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「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
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印刷2011/10/22 11:00

プレイレポート

「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ

画像集#001のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
 ベクターが運営するMMORPG「ソードオブリベリオン」(以下,SoR)の正式サービスが10月6日にスタートした(基本プレイ無料のアイテム課金制)。本作の見どころは何といっても,オートバトルなどの便利機能や,イベント/ミニゲームといったさまざまな遊び要素が詰め込まれている点だ。あまりにも要素が多すぎて,筆者もそのすべてを試せていないのだが,まずは本作の基礎情報や特徴などをお伝えしよう。かゆい所に手が届きまくった,至れり尽くせりのゲームがここにある。

「ソードオブリベリオン」公式サイト



ある意味究極ともいえる便利機能の数々


 MMORPGはこれまで数多くのタイトルが登場してきている。そんな中,狩りに特化したMMORPGの究極形ともいえるのが,今回紹介するSoRだろう。というのも,レベル21から利用できる「オートバトル」が便利すぎだからだ。
 オートバトルは,攻撃,バフ,デバフスキルはもちろん,HPやMPが一定値以下になったらポーションを使う,高レベルの敵に遭遇したり周囲を囲まれたりといったピンチ時の対処法(逃げたりログアウトしたり),取得したアイテムの取捨選択など,ありとあらゆるシチュエーションを想定した設定ができる。一度設定してしまえば,開始ボタンを押すだけで,休みなく戦い続けてくれ,ザコ狩りにおいては,プレイヤーが操作するよりも素早く正確なほど。一度この楽チンさを経験(見ているだけだが)すると,ほかのMMORPGに手を出せなくなってしまうかもしれない。

画像集#002のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
「そんなことまで?」と思ってしまうほど充実したオートモードの設定。消耗したら休憩する設定にしておけば,回復アイテムを節約することもできる
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キャラクターがオートで戦う姿は,見ているだけでも意外と楽しい


最初に知っておきたい戦闘関連ステータス情報


 まずは,本作のステータスに関連したシステムを解説しよう。SoRでは,攻撃の種類が「物理」と「仙気」の2種類に分かれている。仙気は一般的なRPGにおける魔法のような役割だが,火や水といった属性の概念はない。

 そして武器には物理と仙気両方の攻撃力が設定されている。多少の向き不向きはあるものの,仙気重視のキャラクターが剣で近接攻撃するのも十分ありだ。これらのことを踏まえてからキャラ作成を行ったほうがいい。

 もっとも,直接攻撃ならば物理攻撃力が高いほうが強いのは確か。しかし所属する門派などによっては,攻撃スキルに物理・仙気の偏りがあり,片方のみを習得していると手数が減ったり,攻撃のバリエーション(スタンや転倒などの追加効果)が少なくなってしまう。

画像集#004のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
ひとつの属性が色々な影響を及ぼす。分からないことがあればカーソルを合わせてみるか,ヘルプから検索しよう


3門派,4星霊,4武器を組み合わせて自キャラを作成


 SoRで性別(男性/女性)と体型(標準/小柄)を選び,顔や髪型などをカスタマイズしてオリジナルキャラを作りあげる。続いて行うのは,キャラクターの戦闘スタイルやスキルのバリエーションに大きく影響する門派,星霊,武器の3項目の選択だ。ここでは,それぞれの概要を解説しよう。

画像集#005のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
性別や体型を変えると,それに応じてボイスも変化。今回は女の子タイプにしてみた


●門派
 キャラが所属し,教えを乞う組織。門派は3種類あり,どこに所属するかによって習得できるスキルが異なり,一度決めたら変更はできない。ちなみに,門派選択のときにキャラクターが身に着けている外観アイテム(アバター)は,フルセットが無償で支給される。しかも期間無制限という気前の良さだ。太っ腹。

・乾坤(けんこん)
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 腕力,素早さ,体力に優れた物理攻撃主体のガチムチ系門派。習得できるスキルも物理攻撃や,回避/防御能力を底上げするバフが中心だ。


・渾天(こんてん)
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 気力と霊識の高い,仙気の扱いに長けた門派。遠距離および範囲攻撃,パーティを支援するスキルを習得できる。


・如来(にょらい)
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 体力はやや少ないものの,物理と仙気,両方を使いこなす器用な門派。HP回復スキルを習得できるのも特徴だ。



