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ARMとMediaTekが新たにライセンス契約を締結し,提携を強化
MediaTekとARM、幅広い最新ARM IPのライセンス契約を締結 | |||
配信元 | ARM | 配信日 | 2012/02/27 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
提携を強化
スマートフォン、スマートTVなど、最新のスマート・システム設計に対応する最先端のARM Mali-T600 GPUシリーズ、高性能CPUコアとシステムIP
英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、以下ARM)と台湾MediaTek社(本社:台湾新竹市)は、MediaTekが、市場をリードする幅広い高性能ARM IP(半導体設計資産)のライセンスを新たに取得し、長年の提携関係をさらに強化すると発表しました。このライセンスには、スマートフォン、スマートTV、Blu-rayプレーヤに対応する高エネルギー効率のARM Maliグラフィックス・プロセシング・ユニット(GPU)、ARM Cortexプロセッサ、ARMシステムIPが含まれます。MediaTekは、現在の主流となっているスマートフォンやスマートTVの多くに使用しているMali-400 MP GPUの既存ライセンスも延長します。
MediaTekは、最新のMali-T600シリーズGPUと高度なCPUを併用することにより、ARMの最新グラフィックス/GPU処理機能、および低消費電力と性能を両立させたCPUを生かし、スーパーフォンなどのモバイル機器に対応する高度なシステムオンチップ(SoC)ソリューションを提供することが可能となります。ARMシステムIPは、マルチコアGPU/CPU SoCの開発者にとって特に重要で、この分野では、インタコネクト・テクノロジーが、性能と電力効率の最適化に重要な役割を果たします。
MediaTekのスマートフォン・ビジネス担当ジェネラル・マネージャであるJeffrey Ju氏は、次のように述べています。「MediaTekは、量産型スマートフォンなど、需要の高いコネクテッド・デバイスに対応するソリューションの提供に力を注いでいます。ARMとのパートナーシップにより、すでに多くの機器メーカが、当社の高性能、高エネルギー効率SoCを主要な機器に採用し、成功を収めています。
当社は、この関係を強化することで、最新のARM IPをベースとした次世代のワイヤレス通信/デジタル・マルチメディア・ソリューションを開発できることを楽しみにしています。」
ARMのプロセッサ部門執行副社長兼ジェネラル・マネージャであるMike Inglisは、次のように述べています。「スマートフォン、スマートTVなど将来のコンシューマ・エレクトロニクス機器は、消費者の求める卓越したユーザ・エクスペリエンスを提供し、あらゆる機能を指先で簡単に操作できる必要があります。これを実現するために、ARMは、MediaTekなどのパートナーと緊密に協力し、高性能、高エネルギー効率のアプリケーション・プロセッサや、ビジュアル・コンピューティングを実現する最新のGPUテクノロジーを提供しています。私たちは、高度なARM IPを搭載した次世代のコンシューマ機器が誕生し、MediaTekが今回の契約の成果を実証することを期待しています。」
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