リリース
ARM,Cortex-A15の28nmプロセスハード・マクロを発表
Cortex-A15 Quad-Core Hard Macro | |||
配信元 | ARM | 配信日 | 2012/04/18 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
最新の28nmプロセスで消費電力を最適化したクワッドコア・ハード・マクロ実装
英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、以下ARM)は、主力であるCortex-A15 MPCoreプロセッサの高性能かつ消費電力を最適化したクワッドコア・ハード・マクロ実装を発表しました。
ARM Cortex-A15 MP4は、2GHzでの動作を前提とし、Cortex-A9ハード・マクロの電力効率を維持しつつ、20,000DMIPSを上回る性能を発揮します。Cortex-A15ハード・マクロの開発は、ARM CortexプロセッサIP、ArtisanフィジカルIP、CoreLinkシステムIP、ARMの集積技術を結集し、TSMC 28HPMプロセスを活用した成果です。
この低リーク実装のCortex-A15ハード・マクロは、NEON SIMDテクノロジーと浮動小数点(VFP)を採用し、性能と消費電力の卓越したバランスを実現することにより、ノート型パソコンから高電力効率で高性能を追求するネットワーク/エンタープライズ機器まで、多様な高性能コンピューティング・アプリケーションに最適となります。
この開発には、ARM Artisan 12トラック・ライブラリと、このほど発表されたTSMC 28nm HPMプロセスのCortex-A15対応プロセッサ・オプティマイゼーション・パック(POP)ソリューションが使用されました。すべてのCortex-Aプロセッサに対応するPOP製品群については、こちらのプレスリリースをご参照ください。(「ARM、TSMC 40mn/28nmプロセス・バリアント対応のプロセッサ・オプティマイゼーション・パックを発表」)
構成と実装の詳細は、横浜で開催されるCool Chipsカンファレンス(4月18〜20日)で公開されます。カンファレンスの詳細は、関連ブログをご覧ください。
ARMのプロセッサ部門マーケティング担当執行副社長であるJim Nicholasは、次のように述べています。「ARMのハード・マクロ実装は、従来のRTLを使用したSoC開発の柔軟性と短い製品化期間のバランスを取りつつ、ベンチマーク済みの消費電力、性能、実装面積を確実に実現し、高コスト効果で理想的なソリューションとなります。当社ポートフォリオの重要な新製品であるCortex-A15ハード・マクロにより、多くのパートナーがCortex-A15プロセッサの卓越した機能を活用できると期待します。」
→ARM
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