プレイレポート
誰でもネームドモンスターとのアツいバトルを満喫できる,「The Tower of AION」の“インスタンスダンジョン”を紹介
それくらいの中級者が,次の目標としてぜひとも挑戦してもらいたいのが,“インスタンスエリア”である。AIONではレベル30以降になると,さまざまな形でこのインスタンスが関わってくる。例えば現在ゲーム内で頻繁にパーティ募集が行われている“炎の神殿”も,インスタンス系のダンジョンだ。
今回はこれらのインスタンスに関して,AION運営チームの【FS】ルティレスと【FS】ヴェルシィに,テストサーバーでのプレイを交えつつレクチャーしてもらった。それに個人的なプレイ体験も加えつつ,インスタンスの基本から現時点におけるハイエンドエリアまで含め,ダイジェスト的に紹介していこう。
AIONのインスタンスとは?
インスタンスは,基本的に自分達の専用のエリアとして作られるので,内部ではほかのPCとは遭遇しない。そのため,ライバルとモンスターを取り合ったり,敵種族からのPKに怯えたりすることなく,マイペースで遊べるのが大きな魅力だ。余談だが,今後のアップデートでは,天族と魔族が内部で接触するインスタンスも登場するらしい。
AIONでは,キャラクターレベルがだいたい30前後になると,このインスタンスが次第に関わってくる。ミッションやクエストを進める過程で,自然と足がここへ向かうようになっているのだ。
これらのインスタンスに共通しているのは,出現するモンスターの大半が“エリート”のランクであること。しかも,フィールドエリアと比べて数が密集しており,巡回タイプも多いため,至るところでリンクが起こりやすい。それなりのベテランになっても,ワンミスでチーム全体が壊滅することすらあるのだ。
そのため難度は全体的に高いのだが,今日も数多くの冒険者がインスタンスへ通いつめている。スリリングな冒険もさることながら,ときおり遭遇できるネームドモンスターと,これらがドロップするレアアイテムが,たまらなく魅力的なのである。
数多くのネームドが待ち受けるダンジョン「炎の神殿」
炎の神殿の内部は,数多くの広間が通路で繋がった,蟻の巣状の構造となっており,いわゆる典型的な“ダンジョン”である。最深部で待ち構える女ボスの“クロメデ”をはじめ,複数のネームドモンスターがいる。そしてこれらのドロップアイテムは……,などといった攻略情報の詳細については,公式サイト内にあるデータベースの“パワーウィキ”を見てもらうのが早いだろう。
また,4Gamerの過去記事では,炎の神殿の紹介用ムービーを掲載している。未経験だという人は,こちらにも目を通しておくとよい。
ボスのクロメデは必ず出現するが,それ以外のネームドに関しては,体感だとそれぞれ40〜50%前後の出現率である。ネームドの種類が多いので,ダンジョン内をくまなく探索すれば,3〜4体前後とは戦えるだろう。もちろんインスタンスなので,「他人にネームドを先取りされている」心配は無用だ。そういったこともあり,炎の神殿のネームドをつまみ食いしていくツアーは,ゲーム内では定番の遊び方だ。
ネームドを抜きにしても,道中で得られる経験値や,ドロップアイテムの副産物が結構おいしい。レベルが30〜36位の冒険者なら,ここを繰り返し攻略するのは,経験値稼ぎと金策の両面においてお勧めである。パーティプレイのノウハウもぎっしり詰まっており,このダンジョンでさまざまな状況に臨機応変に対応できるようになったら,一人前といってもよさそうだ。
ちなみに,炎の神殿の目玉であるユニークアイテムの“クロメデ武器”は,ドロップ率が極めて低いことで知られる。個人的に炎の神殿は100回以上攻略しているが,いずれかのクロメデ武器がドロップしたのは「約6%」である。そこからさらに,9種類の武器種別(+アクセサリ1種)に派生するわけで,自分のクラスに応じたクロメデ武器が獲得できた人は,とんでもなくラッキーといえよう。
これはインスタンスに限った話ではないが,PCのレベルがモンスターより高くなりすぎると,アイテムのドロップ率は次第に落ちていく。クロメデの内部レベルはかなり高く設定されているようだが,流石にレベルが40近くになったら,そろそろ新たな狩場を検討するのがよいかもしれない。
研究所のインスタンスで“レパル団”の悪事が明らかに
ロットロンのほかにもこういった悲劇は起こっており,各フィールドを徘徊しているモンスターの多くが,このレパル団によって生み出されたものだそうだ。それらの悪事の数々が,ここを舞台とするミッションやクエストを通じて露になっていくわけである。
AIONのストーリーに関しては,プレイ中に読み飛ばしてしまう人もいるかとは思うが,実は結構読み応えがある。ゲームをより深く楽しめると思うので,一度ちゃんと目を通してみてほしい。個人的な要望としては,クリア済のミッション等のストーリーを,何らかの形で再び鑑賞できるシステムがあるとよいのだが。
建造物の内部のエリアということで,ところどころで鍵のかかった扉により封鎖されている。そして中ボス(など)を倒すことで鍵を入手し,次のフロアへと進んでいく仕組みだ。両研究所はそれぞれ三つのフロアで構成され,最後にはボスが待ち構えている。もちろん,ボスのほかにも何種類かのネームドモンスターがおり,レアアイテムのドロップも期待できる。
ドロップアイテムに関しても見どころたっぷりだ。とくに注目したいのは,レベル42用のクラス別スキルブックが入手できること。これは通常のショップでは入手できず,ゲーム内でも最近になってようやく,委託販売で少しずつ目にするようになってきた。当分の間,高値での取引が続く品ではないだろうか。
●アルキーミア研究所(魔族)
●レパル団 秘密研究所(天族)
現時点では誰一人として到達できていないインスタンスも
移動方法が少々ややこしく,インタルディカ地域(天族)にある,“クラルトマグナ洞窟”の最深部から,このインスタンスへと進入できる。つまり魔族のキャラクターにとっては,まず最初に“次元の扉”を見つけ,インタルディカ地域へ潜入せねばならないのだ。
クラルトマグナ洞窟の内部も,とんでもなく難度が高そうである。入口から入った途端に,レベル45以上のエリートがうようよといる。数が半端ではなく,6〜7体のリンクは当たり前に起こりそうだ。どのようにして攻略するのは皆目見当が付かないが,少なくともフォースが推奨のバランスのように思える。
クラルトマグナ洞窟にいるこれらのモンスターが,本来はアビスに出現する“龍族”や“ナーガ族”というのも,注目すべき点である。このエリアを足がかりに,龍族達がアビスから天族へと侵攻しようとしているのだろうか? このあたりの,ミッションやクエストで明らかになるストーリー内容も気になるところだ。
今回紹介した以外にも,ゲーム内にはいくつかのインスタンスが実装されて
いる。また,夏以降の実装が予定されている大型アップデートの「Ver1.5」
などでも新たなインスタンスが追加されていくようだ。
AIONではPvEとPvPの両方が楽しめるが、これらのインスタンスは前者のプ
レイヤーにとって,ちょうどよいプレイ目標となるだろう。最初は手こずるかも
しれないが,ネームドを次々と狩りまくるの病み付きになってしまう面白さ
なので,ぜひとも挑戦してみてほしい。
●クラルトマグナ洞窟
●インドラト要塞
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The Tower of AION
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