プレイレポート
8番目の仲間“ルコ”は強さと脆さを併せ持つ女忍者。「タルタロス」アップデート先行プレイレポ
厳密にいうと,盛況すぎてサーバー側が対応しきれておらず,ログイン障害が出ることも多かったりする。シーアンドシー側としては「想像を遥かに上回る反響」とのことだが,とりあえず遊ぶ側としては,早急になんらかの対処を行ってほしいところ。ちょっと話を聞いてみると,当然ながら改善に向けて動いているようなのだが,開発元とのやり取りや動作検証で時間がかかっている模様。近いうちになんらかの改善策が施されると思われるので,もうしばらく静観したい(今回の記事の末尾にプロデューサーからのメッセージをいただいたので,そちらもご覧を)。
今回は,11日のアップデート実施に先駆け,シーアンドシーメディア本社にてローカライズ中のルコに触らせてもらったので,そこで分かった新情報をプレイレポートとしてお届けしよう。
多彩な攻撃手段を持つものの,打たれ弱さもある女忍者“ルコ”
それでは早速ルコのキャラクター性能を見ていこう。女忍者のルコは,手に持つクナイや手裏剣などで主に戦っていくことになる。見た目のイメージどおり純アタッカーで,攻撃にちなんだアクティブスキルを次から次へと習得していく。
各種スキルの攻撃モーションは全体的に速く,敵にザクザクと斬りかかっていけるのが魅力だ。しかも,ナギやクロモドよりもあとに登場するキャラクターであるにもかかわらず,Jキーによる“押しっぱなしコンボ”が有効である。攻撃パターンが多彩かつ強力で,ちょっと触ってみただけでも,アタッカーとしてのポテンシャルは十分すぎるほど感じられる。
では,ルコはどのようにして戦っていけばよいのか。実は,ルコが使える各種攻撃スキルは,使用後に移動を伴うものが多い。分かりやすい例を挙げると,「ミミステップ」というスキルは,前方の敵にサマーソルトキックで攻撃し,その直後に大きくバックステップを行う。バックステップの最中は無敵で,ダメージを与えるだけでなく,囲まれたりした場合に逃げるための用途としても使えるのだ。
そのほかの攻撃スキルに関しても,前進したり,後退したり,ジャンプしたり,ジグザグに進んだりと,何らかの形で移動を伴うことが多い。主に静止して広範囲に攻撃するなどを得意としていたイリシアに対して,ルコは突進して前方の敵をなぎ倒していくタイプとなる。モンスターとの位置関係に応じて移動系のスキルを使い分けながら,安全な状況では,すかさず(硬直を伴う)大ダメージのスキルを叩き込む。これが理想の戦い方だ。
ほかのキャラクターの使用時も,なるべく攻撃を受けないようにしているかとは思うが,ルコの場合はより死活問題で,強い部分と弱い部分がはっきりしている印象。最初に触ったときはイリシアと比較的近いかなと思ったのだが,使い込んでみると大分違うようだ。アタッカーの中では全体的にテクニカルさが求められ,あのクロモドよりも後に登場するだけのことはあるな,と感じた次第だ。
ルコのスキル性能は?
それでは続いて,ルコが習得していくアクティブスキルを紹介していきたい。まずは溜め(ルコの場合は“根性”)を行わずに使える,6種類のスキルからだ。
●ルコ用アクティブスキル(1ページ目)
- 「アサルトダガー」(J): 正面に向けて突き攻撃を行う。押しっぱなしでコンボも可
- 「手裏剣」(K): 正面に手裏剣を投げつけ,ダメージを与えると共に出血効果を与える
- 「ミミステップ」(L): サマーソルトキックを行いながらバックステップ
- 「サイドステップ」(J+K): 正面へジグザグに斬り進みつつ連続攻撃
- 「変わり身の術」(J+L): 敵のターゲットを引き付ける猫のオブジェクトを設置
- 「閃気」(K+L): 剣気を直線状に飛ばし,連続ダメージを与える
- 「根性」(;): 一度押すことで2ページ目,長押しで3ページ目のスキルが使用可能
あとはスキルの使用時に,どの方向へルコが動くのかにも注目。“アサルトダガー”は前進,“ミミステップ”は後退,“サイドステップ”は斜め前へジグザグに進んでいく。どのスキルを使えば,敵との距離を離しやすいのかに注意しよう。
●ルコ用アクティブスキル(2・3ページ目)
“根性”を使って繰り出す2ページ目・3ページ目スキルも,まとめて紹介しておこう。タルタロスの経験者ならご存じだと思うが,スキルの2ページ目は「キーを一度押す」,3ページ目は「キーを長押し」することで,一時的に使用可能となる。
- 「覚醒」(根性→J): 一定時間,ルコ自身の攻撃速度が上昇する
- 「火遁の術」(根性→L): 地面に罠を設置し後方へ退く。敵が罠に足を踏み入れると爆発ダメージを与える
