「スクウェア・エニックス メンバーズ」，外部からのサイト改竄でサービス停止

　スクウェア・エニックスは，2011年12月13日，同社のメンバーズサービスである「スクウェア・エニックス メンバーズ」のサーバーが外部から不正アクセスを受け，改竄された痕跡を確認し，同サービスを停止した。

　外部からの不正アクセスが確認されたサーバーには，スクウェア・エニックスメンバーズの会員情報を保存したデータベースが含まれており，個人情報の流出が懸念されている。
　現在のところ，不正アクセスが行われたのはいつなのか，改竄が確認されたのはいつなのか，どのような情報が流出した可能性があるのかなどといった基本的な情報が開示されていないのだが，一時調査の結果，クレジットカード番号が流出した可能性はないとしている。
　スクウェア・エニックスのオンラインサービスは，スクウェア・エニックスアカウントの下にスクウェア・エニックスメンバーズ，PlayOnlineといったサービスが展開されている。今回の不正アクセス発見後も，スクウェア・エニックスアカウント本体については，現在もサービスを継続しており，今回不正アクセスを受けたのは，スクウェア・エニックスメンバーズのサーバーのみであると思われる。「FINAL FANTASY XI」「FINAL FANTASY XIV」といったオンラインゲームを扱うPlayOnlineのサイトでも，とくに告知が行われていないため，これらのサービスに関してはとくに影響はないものと思われる。

　現在，被害状況などが調査されている模様だが，大きな規模のサイトだとサーバーの精査にかなり時間がかかることが予想される。調査報告の発表を待ちたい。

弊社Webサイトへの改ざん行為によるサービス停止につきまして