プレイレポート
発表から9か月を経て「クロシーノ」ついにOBTスタート。期待の新要素「ギルドタウン」「ギルドバトル」について紹介しよう
今回はOBTの実施に先駆けて,ジークレスト本社でこれら2コンテンツを体験してきたので,さっそく分かったことをお伝えしていきたい。なかなか意欲的な試みも散見されるので,これからOBTに参加する人はぜひ参考にしてみてほしい。
なお,今回確認したのは開発途中のバージョンであり,今後仕様が変更される可能性がある点はご了承を。
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プレイヤーがカスタマイズ可能な「ギルドタウン」
タウンの敷地内は,街路などであらかじめ区画整備されており,まったくの更地から街を作り上げていくわけではない。ギルドは敷地内にある十数か所の候補地に,さまざまな施設を建築することが可能だ。これらの施設は冒険者にとって有用なものばかりで,タウンを所属しているギルドのメンバーだけではなく,手数料を支払えば部外者でも利用できる。
そうして納められた手数料はギルドの資金となり,それを貯めることで新たな施設の建築や,建築した施設のグレードアップが行える。このようにしてギルドタウンが発展していくわけだ。
ただし,ギルドタウンは良いことばかりではない。タウンを持っているギルドは,他のギルドから攻城戦(ギルドバトル)の宣戦布告を受ける可能性がある。そして仮にタウンの所有側がギルドバトルで負けてしまうと,タウンの支配権を失い,それまで積み上げてきた施設などもすべて失ってしまうのである。
ギルドタウンの所有権はギルドバトルによって争われることになる |
マップ内に四角く表示されているポイントに,各種施設を建築可能だ |
ギルドメンバー達が力を合わせ8種類の中から施設を建築
ギルドタウンに建築できる施設は,現在8種類ある。建築時の費用は,どの施設も数万ゴールドとなっており,個人でどうこうできるレベルではなさそうだ。ギルドメンバー同士の結束や,各種施設から得られる収益も必要となるだろう。それでは各建築物の大まかな特徴を見ていこう。
・宿屋
セーブポイント(死亡時の復活地点)の設定が行える。最初に実装されるギルドタウンの場所は,ワールドマップの中心近くにあるのだが,その近辺にはセーブポイントがない。そのため地理的にはかなり重要で,ここにセーブポイントを設定しておけば,世界各地へ冒険する際にも役立ちそうだ。
・鍛冶屋
武具の修理,合成,強化といったことが行える。本作の強化システムは"星座"をモチーフとしており,40種類あるアイテムの中から複数を組み合わせることで,付随する効果や成功率などが変化していくとのこと。
・美容室
髪型や髪の色,フェイスタイプなどの外見を変更できる。施設をグレードアップしていくと項目が増えていき,最終的にはキャラクター作成時に選べる項目は,ほとんど変えられるようになる(性別だけは変えられない)。
・郵便局
いわゆるゲーム内のメール機能で,ほかのプレイヤーとの間でアイテムやゴールドなどを送受信できるようになる。
・民家
民家に関しては,今のところこれといった用途はないようだ。ギルドタウンやギルドバトルのシステムは今後も拡張されていく予定なので,いつか日の目を見るときが来るかも?
・城壁
ギルドバトルの際にタウン内部を守るための城壁を築く。タウンを攻める側は,最初にこの城壁を破壊しないと内部へ侵入できないのだ。
・研究所
これを建てることで,所属するギルドメンバー全員に対し,各種スタータスを底上げするためのスキル(いわゆるバフスキル)が使えるようになる。アップ効果は初期段階では5%だが,研究所のグレードを上げていくと最大で15%まで加算されるとのこと。ギルドバトルの際には重宝しそうだ。
・ギルド倉庫
ギルドメンバー達が共有できる倉庫で,ギルドタウンを発展させるために役立つだろう。メンバーによって出し入れの権限が設定できるほか,ログも記録されるようになっている。
ちなみにこれらの施設は,建てるだけでは機能せず,そこで働くNPC店員を雇用しなければならない。この店員はゴールドを払うことで一定期間雇用できる。NPCはいくつかのグレードがあり,施設の営業時間と雇用料金が違ってくる。24時間働いてくれるNPCを雇用するには,それなりの金額が必要となりそうだ。
週に1度の攻城戦「ギルドバトル」
・月〜水曜日:ギルドバトルの挑戦権を入札形式で選出(最低価格は2000ゴールド)
・木〜土曜日:攻める/守る側が,バトルで共闘するギルドをそれぞれ探す
・日曜日:ギルドバトル実施
つまり本作では,毎週日曜日にギルドバトルが実施されるのである(参戦ギルドがいれば,だが)。ギルドバトルのルールは,一度のバトルが2時間で行われ,その間にタウンの中心部に浮かぶ"風の水晶"を破壊できれば攻撃側の勝利,"風の水晶"を守りきれば防衛側の勝利だ。もし"風の水晶"が破壊されてしまった場合,タウンの支配権は速やかに譲渡され,それまで建てていた施設も消滅する。
あくまでも攻城戦のコンテンツなので,基本的には守る側にとって有利に出来ているようだ。例えばクリスタルは空中に浮遊しているが,バトルの開始直後はプレイヤーキャラクターの飛行機能が封印されており,そう簡単には近づくことができない。そのほかにもいくつかの障害があり,大まかにいうとこのような段取りを踏まえる必要がある。
1. タウン施設の「城壁」を破壊
2. 城の内部にある2本の「タワー」を破壊
これにより,「PCの飛行」と「死亡時の復活ポイント設定」の機能が開放
3. "風の水晶"を破壊
防衛側にとっては「敗北=タウン関連施設をすべて失う」であり,何があってもギルドバトルで敗れるわけにはいかないだろう。単独のギルドで100名(=バトルに参加できる最大数)を集めるのは難しそうなので,木〜土曜日の間に同盟ギルドを探し出すことが勝敗を大きく分けることになりそうだ。
ちなみに第一回のギルドバトルに限っては,"無人"のタウンに対しバトルを申し込む形になる。最初にどのギルドがタウンの支配者となるのか要注目といえそうだ。
5月24日,どのギルドがタウンの支配権を獲得するのかに注目
今回実装されるタウン用エリアは一つだが,ゆくゆくは第二,第三のギルドタウンも実装予定とのこと。それまではこのタウンの支配権を巡って,激しいバトルが繰り広げられそうだ。毎週日曜に開催ということで,一般プレイヤーも試しに見学しに行ってみるのも面白いかもしれない。
本作のペットは,武器でも防具でも何でも食べて成長する。満腹度と親密度を上げることで,外見も変化していく |
プレスカンファレンスで気になっていた芸人エモーションも再確認。女性のキャラでも例の絶叫を発するようで安心(?) |
今回はギルドタウン/バトルの機能を中心に紹介したが,ほかにも例えば,起動時のローディング時間の短縮や,UIの調整など,細かいところがいろいろと修正されている。育成に数週間を要するという「ペットシステム」は,このOBTでようやく全貌が明らかになる。
最後に,本日から始まるOBTでは,過去に行われたCBTのキャラクターデータは消去されており,名前だけが引き継げる。本稿が掲載される現時点では,どのプレイヤーキャラクターにとっても横一列の条件といってよいだろう。今からプレイを始めても十分に間に合うので,この機会に自分に合ったギルドを探してみてはどうだろうか。
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