Dark Arena

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    homage

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    ドラゴンジェムプラス(DragonGem+)

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