【ヒャダイン】ニンテンドー2DSで「ポケットモンスター 赤・緑」！

ヒャダイン /  音楽クリエイター

ヒャダインの「あの時俺は若かった」 ブログ：http://ameblo.jp/hyadain/

第50回「ニンテンドー2DSで『ポケットモンスター 赤・緑』！」

　ども。ゲットしちゃいましたよ，ニンテンドー2DS！　元々ニンテンドー3DS LLとNew ニンテンドー3DSを持っていたので，3DSシリーズとしては通算3台目！　何やってんだよ，俺!!　でも欲しかったんです，2DS。
　今回は，「ポケットモンスター 赤」（以下，ポケモン 赤）があらかじめインストールされている「ニンテンドー2DS『ポケットモンスター 赤』限定パック」を選んだんですが，まず箱が泣ける！　先日買ったNIKE AIR MAX95が箱ごとリメイクされていたのと同じ感動！　あー，このリザードンのイラスト，当時のままだなあ。しみじみ。
　で，箱を開けたらこれまたある意味懐かしい雰囲気のハードが登場！　ニンテンドー2DS，折りたたみ式じゃないから液晶がむき出しなんだよね。大丈夫かな？　なんて思ったけど冷静になればスマホなんていつでも液晶むき出しなわけだし問題ない。今までが守られすぎていたわけで。
　そのうえ，スケルトンなんですよ!!　赤のプラスチックなんだけど，中が見えるあたりにゲームボーイアドバンス感があるんだよなあ。ノスタルジー。
　もちろん新しいこともあって。画面はきっちり美しいし，持ち手側が非常に薄くなっていてホールド感もばっちりなんですよね。あと，これまでのニンテンドー3DSだったらパキコンと画面をたためばスリープ機能を使えたけど，ニンテンドー2DSでは右下にパチンってやるスイッチが。なるほどねー。


　そしてさっそく，ボケモン 赤を起動！　でででーんででーん，てあのメロディが白黒の画面から流れてくる！　ついでに流れる一筋の涙。嗚呼。そして出てくるオーキド博士。ものすごい感情が体を駆け巡りますね。ノスタルジー。20周年おめでとう，ポケットモンスター。
　主人公の名前は「ヒャダイン」。当時は「けんいち」とかにしてたなあ。変わったもんだ。しかしゲームの内容は昔のまんまでワクワクが止まりませんよ。
　で，いきなり出てくる究極の選択。フシギダネ，ゼニガメ，ヒトカゲから一匹選ぶんだよ。これが酷なんだよなあ。全部欲しいし可愛いし使えるし。当時はヒトカゲだったな。だって赤だし。しかし俺も今年で36。当時は選ばなかったくさタイプにしてみようじゃないか，ってことでフシギダネを選択。


　ドット絵なのに緻密に描かれているなあ。なんて思いながらいそいそとフィールドに。序盤はタイプ関係なく大体「たいあたり」しか攻撃方法がないんだよね。やっぱそうだよね，そりゃ最初からタイプ一致とか必要だったら子供が拒否反応を起こすよ。
　序盤の作りに優しさを感じたので，コラッタとかビードルとか草むらで適当に捕まえてとっととタケシのいるジムへ……と。俺，ゲーム歴長いしポケモンも知ってるから，何とかなるだろう，なんて思ってたんですよ。
　……えぐい！　強いよ！　俺みたいなナメたプレイヤーは叩きのめす。これがやはりレトロゲームの真髄ですよ！　今のゲームみたいに甘やかしてはくれないんだよ。高火力でいわタイプのポケモンがボコってくる。しかもこっちはたいあたりくらいしか攻撃方法がないから，全然効かない！　くさタイプだから，いわタイプに効果バツグンだ！　と思っていたんですよフシギダネ。
　おいおい……，レベル上げてないから「つるのムチ」覚えてないし。困ったわー。しかし負けるわけにはいかないので，少しずるい方法で勝ちました。かろうじて習得していた「やどりぎのタネ」を相手ポケモンに放って，「なきごえ」でひたすら相手ポケモンのこうげきを下げまくって，ジワジワと倒していくという性格の悪いやり方！　しかもポケモン 赤と「ポケットモンスター 緑」（以下，ポケモン 緑）のやどりぎのタネって，相手のHPの1/16しか削ってくれないから（今は1/8），16ターンも待たないといけないんですよ。もう時間がかかるったらありゃしない！

