業界動向
[E3 2010]「ニンテンドー3DS」の実機写真ほか,詳細な仕様も公開。3D立体視対応の3.53インチ液晶モニタに,立体的な写真撮影ができるカメラ機能も標準搭載
ニンテンドー3DSは,裸眼で3D立体視映像が楽しめるという,まったく新しいコンセプトの次世代携帯ゲーム機。3.53インチのやや大きめなそのディスプレイで3D立体視映像が手軽に楽しめるほか,立体視対応の写真撮影が可能なカメラや,モーションセンサー/ジャイロセンサーなどが標準装備された。
また,ニンテンドー3DS同士による通信機能をハードウェアレベルで実装する点や,アナログ入力対応のスライドパッドの追加など,3D以外にも,ゲームの幅を広げる様々な機能が盛り込まれている。
なお,今回明らかになったカラーバリエーションは,ブラック,エメラルドグリーン,オレンジの3色。発売日や価格などはまだ未定だ。
●筐体
- 最終デザイン未確定
- 本体サイズ134(W)×74(D)×21(H)mm(※閉じた状態)
- 重量約226g
●上画面
- 3.53インチ裸眼立体視機能付きワイド液晶パネル
- 解像度800×240ドット(左右の目に向けて交互に400×240ドットずつ割り当てることで立体視に対応)
●下画面
- 概要:タッチ入力対応3.02インチ液晶パネル
- 解像度:320×240ドット
●内蔵カメラ
- 場所&数:筐体内面(※開いたときプレイヤーを向く側)×1,筐体外面(※開いたとき外を向く側)×2
- 分解能:640×480ドット(0.3MPixels)
●無線LANコントローラ
- 使用周波数帯2.4GHz
- ニンテンドー3DS同士のワイヤレス対戦対応
- インターネット接続対応(※無線LANアクセスポイント経由。暗号化規格「WPA」「WPA2」対応予定
- スリープ時のデータ自動受信機能対応(※ニンテンドー3DS同士,あるいはインターネット経由のデータ転送をサポート)
●ゲーム操作系
- デジタルボタン(A/B/X/Y,十字,L/R,スタート/セレクト)
- アナログ入力スライドバッド(360度アナログ入力対応)
- タッチパネル(=下画面)
- タッチペン(伸縮可能。伸ばした状態で約100mm)
- 内蔵マイク
- カメラ
- モーションセンサー
- ジャイロセンサー
●基本操作系
- 3Dボリューム(立体視の“程度”設定変更に対応)
- HOMEボタン(本体内蔵機能呼び出し用)
- 無線スイッチ(無線LAN機能のオン/オフ切り替え対応)
- 電源ボタン
●コネクタ
- ゲームカードスロット(ニンテンドー3DSゲームカード,ニンテンドーDSファミリー向けゲームカード対応)
- SDメモリーカードスロット
- ACアダプタ接続端子
- 充電端子
- ヘッドフォン出力端子
●サウンド
- 内蔵2chステレオスピーカー(上画面左右に内蔵)
- ヘッドフォン(ヘッドフォン出力端子経由)
●バッテリー
- リチウムイオンバッテリー(詳細未公開)
●そのほか主な情報
- 対応言語:未公開
- ペアレンタルコントロール:対応(ニンテンドーDSiと似たものを搭載)
- プリインストールアプリケーション:未確定
- ニンテンドー3DSゲームカード容量:最大2GB(※発売時点)
「任天堂 E3 2010情報」特設サイト
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