●星霊
 召喚獣やペットというよりは,自キャラと共に戦う分身であり相棒。そばに現れる質量を持った分身といった存在だ。星霊の覚えるスキルはそのまま自キャラのスキルとなるため,キャラビルドに大きく関わる。

・戦神
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 巨大な体躯から受けるイメージ通り,高い物理攻撃力と鉄壁の防御力を誇る星霊。乾坤や如来に所属させて物理攻撃の能力を伸ばすもよし,渾天で弱点となる仙気防御面を補い,オールラウンダーに育てるのもよし。ただ,その巨体の影に隠れ,たびたび自キャラが見えなくなるのはご愛嬌。


・天狼
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 物理攻撃と攻撃速度が高い星霊で,一発のダメージよりも手数を重視した戦闘スタイルになる。姿を消して敵の視界から逃れるといったトリッキーなスキルも覚えられるのだ。


・龍姫
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 遠距離や範囲攻撃からバフまで,気力に関連するスキルばかりを覚える仙気のエキスパートだ。渾天と組み合わせるのがセオリーだが,短所はアイテムや装備で補えるので,ほかの組み合わせでも問題ない。


・羽霊
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 仙気スキルを中心とした「刻印」という設置型スキルを扱える星霊だ。刻印には,自動的に敵を射撃したり,周囲の味方を回復したりと,さまざまな種類がある。ただし同時に出せる刻印は一つだけで,なおかつ刻印によって稼働時間やクールタイムが異なるので,状況に合わせた選択はもちろん,設置場所やタイミング,使用する順番など考慮すべき要素は多い。



●武器
 SoRには,攻撃力や攻撃速度,射程の異なる4種類の武器がある。装備する武器によっても習得できるスキルが変わるため,キャラクターの育成方針を考慮して選択したい。ただし,ここで選択した武器は「最初から持っている」というだけで,手に入れさえすればゲーム中いつでも持ち替えられるので,門派と星霊ほど選択に気をつかわなくてもいいだろう。また,スキルポイント(修行値)がより多く必要になるが,複数の武器を持ち歩くのも面白い。

・仙斧
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一撃のダメージを重視した武器。攻撃速度はやや遅いが,威力は高い。仙気攻撃力よりも,物理攻撃力が高く設定されている。


・神剣
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仙斧とは逆に,ダメージは低めだが攻撃速度が優れている。物理,仙気攻撃力が同じため,どちらのタイプでも扱える。また,PvPで役立ちそうなスキルが多い。


・覇槍
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ダメージと攻撃速度のバランスは仙斧と神剣の中間。攻撃力は神剣と同様に物理,仙気ともに同じ数値だ。


・古琴
画像集#016のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
唯一の遠距離攻撃武器。音波で攻撃するので仙気攻撃力しか設定されていないと思いきや,なぜか物理攻撃力も設定されている。装備してしばらくキャラを放置すると,ポロロンと音を出す。ちなみに攻撃速度は遅い。




カテゴリ別のスキルを計画的に習得しよう


 スキルには武器,門派,星霊,秘伝の4種類があり,それぞれに主導型(アクティブ),補助型(バフ/デバフ),永久型(パッシブ)が存在する。習得するにはモンスター討伐やクエスト達成で経験値と同時にもらえる「修行値」が必要になり,蓄積した修行値を消費して各スキルを身につける。

 修行値が蓄積上限を超えた場合「修行書」を持っていれば修行値をアイテムとして保存でき,それをスキル習得時に使えば一瞬で習得が完了する。蓄積限界値を超えてもクエスト報酬の修行値は獲得できるが,モンスターを倒しても経験値しか増えなくなってしまう。貴重な修行値を無駄にしないためにも,限界を超えたら新しいスキルを習得するか,修行書を手に入れよう。

画像集#017のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
一覧で覚えたいスキルのアイコンにカーソルを合わせ,足マークのボタンを押すと,師範がいるとこに移動してくれる
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各スキルはレベル50まで習得することで,100%の能力を発揮できるようになる

・武器スキル
 武器に対応した技術があれば,門派や星霊に関わらず習得できる。威力や効果は高めだが,クールタイムが長めに設定されているスキルが多い。

・門派スキル
 乾坤なら物理,渾天は仙気関連が多く,如来は攻撃,回復,バフがバランスよく習得できる。門派スキルに限った話ではないが,すべてのスキルを覚えるにはかなりの修行値が必要となるため,必然的にいくつかのスキルはスルーしなくてはならない。

