プレイレポート
「The Tower of AION」エピソード2.0で登場する“ソロプレイ専用”のインスタンスダンジョンを一挙紹介!
それらの中でも,8種類ものインスタンスダンジョンが追加される点はとりわけ要注目である。従来のAIONのインスタンスは,対象人数がパーティ単位のものが中心であったが,今回は新たに“ソロプレイ専用”のインスタンスが追加されている。つまり現在のAIONは,たとえパーティプレイやPvPは苦手という人でも,ある程度はゲームを進めやすくなってきているのだ。
今回は,アップデートの準備真っ只中の同社にお邪魔し,AION 2.0で新たに導入される全インスタンスダンジョンを一通り体験してきた。本稿ではそれらの中から,ソロプレイ専用のもの三つを,詳しく紹介していきたい。
インスタンスダンジョンの新たな登竜門「ハラメル」
ダンジョンの入口は,ベルテロンのカンタス海岸(天族の場合)と,アルトガルドのインペトシウム(魔族の場合)にある。この地において魔族の悪党“ハメルン”が,ブラウニーやムーグル達を洗脳し,不正に作り出したオディウムで莫大な富を得ている。その情報を入手した駆け出しディーヴァが,ハメルンを退治するべく,オディウム精製の作業場であるハラメルへ赴くというストーリーだ。
ハラメルに挑戦できる少し前のレベル帯では,オデラーやオディウムに関連したクエストや地形などを目にしているはずなので,風景は馴染みやすそうだ。これからアビス以降の本格的な冒険へ旅立つためにも,このハラメルは,ディーヴァにとってよい訓練場となるだろう。
ざっと見た感じ,レベル18前後のフィールドエリアと比べて,難度がひと回り高そうな印象。それでいて極端に難しいというわけではなく,これなら,たとえファーストキャラで挑戦する場合でも,ほどほどの緊張感とご褒美が期待できそうだ。ノフサナ訓練場が“パーティプレイの登竜門”であるのに対し,ハラメルは“インスタンスの登竜門”として,これから末永く定着していきそうである。新たにAIONを始める人も含め,レベルが18に到達したらぜひ挑戦してみよう。
クロメデの意外なエピソードが明らかになる「悪夢」
インスタンスの入場条件はレベル37〜44で,これはちょうど,炎の神殿を卒業するあたりのレベル帯になる。インスタンスの攻略時はカットシーンが要所で挿入され,「あのクロメデにも随分いろいろとあったんだなぁ」と,感慨深くなるだろう。
ネタばれにならない程度に本編の流れを簡単に紹介すると,クロメデとその恋人のロブスティンが,“カリガ”なる悪党に騙されてしまった。二人は引き離されたうえ,クロメデは洞窟に監禁されている。
大きく分けて2部構成となっており,第一の目標は,監禁された洞窟から脱出すること。その後は引き続き,ロブスティンを救出すべくカリガの屋敷へと乗り込むことになる。
このような経緯なので,インスタンスに挑戦している間に限り,マイキャラの姿が一時的にクロメデに変身するというのがユニークだ。見た目こそ大きく変わるものの,クラスや武器などといったキャラクター性能は持ち越され,さらに+αの能力が得られる。
同じソロプレイ用ではあるものの,上で紹介したハラメルよりも難度は高く,隠し部屋など凝った仕掛けがちらほら見受けられる。エリア内には,触ることでバフ効果が得られるオブジェクトが点在しているので,怪しげなものはとりあえずターゲットしてみるとよいだろう。
ラスボスはもちろんカリガだが,報酬のシステムが少々変わっている。部屋の中にはユニークグレードの各種武器がショーケースの中に陳列されており,カリガからは,レアドロップでその“鍵”が入手できる。つまり,プレイヤーが任意で武器種別を選ぶことができるのだ。ソロプレイでの攻略を考慮した,なかなかよいアイデアといえるだろう。
ソロプレイ専用のハイレベル向けダンジョン「カスパール内部」
“カスパール”とは,AIONのストーリーにも大きな関わりがあるアトレイアの大樹のこと。その中に病原体(寄生虫?)のようなモノが取り付いてしまい,カスパールの内部をじわじわと侵食しつつある。すでに,これまで何名かのディーヴァが調査に向かったものの,ほどなく連絡は途絶えてしまった。そこでディーヴァの精鋭たるマイキャラが,カスパールの内部に向かったところ,恐るべき光景が広がっていた……といった感じの流れとなる。
これらのアイテムの使用時は,アクティブスキルのそれと同様にクールダウンタイムが生じる。自身のクラスによっては,攻略中にキツい局面に遭遇する可能性があるが,そういった際にこれらのアイテムを使っていくのがよさそうだと思えた。
さらに,このインスタンスでは,AIONの“傭兵システム”が初お目見えとなる。消息不明となった先発隊のディーヴァを救出することで,冒険を共にしてくれるという寸法だ。このディーヴァは“煉族(れんぞく)”という種族で,翼が片側にしかない。リネージュ IIのカマエルを思い起こす人は多いのではないだろうか。
ここで仲間にできる煉族のキャラクターは2人おり,そのうちの,シールドまたはキュアのどちらかのキャラを選べる。助け出した傭兵は,プレイヤーの後ろをついてきながらAIで戦ってくれるので,スピリット用の精霊のような感じで,操作はこれといって難しくはなかった。煉族&傭兵システム共に,今後のAIONにどのような形で関わってくるのか,このあたりも気になるところだ。
というわけで,今回はここまで。次回の掲載時は,2.0で実装されるハイエンド系のインスタンスダンジョンを丸ごと紹介していく予定なので,お楽しみに。
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