プレイレポート
“龍界”を舞台にPvPvEは新たな局面へ。「The Tower of AION」の大型アップデート“エピソード2.0 新世界”の見どころを紹介
それらの中でも目下最大の見どころは,サブタイトルにもなっている“新世界”,すなわち“龍界”へ直接乗り込めるようになることだ。再三にわたってディーヴァ達を苦しめてきた龍族に,これまでの大きな借りを返せる日が来たというわけだ。もちろん,龍族のみならず敵対種族も絶妙な形で絡んでおり,AIONのPvPvEはここへきて新たな局面を迎えることになる。
4Gamerではこれから数回にわたって,エピソード2.0について詳しく解説していく。第一回となる本稿では,最初にこの話をしないと始まらない2.0のメインコンテンツ“龍界”と,ライト層にもウケが良さそうなペットシステムを中心にお届けしていこう。
フィールド型要塞&敵対種族もやってくる
アビスをも上回る激しいPvPvEエリア“龍界”
いったいディーヴァ達は,どのような経緯で龍界へと侵攻するのか? その辺りのバックグラウンドストーリーが,龍界への入場クエストを通じて補完される。クエストの開始条件は“レベル50”で,バトルなどの難度はさほど高くないが,これまでに登場した主要NPCを一通り巡るため,2〜3時間はかかるようだ。
最初はアビスのような亜空間を思い描いていたのだが,実際に見てみると,意外なことに従来のエリアと比べて極端には違わないようだ。インギスオン側,ゲルクマルス側ともに立派な拠点の施設もあり,広さも従来の広域エリアとさほど変わりない。
ただ,背景や生息物などをじっくりと見ると,どことなく現実離れした印象を受ける。モンスターの強さに関しても,拠点を一歩出るとレベル50以上がうようよしており,一切気を抜くことができなさそうだ。
インギスオン | |
ゲルクマルス |
ここまでは従来のエリアを順当にアップグレードさせた内容だが,新たな仕掛けも盛り込まれている。龍界における最大の特徴の一つは,インギスオンとゲルクマルスの2エリアが,“シレンテラ回廊”というダンジョンで繋がっていることである。しかも龍界全域において“飛行”が行えないため(滑空は可能),アビスと比べてリスクが非常に高い。
シレンテラ回廊に出現するモンスターは,経験値やドロップアイテムが全体的に美味しく,天族・魔族の両者がここへ集まる形となる。その結果,まるで24時間フルタイムで“ドレドギオン”が発生しているかのような,凄まじい激戦が繰り広げられるようになるだろう。
2.0の最終目的地“パシュマンディル寺院”と
快適な移動用ショートカット“風道”
シレンテラ回廊には,PvPvEに関連したシステムがもう一つある。龍界の天魔それぞれのマップには,“要塞”が各2か所存在している。これらはアビスと似たような感じで,“要塞戦”を通じて占領でき,現在占領している数に応じてインスタンスエリアなどのご褒美を得られる。
龍族を含めた敵対勢力をことごとく打ち破り,各種族の拠点が存在するエリアの2か所の要塞をすべて同種族が占領しているときに限り,シレンテラ回廊の南側に位置するインスタンスの“パシュマンディル寺院”への挑戦権が得られる。パシュマンディル寺院は,2.0実装後のAIONで最も難度が高いインスタンスダンジョンで,さらなる強敵や,報酬のグレードも大いに期待できるだろう。……クリアできれば,……というより挑戦できればの話だが。
ちなみにパシュマンディル寺院の主はルドラという名前なのだが,晴れて条件を満たしてその姿を拝むことができた暁には,その雄々しい姿に,初めてタハバタを目にしたときの興奮を思い出すことになるはずだ。
龍界には短いものから長いものまで,このような風道が20か所近く用意されている。これを活用して初めて到達できる場所もあるそうだ。これらの風道の場所は固定だが,インゲームマップでは確認できない。その代わり,公式サイト上で公開中の“PowerMap”にヒントが一部示されているようだ。
やたらと可愛い&“羽”などのアクセサリーに注目
さまざまなタイプが用意されたペットシステムが登場
ペットの入手方法にはこれといったややこしい条件はなく,エリュシオンやパンデモニウムのNPCから“卵”を購入する。これを,隣にいるブリーダーに羽化してもらえばOKだ。一番安いペットの価格が約10万ギーナで,実際に入手できるのは中級者以降になるかもしれない。
羽化したペットは,基本的にいつでも呼び出せる。いくつか呼び出してみると,流石にAIONだけのことはあり,モデリングと動きが実に可愛らしい。とくに,ディーヴァが飛行中にペットが羽ばたきながらついてくる姿は必見だ(羽根が生える)。ペットの種類もかなり豊富で,アクセサリ類も装着でき,かなりの人気が出そうだ。
鑑賞/倉庫タイプに関してはこれといった説明は不要かと思うが,生産タイプについて少し補足しておきたい。というのも,この種類のペットはアイテムを与える(食べさせる)ことで,別のアイテムを作り出してくれるのだ。与えるのは食べ物以外では、ジャンク品なども大丈夫らしい。ここは試しに食べられない「武器」を与えてみると,健気に食べようとしてくれるのだが……が,やはり食べられずに吐き出してしまった。どのようなアイテムを作り出してくれるのか,詳細が気になるところだ。このあたりは,2.0が実装されたら皆さんで試してみてほしい。
とりあえず,今回の記事はここまで。取材時は,このほかにもたくさんの新情報が得られたので,それらに関してはまた別の機会で紹介しよう。興味を持ったAIONプレイヤーは,今のうちにレベル50まで育成しておくとよいだろう。
「The Tower of AION」公式サイト
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