・星霊スキル
 星霊召喚中のみ使用,または効果を発揮するスキル。星霊の特徴に合わせたスキルが多く,使用するとMPだけでなくSPも消費するという特徴がある。基本的にSPは時間による自動回復を待つしかないため,戦闘中に枯渇することがないよう,ペース配分に気を配ろう。

・秘伝スキル
 「共通」と「古代秘伝書」に分かれており,共通スキルなら誰でも習得が可能だ。しかし古代秘伝書スキルの習得には,文字通り各スキルに対応した「秘伝書」(かなりレア)が必要になる。その分「必殺技」と呼ぶにふさわしい,強烈な効果を持つスキルが多い。



メイン以外にいろいろと用意されているクエスト群


 スクリーンショットを見れば分かるとおり,SoRはバリバリの武侠ものだ。メインストーリーは王道的で,「大昔に滅んだ魔王が復活してしまった。勇者の子孫達よ集え!」といった流れで,主人公(プレイヤー)は立派な“仙人”になるべく,人間界に下りて修行の旅に出る。
 ちなみに,ここでいう仙人とは「白髭で杖を持ち,人里離れた山頂で霞を食べる爺さん」といった日本的なものではない。SoRの仙人とは,特殊な素質のある限られた人間が過酷な修行を経て成るもので,常人離れした身体能力を持ち,不思議な道具を操り,神通力を使いこなす超人のこと。日本のRPG的にいうと「勇者」が近いかもしれない。

画像集#019のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
神と魔の戦いを描いたオープニングムービー。神が自らを犠牲にして魔を討ち滅ぼす


・メインクエスト
 物語の本編であるシナリオを追うクエストだ。出現条件は一つ前のクエストを終わらせていることと,規定のレベルに達していること。報酬が多く,レベルアップには欠かせない。

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壮大な物語も本作の魅力。かなりのテキスト量だが,連打で飛ばさずに読むことをおすすめする
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メインクエストとサブクエストは,進行具合をツリー表示できる。右クリックすれば受注NPCの場所まで自動移動が可能だ。便利にもほどがある


・サブクエスト
主にダンジョン内にいるNPCから受注するもので,近くにいる敵を規定数倒す,とあるアイテムを持って来る,といった簡単な内容が多い。メインクエストのついでに受けて同時に進行させるとちょうどいい。

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フィールド上のアイテムを拾うときは,ゲージが一杯になるだけでなく「○○を取得」とメッセージが出るまで待とう


・賞金クエスト(勅令)
 拠点となる幻都玉京山の掲示板で受注する,賞金首の討伐指令だ。受注するとダンジョン内に定期的にポップする,「首領」や「魔王」といった特殊モンスター(体が大きい)を倒すことで達成となる。クエストを受けずに倒してもレアドロップなどを狙えるが,クエストを達成すればさらに褒章や賞金がもらえるので,幻都から出る前に目的地に対応した賞金クエストを受けておこう。ただし,1日10体までの制限つき。

画像集#023のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
賞金首を倒すのは早い者勝ち。適正レベル(±10以内)の相手を見つけたらさっさと倒そう
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スキル構成によっては強力な魔王クラスの賞金首もソロ討伐が可能だ。ただし30分以上の持久戦にもつれ込む可能性が高いので,そのつもりで挑もう


・鍛錬クエスト(誅妖)
 ダンジョン入り口付近にいるNPC「芙蓉仙女」か,出口付近の「百合仙女」から1日3回まで受けられる。そのダンジョン内にいるモンスターなら種類を問わず,とにかく一定数を倒せばOKというお手軽なもの。新しいエリアに入ったら忘れずに受けておきたい。


・麻雀クエスト(連環)
 ランダムに決定される上がり役を,10手以内に完成させれば報酬がもらえるクエストだ。牌を引くには特定のモンスターを倒す,アイテムを集めるなど簡単な条件を達成する必要がある。特殊なアイテムを使うことで,配牌をやり直す,有効牌を引きやすくする,海底牌をツモる(1回多く引く)といったことも可能。

