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[GDC 2014]雑魚キャラクター愛好家必見の新作ステルスアクション「Styx: Master of Shadows」のライブデモをレポート
「Of Orcs and Men」は,2012年にリリースされて評価を得た作品として知られる。今回の「Styx: Master of Shadows」は,そのプロローグ的なストーリーだが,まったく新しいステルスアクションというジャンルで制作が進められている。
詳しいストーリーは公表されていないものの,人間とエルフが戦争をするなか,巨大なパワーを秘めていた“アンバー(琥珀)”の成る木が何らかの原因で爆発し,スタイックスの背中にアンバーの刻印が刻まれたことによって,彼に特殊な能力が宿る模様。スタイックスは盗賊として悪しき人間どもから盗みを働きながらも,「なぜゴブリンが生み出されたのか」という自分の根源にも関わる謎を解き明かしていくことになるらしい。
ゲームエンジンは「Unreal Engine 3」が採用されており,特徴となるのが「1マイル(1600m)にも及ぶ」とデソートゥ氏が説明する“アケナシュの塔”という立体的なマップだ。マップが1つの空間として描かれているのではなく,数階ごとに1つのマップという単位で上へ上へと上り詰めていくことになるようだが,スタイックスは影から影へと伝い,護衛の背後をこっそりとすり抜けたり,壁をよじ登ったり,その小柄な体をいかしてタンスやテーブルの下に身を隠したりできるようだ。
スタイックスは前作のように弓は持っておらず,基本的な武器となるのは短剣のみ。敵の背後から忍び寄ったり,ナイフを投げたりして一撃で倒すことはできるものの,複数の敵に囲まれてしまうと対処するのは極端に難しくなる。正面からの戦いはできるだけ避けて,見つかったらとにかく逃げるか煙に巻くなどしなければならないだろう。具体的には上記したようにタンスなどの家具の中に隠れる,アンバーの力を借りてゴブリンの“クローン”を作り出して攻撃させるといった対処が可能のようだ。
このゴブリンのクローンは用途が広く,別の部屋にあるスイッチを作動させたり,短時間で閉まってしまう門をすり抜けたりといったパズルを解くのにも利用できた。
Cyanideの作品らしくRPG要素も多分に含まれており,アイテムを収集したり,スキルを伸ばしたりといったこと可能になるようだ。発売は2014年第3四半期が予定されており,プラットフォームはPC,PlayStation 4,そしてXbox Oneになるとのことだ。
「Styx: Master of Shadows」公式サイト
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Styx: Master of Shadows
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