　とはいえ！　これって俺にとってかなりの成長なんですよ。当時は変化技なんてまったく使わなくて，ひたすら攻撃あるのみ！　だったんですけど，近年，「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」でレーティングバトルをたくさんやってるから，変化技の重要性を痛感しているわけですよ。前だったら一瞬で忘れさせていた変化技をずっと覚えさせている2016年。ピカチュウの「でんじは」とか大事にとってあるもん！　状態異常って便利だよねえ。まひとやけどはほんと大事。
　しかも最近のシリーズでは「わざマシン」は何度でも使いたい放題になっているけど，この作品では使いきり製品。一度使ったらなくなっちゃうんだよ！！　一方，「ひでんマシン」に入っているわざは，一度覚えさせると二度と忘れることが出来ないんだよ!!　間違えて覚えさせちゃったら悲惨！　この残酷さがいいんですよね。
　あとエンカウント率ね。ゲームの終盤，チャンピオンロードはなかなかの鬼畜っぷり！　だいたい3歩ごとにエンカウント！　ガンガン出てくるよー。わざのPPがなくなろうと知ったこっちゃない。ガンガン出てくる。まあ逃げるんだけど，逃げても逃げても出てくるんだよイワークとゴルバットが！　もうイヤになっちゃうよ。

　そんなこんなの末，ほうほうの体でたどり着いた四天王手前のフレンドリィショップ。きずぐすりが最高級のやつしか売ってない！　ちょうどいい感じの中くらいのやつを取り扱ってないんだよ！　しかしもう四天王は目の前……。有り金はたいて買っちゃうよねえ。
　とにかく，ボロボロの状態でたどり着く感じが，あの頃のまんまでメンタルも10代に戻りました。あの頃とは違って，たくさんの人と会い，たくさんの仕事をして，たくさんのゲームをしたけれど，このギリギリ感，ヒリヒリ感は，やはりこの白黒の画面に加え，モノラルパルス波2ch＋波形メモリ音源1ch＋ノイズ1chで奏でられるメロディによって呼び覚まされるものなんだな，とあらためて思いました。


　しかし，自分がオトナになったなあ，と思ったこともあって。ゴローンやゴーストをゴローニャやゲンガーに進化させるには，通信交換をしなきゃいけないんですよね。誰かと交換した途端に進化するというシステム。ほら。当時，ゲームボーイで遊んでいた頃なんて，お友達がいなかったわけじゃん。だから誰とも交換できなかったわけ。今は番組をやってるからたくさんのポケだちはいるけれど，収録日まで待っていられない。
　あら，こんなところにニンテンドー3DS LLがあるじゃあないか。Wi-Fiもつながってるね，うんうん。バーチャルコンソールでポチッとな。はいポケモン 緑を購入！　オトナ！　まじ俺オトナ！　ということで緑を起動してオーキド博士の話もそこそこに，草むらでポケモンをつかまえて通信！　赤外線でつながっているのに，画面では物理的なケーブルで交換する様子が描かれている！
　ああ。そうだったなあ。ケーブルをつないで交換していたんだなあ，ゲーム充のみなさんは。とか思いながらゴローニャやゲンガーを入手。強い強い。ついでに，最初にもらえるポケモンのゼニガメを転送。同じパーティにフシギダネとゼニガメがいるって，なんていう富豪！　てなわけで3日くらいで全クリ！　これもオトナ！　夜更かししたぜぇ。
　たくさん強いポケモンを育てたから，今度のポケんちの収録でみんなと交換するんだ，俺……。何，この死亡フラグ！　ともあれ，ここで育てたポケモンは今年冬に発売される「ポケットモンスター サン・ムーン」でも使えるらしいので，ていねいにたくさん育てておこっと。そうやって育てておいたポケモンが，白黒の2Dドット絵からカラーの3Dグラフィックスになることを想像すると，何だか嬉しい！　2016年度も頑張って生きていこう！

■■ヒャダイン（音楽クリエイター）■■ ポケモンで遊んでいるばかりではなく，仕事にもきっちり取り組んでいるヒャダイン氏。先日，スタジオアルタでフジテレビ「久保みねヒャダ」のイベントが行われたそうで，その模様は今週末の4月2日25：45〜26：45，フジテレビ「久保みねヒャダ こじらせナイトSP」で放送されるそう。お楽しみに。