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配牌がよかったら,「幸運の星」というアイテムを使ってでも確実に和了したい


・探索クエスト
 モンスターが落とす専用アイテムを使うと受注できるクエストで,指定された場所からアイテムを拾ってくるだけで達成できる。達成すると報酬に「地図」の上下どちらかが含まれていることがあり,上下両方をそろえると,ダンジョン内に宝箱が登場するのだ。

画像集#026のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
受注用アイテムはそのダンジョンにいるモンスターが低確率でドロップする。アイテムの探索もオート移動を使えば楽々



毎日定期開催されるイベントに参加しよう


 SoRには,レベルなどの条件さえ満たせばコストなしで参加できるお得なクエストやミニゲームなどがある。褒賞もおいしいが,ゲーム自体も楽しめるので,1度は参加してみることをおすすめする。

●ミニゲーム
 イベントスケジュールにあわせて決まった時間に開催されるミニゲーム。どれも凝った作りになっており,何度かプレイしてコツをつかむとどんどん楽しくなってくる。個人だけでなく仙府(ギルド)単位のスコアランキングが表示されるのも熱い。なお「頭香争奪戦」以外は1日に参加できる回数に限りがあり,上限はレベル上昇に伴い増えていく。以下で紹介しているほかにも「子牙の眼力」(レベル59),「四辺結束」(レベル79),「ラインキューブ」(レベル99)といったミニゲームが用意されている。

画像集#027のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
イベントリストを見れば参加可能なイベントと,その開催時間を確認できる。早くレベルを上げて色々なミニゲームに参加したくなる


・頭香争奪戦(美市府楽香)
 幻都入り口にある坂を駆け上がり,上にある頭香(修行用のお香)にタッチする速さを競う。幻都にいなければ参加できないが,短時間で手軽に終わるので,チャンスがあれば参加しよう。なお,上位3人には特別な褒賞が出る。

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坂を駆け上がるだけなので,始まってしまえば10秒ほどで終了する。走るだけの簡単なお仕事だ


・大公学堂
全25問の4択クイズだ。「1位に便乗」「2択にする」といった特殊機能をそれぞれ1度だけ使える。任意で自分の選んだ回答を叫ぶこともでき,真贋入り乱れた叫びが飛び交い,妙な盛り上がりを見せることもある。ただし,問題のジャンルが偏っているような気も……。

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問題数はそれほど多くなく,何度も挑戦していれば全問正解も無理な話ではない


・パイプライン
クリックでパネルを回転させ,左にある水源から右の樽まで水の通り道を完成させるパズル。単に水を通すだけでなく,アイテムを回収したり,複数の樽に同時に水を通したりと,いろいろなテクニックが必要になる。見た目に反してルールが複雑なので詳しくはヘルプでご確認を。ちなみにコツは,素早くつなげるだけでなく,マイナス効果を出さないようにすること。

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樽の状態を見て,速度重視や同時消し狙いなど,そのつど方針を変えると高得点を狙いやすい


●イベントクエスト
 1日に1度だけ受けられる,特殊マップに移動して行うクエスト。特殊な褒賞をもらえるものが多いが,パーティ必須,もしくはソロでの達成が難しいものが多い。コンスタントに達成するには,大規模な仙府に加入するのが手っ取り早いだろう。クリア報酬の経験値と修行値は自分のレベルに比例して上がっていくので,低レベル向けのクエストでも受ける価値はある。ここでは紹介していないが,中には天門に加盟していないと受けられないものがあり,クリアすればメインクエストの数倍もの経験値を獲得できる。

画像集#031のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
ミニゲームと同様,参加可能なクエストも一覧で確認できる。移動ボタンを押せば,受注NPCまでのオート移動も可能だ


・討伐録
レベル20から受注可能になり,40,60……と20レベルごとに新しいダンジョンに行けるようになる。内部はインスタンスダンジョンになっており,中ボスを倒すなどの条件を満たすことで進行し,ラスボスを倒せばクリア。ダンジョン内にある秘録宝箱から「秘録残章」の上下巻を集める(2回以上攻略する)と「戦功」システムがオープンされる。戦功はザコを全滅させる,味方に死者を出さないといった条件を満たすとポイントが増えていき,クリア時の戦功ポイントが高いほど報酬のグレードが上がる。

