プレイレポート
ゲームロフトから12月中に登場予定。iPhone/iPod touch用RPG「インフィニット レガシー」など3タイトルのインプレッションを紹介
4Gamer編集部では今回,同作のほか,アクションRPG「Dark Quest II」や,レーシングアクション「アスファルト6:Adrenaline」を,限られた時間ではあるが,リリースに先がけてプレイする機会を得たのでインプレッションを紹介しよう。
■「インフィニット レガシー」
本作は,SFとファンタジーを融合した世界で物語が展開していく,シングルプレイ専用のファンタジーRPGだ。フランスにあるGameloft本社自身,いわゆる“JRPG”を強く意識して制作したと述べており,ビジュアル面だけでなく,戦闘,育成といったシステム面やカットシーンなどの演出に日本製RPGからの影響がうかがえる。
本作の舞台は,アルゴードと呼ばれるファンタジー世界。画面左下のバーチャルスティックでキャラクターを操作する方式で,画面中央部に触れたままドラッグすることで,画面の向きを変えられる。
本作にはいわゆるシンボルエンカウント制が採用されており,マップ内のモンスターと接触すると戦闘がスタートする。
戦闘はターン制で,攻撃やアイテム使用などのアクションを最大3つまでプリセット可能だ。1回行動するごとに“アクションゲージ”が0になり,徐々に回復していく。次の行動が指定されていれば,このゲージが満タンになったとき自動的に繰り出される。
次にどうしようかと迷っていると,敵のゲージが満タンになり,次の攻撃を繰り出してくるので,ターン制とはいってものんびりとしていられないのだ。
最大3人のキャラクターでパーティを組めるので,操作に慣れれば,それぞれのアクションを次々に入力し,効率よく戦いを進められるはずだ(ただし,一度セットしたアクションはキャンセルできないので,要注意)。
逆に,主人公以外のキャラクター操作はAIに任せることも可能。戦闘/防御/回復のどれを重視するか選べるので,状況に応じて切り替えるといいだろう。
そのほか,今回はじっくり試せなかったが,アイテムに“ヴァーシュピース”を装着することで武器をグレードアップできるシステムや,“ピヤギ”と呼ばれる生物に騎乗できるシステムなどが用意されているとのことで,さまざまな楽しみが味わえそうだ。
■「Dark Quest II」
本作は,2009年にリリースされ,ヒットを飛ばしたアクションRPG「Dark Quest」の続編。
前作となるDark Questは,以前掲載した紹介記事でも述べているように,ハック&スラッシュタイプのRPGで,幅広い層のゲームファンが気軽に楽しめる作品だ。本作ではその前作に比べ,グラフィックス面,ボリューム面が大きく進化。遊び応えがグッと増しているようだ。
今回の取材では,新規キャラクターの作成からゲーム序盤にかけてプレイできた。
最初に用意されているキャラクタークラスは,前作と同じ「ナイト」「ローグ」「メイジ」の3種類。Dark Quest IIでは,キャラクターがレベル12に到達すると,上位クラスに転職できる。ナイトからは「ベルセルク」「ガーディアン」,ローグからは「シャドウ」「アーチャー」,メイジからは「ダークソーサラー」「イリュージョニスト」と,各職業に2つ用意される上位クラスのいずれか一方を選択し,転職できる。
クラスごとに独自のスキル群が用意されており,どれを選ぶかでプレイフィールが大きく変化するため,繰り返し楽しめるだろう。
基本的なインタフェースは前作を踏襲しており,Dark Questシリーズをプレイした人なら迷うこともないだろう。とくにくせのあるインタフェース周りではないので,今回初めて遊ぶという人でもスムースに操作方法をつかめそうな印象だ。
さて,Dark Quest IIで追加された特徴的な要素に,「フェアリー」がある。フェアリーは,背中に羽を持ち,宙を舞いながらプレイヤーを手助けする存在だ。
ストーリーを進めるにつれ,さまざまな能力(フェアリースキル)を持ったフェアリーを最大5人まで味方にし,その一人を連れ歩くことができる。戦闘中,フェアリースキルを発動させることで,戦いを有利に進められるのだ。
プレイヤーキャラクターのスキルと,フェアリーのスキルを組み合わせることで,自分なりのプレイスタイルを編み出していくことも,本作の一つの楽しみといえるだろう。
なお本作では,キャラクターのレベルキャップが100に設定されており(前作では50),さまざまなスキルを習得しつつ育て上げていく醍醐味が味わえる。
また,400種類以上もの装備品などが用意されているので,アイテム収集にも取り組んでみたいところだ。
先日お伝えしたように,本作の最大の目玉となっているのが,最大4人での協力プレイに対応していること。残念ながら今回の取材ではそのプレイフィールを確かめることはできなかったが,愛着のあるキャラクターを使用し,ほかのプレイヤーと攻略に挑んでみたいと思う。
■「アスファルト6:Adrenaline」
アスファルトは,これまで携帯電話や,iPhone/iPod touchなどのプラットフォーム向けにリリースされているレーシングアクションの人気シリーズだ。
今回,その最新作となるアスファルト6:Adrenalineをプレイして感じたのは,グラフィックスクオリティや,レース時のスピード感がグッと向上していること。
後者については,ひび割れなどを濃く描いたテクスチャを路面全体に適用することで,路面が手前に向かって流れてくる速さが強調されている。
とくに,マシンのバンパー部にあるカメラからの視点を選択すると,カメラ位置が地面に近いことと相まって,かなりスリリングなプレイフィールが味わえた。
最初はあまりのスピード感に少し戸惑ってしまったが,コーナーを狙いどおり高速に抜けられるようになると,かなり気持ちいい。
また本作では,画面上部に“ニトロゲージ”が用意されており,インタフェース以外の場所をタップすることでブーストを使用できる(ブースト状態はニトロゲージがなくなるまで継続する)。
このゲージが満タンになると“ハイパースピードモード”が発動し,マシンが大きく加速されるのだが,このとき,コース自体が青っぽくなり,道路の両端が青白いネオンのように発光する。この演出は映画「トロン」を思わせるもので,なかなか格好良いと思う。
もう一つの新要素「ガレージ」を紹介しよう。
アスファルトシリーズの魅力の一つは,自動車メーカーからライセンス供与を受けた多数の実車が登場すること。アスファルト6では,アンロックして入手したマシンをガレージに並べ,その中を歩き回りながら眺められるのだ。
ガレージ内のマシンが少しずつ増えていく様子を眺めていると,コンプリートへの意欲がさらに高まるのではないだろうか。
これまで同様,年末に向けて注目のiPhone/iPod touchゲームを次々に投入予定のゲームロフト。今回紹介した3作以外にも,近日リリース予定の注目作品が控えており,iPhone/iPod touchゲーマーはうれしい悲鳴を上げることになりそうだ。
ゲームロフト公式サイト
- 関連タイトル:
インフィニット レガシー
- 関連タイトル:
Dark Quest 2
- 関連タイトル:
アスファルト6:Adrenaline
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