- 「爆裂手裏剣」(根性→K): ジャンプすると共に,前方へ手裏剣を無数に投げる
- 「気力開放」(根性→J+L): 一定時間,ルコ自身のHP自然回復量が上昇
- 「ミミシュート」(根性長押し→J): ペットを投げつけ,ルコが突撃して連続攻撃
- 「ミミ幻惑」(根性長押し→K): 前方の範囲内にいる敵を幻惑し,行動不能状態に
ちなみに,いくつかのスキルで登場する“ミミ”というのは,ネコのペットかと思いきや,実はルコと深い関わりのあるキャラクターとのこと。ルコのストーリーにも絡んでくるので,プレイ時はこのあたりにも注目してほしい。
正式サービスが始まったばかりのタルタロスだが,ルコの導入後も,春くらいまでは断続的なアップデートが予定されているようだ。中には韓国版の開発とほぼ並行してローカライズを行っているコンテンツもあり,頼もしい限りである。他国と比べても,日本のプレイヤーからの反響は想像を大きく上回っているとのことだ。
ただ,冒頭部で触れたように,遊びたいけど遊べないという状況が長く続くのはなんとかしてほしいところだ。この点について,タルタロスのプロデューサーを務める槇原氏から,プレイヤー宛へのコメントをいただいたので最後に紹介しておきたい。
運営チームでは,クローズドβテストとオープンβテストと「ユーザー様へいかに楽しんで,遊んでいただくこと」「ユーザー様へより快適に,遊んでいただくこと」を至極当たり前の事ですが,運営として,徹底して参りました。
オープンβテストは,正直「想定以上に,すごい反響だった」の一言に尽きます。
オープンβテストも,数日前より開発元であるWemade社/INTIV社も日本へ来日して頂き,弊社内で共に,準備を進めておりました。
ところが,オープンβテストの先行開始日の1月14日,ご存じのとおりログイン障害が起きてしまいました。
開発元:Wemade社/INTIV社と運営チームで,調査及び対策を数時間,数十分単位で検討して結論を出し検証をおこない,修正をしながら対応していきました。
その過程により,ユーザー様から準備不足やもっと遊びたい人たちがいた事が想定できなかったのか? と言ったご指摘を受ける中から悔やむ点は多く御座いますが,状況にあわせ最適な対応を3社が全面的に協力し対応をおこなっております。
ユーザー様に多大なご迷惑をかけてしまったことはお詫びするしか御座いません。
しかし,例えば,本来ならサーバー追加などの1か月以上かかってもおかしくない作業を,短期間で何とかできたというのは,運営スタッフの努力と開発元:Wemade社/INTIV社も全面的な協力をおこなって頂いた事により実現する事ができました。
但し,スムーズにサービスインできなかった以上,厳粛に受け止めております。
オープンβテスト以降に,満員状態によって発生したチャンネルダウン等に関してもユーザー様に,ご不便とご負担をお掛けし申し訳御座いませんでした。
ユーザー様に,いち早く安定した環境を提供できる様に,発生以後,運営チームでは,監視強化した24h対応及びログチェック体制と開発元:Wemade社/INTIV社では,日々,ログ解析/調査/サーバー調整協力やパッチ対応と進めて参りました。
又,安定した環境へ改善後に,1月26日に,チャンネル追加を実行いたしましたが満員状態となり,開発元:Wemade社/INTIV社と運営チームは,引き続き,この3社体制で,対応に臨みました。
現在は,以前と比較し,安定した環境を提供できる様になっております。
そう言った中で,ユーザー様のご意見/ご要望にお答えできる様に大型アップデートやチャンネル追加を準備おこない2月11日(木)「カバーシャード-迷いの森の姉妹-」を迎えます。LVキャップの開放や新キャラクターや新シナリオの追加等やユーザー様に,楽しんで頂ける要素が豊富なアップデートとなりより,タルタロスを楽しんで頂けるとうれしいかぎりです。
今後も,タルタロスをより楽しめる,より快適に遊んで頂けるように開発元:Wemade社/INTIV社と運営チームは非常に良い協力体制で,進めております。
ユーザー様から頂いておりますご意見/ご要望や不具合報告なども情報共有させて頂いており,今後の改善を進めて参ります。
運営チームでは,まだまだ至らない点が多くあるかと思いますが,引き続き,タルタロスを宜しくお願い申し上げます。
TA運営プロデューサー 槇原
タルタロス公式サイト
- 関連タイトル:
タルタロス:リバース
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