画像集#032のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
討伐録の一部はメインクエストに含まれる。仙府や師弟などのコミュニティを利用して,早めにクリアしておきたい
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パーティ人数が少ないと,どうしても時間がかかるうえスコアも落ちる。できるだけ6人のフルメンバーで挑戦したい


・団結クエスト
レベル18から始まり,38,58……と20レベルごとに新しいクエストに挑戦可能。箱から出てくる敵を倒す,NPCを守るといった内容で,討伐録に比べて簡単になっている。そのぶん報酬も控えめだが,ソロでも入場可能なので気軽に楽しめる。

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「団結クエスト」なのにソロ挑戦が可能。空いた時間ですぐクリアできるのは有難い


・他門派に挑戦
所属していない他2門派の本拠地に乗り込み,師範代NPCとのタイマン勝負をするクエストで,正確には「挑戦!○○○」と各門派の本拠地名が入る。レベル40のNPCからスタートし,勝つごとに登場するNPCのレベルが10ずつ上がっていく。どこまで倒せるか挑戦してみよう,と言いたいところだが,相手とのレベル差がありすぎると,ほとんどダメージを与えられず自動回復POTを無駄に消費するだけになってしまう。ある程度のところで切り上げ,外に出て報酬をもらおう。

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オートポーションのおかげで負ける心配はあまりないが,長引くほど薬代がかさんでしまう。相手のレベルが自分より20〜30高いと,勝つのは厳しいかも



充実の「交流」システムでコミュニティ作りも簡単


 SoRは,コミュニティ関連システムも充実している。とくに仙府(ギルド)周りに力が入れられており,所属しているとお得な要素がてんこ盛りだ。ここでは,コミュニティに関連したシステムの説明をするが,定番である「フレンド」や「絶縁」(ブラックリスト)などは割愛する。

・仙府
 いわゆるギルドのこと。レベル25から設立でき,費用は2両。1週間の活躍具合により,毎週土曜日に「給料福袋」が支給される。中身はランダムだが,課金アイテム相当のレアなものが出ることもあるようだ。なお,5人に満たない仙府は,1週間で強制的に解散させられてしまうので注意。

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給料を受け取れるのは土曜日と日曜日の2日間のみ。忘れずにログインしてもらっておこう


・天門
 レベル3以上の仙府が2〜4つ合わさって作る同盟のようなもの。ほかの天門との掛け持ちはできず,設立には3両が必要。仙府を作るのは天門に加盟するためといっても過言ではないほど,さまざまな恩恵を受けられる。

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漢字ビンゴのような「法書」機能。ラインがそろうと天門員すべてに褒賞が配られる
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天門加入者だけが受けられる特殊クエストもある。ソロプレイでも可能だが,内容が複雑なので天門員でパーティを組んだほうがいい


・師弟
 SoRでは,レベル31から師匠を,レベル41から弟子を取れる。条件はレベル1以上の差がついていて(師匠なら上,弟子なら下),なおかつ同じ門派に所属していること。「挨拶」スキルを使ったり,パーティを組んで討伐録をクリアしたりすると「尊敬値」「師徳値」が上昇し,一定値を越すと師匠なら「尊敬技」(防御力アップ),弟子なら「師徳技」(攻撃力アップ)というパッシブスキルを習得する。それぞれ1人ずつしか登録できず,ほかのMMORPGにあるような獲得経験値の割り増しといった効果はない。

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挨拶はお互いがログイン中でないと使用できない。オートモードに登録しておけば,クールタイムごとに自動で挨拶してくれる


・親友
 ランダムに選ばれた相手(名前は伏せられる)と質問を交換することで,気の合う親友を探してみよう,という一風変わったシステムだ。質問は,身長や容姿を問う「外見」,好きな食べ物やSoRをプレイする時間帯を聞く「趣味」,雑多な内容の「その他」があり,1日に10個まで送信できる。例え一方通行でも質問をやり取りすることで,どこでも所持アイテムを売却できる「親友商房」を利用できる。

画像集#040のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
こんなことで「親友」を探していいものかと,ちょっと悩まないでもない。まあ,商房用と割り切ってしまってもいいかもしれない


・仙侶
 性別の異なるレベル61以上の2人で組む,いわゆる結婚システム。師弟と同じように,親密になるほどいくつかの専用パッシブスキルを習得できる。残念ながら詳細を確認していないが,いろいろなアイテムや2人乗りの馬などがもらえるらしい。まあ,アイテムの前に嫁がほしい。



そのほかの要素も盛りだくさん


 上記のカテゴリに当てはまらない要素をまとめて紹介しよう。

・生活スキル
 「採取」や「合成」といった生産スキルの総称。レベル10になると「鍛冶師」か「錬丹師」のどちらかを選択できる。鍛冶は鉱石を採取し,作った素材で特定の装備をランクアップできる。
 錬丹は薬草を採取し,強力な回復薬や,一時的にステータスをアップさせるアイテムを生産可能だ。専用の道具を使うことで採取作業を自動で行え,耐久度50(初期値)の採取道具で約6〜10時間ほど採取し続けてくれる。
 また合成を行うことで溜まる「星力」を消費して,装備や薬品に眠っている能力を引き出すことも可能だ。

画像集#041のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
鍛冶は装備を作るのではなく,ランクアップさせるスキルだ。低確率ではあるが,かなり強力な装備ができることも
画像集#042のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
アイテムのランクアップも成功率はかなり低い。+4以降のランクアップを行うときは,失敗しても壊れない「天恵強化霊符」を使いたい


・元神界域
 レベル51から使用できるシステム。「陣法書」を使い,周囲に「元神」(どちらもレアアイテム)を配置することで,強力なバフ効果を発揮する。配置する陣法書や元神によって効果が変わり,組み合わせを登録しておくことでいつでも切り替えられる。ある程度の陣法書と元神が集まったら,用途別にいくつかの配置を用意しておくとよさそうだ。

画像集#043のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
使用する陣法書によって効果は異なるが,どれもかなり強力。自分の攻撃タイプに合った陣法書は早めに手に入れたいところ


・神農仙境
 これは,少し前に流行った農場系ミニゲームだ。使うと経験値が得られる実や修行書,天門に献上する物資などを栽培できる。栽培するほどお得なように見えるが,種がわりと高い。資金に余裕が出るまでは,クエスト報酬などでもらえる種のみを栽培するほうがいいだろう。

画像集#044のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
調子に乗って序盤で種を買いすぎると,あっという間に金欠に。それにしても修行書まで栽培できるとは,便利な世の中になったものだ



さまざまな遊びがたっぷりと盛り込まれ,遊びきれないほどのボリュームに


 ここまでたっぷりSoRを紹介してきたが,まだすべての要素には触れていない。遊び尽くせないのではないかと思えるほどに,大ボリュームだ。最後に,これからSoRを始めるプレイヤーにいくつかアドバイスをしておこう。

 SoRは,序盤のレベルアップ速度がかなり速く,メインクエストを追っているだけでサクサクと成長していく。いわゆるデスペナルティもなく,ステータス(属性)の再分配が可能なレベル40までは,早ければ1日で到達するほどだ。
 しかし40からは急激にレベルアップのペースが落ち。50を超えたあたりからは,シナリオを進めるためにほかのクエストでレベル上げをすることになる。したがって,早い段階から各種イベントなどに参加し,内容を把握しておくと戸惑わずに済むだろう。

 また,装備品によほどのこだわりがなければ,SoRの支出は,狩りで使用するPOT代が大半を占める。回復スキルを使えると支出がかなり抑えられるので,資金繰りに自信がなければ,門派なら如来,星霊なら羽霊のどちらかを選択するといいだろう。

 というわけで,さまざまな要素がテンコ盛りのSoRだけに,いろいろな楽しみ方ができる。また,便利機能が行き届いているため,余計なストレスを感じることも滅多にないので,多くの人が楽しめる作品といえるだろう。武侠モノだからと毛嫌いせずに,一度はプレイしてもらいたMMORPGの一つだ。

画像集#046のサムネイル/「ソードオブリベリオン」プレイレポート。あらゆる便利機能がこれでもかと詰め込まれた,MMORPGの集大成的な作品だ
モンスター名の上にあるボタンを押せば,どんなアイテムをドロップするのかも確認できてしまう。便利
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今回紹介できなかったシステムもある。MMOが好きなら一度はプレイしてみてほしい
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設定でエフェクトを「リアルタイム」にすると,画面の見栄え(派手さ)が増す

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