プレイレポート
DMMゲームズのブラウザゲーム「FLOWER KNIGHT GIRL」プレイレポート。簡単操作だからこそ可愛いキャラ育成に集中できる
ゲーム内容は,花の名前と特徴を持った女の子「花騎士」達を集めて戦わせる育成型のRPGとなっている。同じようにDMM.R18からスタートして人気を博している「千年戦争アイギス」と比較されることもあるが,攻略性を追求したアイギスに比べると,FLOWER KNIGHT GIRLは,複雑な要素を取り除き,分かりやすさととっつきやすさを追求しているのが特徴だ。
では,ゲームの基本システムを紹介しつつ,本作がどういうゲームなのかを解説していこう。
可愛い女の子達を育てて楽しむことに注力できるよう工夫されたシステム
プレイヤーは,花騎士達を束ねる騎士団長という立場でゲームに登場する。団長自身は直接戦闘に出撃することはなく,実際に戦う花騎士達を編成したり,出撃するステージを選んだりすることが主な任務となる。
ゲームの流れとしては,「キャラ編成」で花騎士達をパーティに配置し,「討伐」で害虫達を退治するため各ステージで出撃。そして,戦闘で戦利品を手に入れたら,ガチャを回したり花騎士達を強化したりして,より難度の高いステージに挑んでいく。
ブラウザゲームの育成型RPGとしてはコンパクトな作りで,この手のゲームに慣れていない人でも直感的にプレイできそうだ。育成の方針だとか,バトルの戦略だとか,そういった攻略要素は少ないので,一見単調なゲームに思える人もいるかもしれない。しかし,そういった足りない要素を補ってあまりあるストレスフリーなプレイ感と“KAWAII”が,このゲームにはあるのだ。難しいことを考えずに,ただ可愛い女の子を育てて楽しみたい──そんなゲームを探している人にとって,FLOWER KNIGHT GIRLはマストな作品となる可能性が高い。
課金要素に関しては,ゲーム内通貨の一つとして使われるアイテム「華霊石」をリアルマネーで購入し,それを使ってガチャを回したり,スタミナの回復やアイテムやキャラクターの所持枠拡張といった便利系アイテムを買ったりできる。直接的な対戦要素はないので他人と競う必要もなく,華霊石はゲーム内でも多少は入手できるので,課金しなくても十分楽しめる作品といえるだろう。
ちなみに,華霊石専用のガチャから入手できる高レアリティのキャラクターは,高性能で見た目も麗しいが,ゲームの進行に必須というわけではない。あくまで自己満足のためのものだからこそ,気持ちよくガチャを回すことができ,偶然出会ったキャラクター達を愛でることができるのだ。下手に対戦要素があると,どうしても数値的な性能でキャラクターを判断する傾向が強くなってガチャにもシビアになりがちだが,本作のガチャはもう少し気楽に楽しめる。
最大4パーティ,総勢20名の花騎士達を育てて自分のだけのユニオンを編成せよ
花騎士達の収集は,主にガチャを通して行う。討伐ステージをクリアすると「ガチャ種」が高確率で入手でき,これを使って「ノーマルガチャ」を回すと,レアリティ☆4までのキャラクターが手に入る。
バトルは,時間の経過で回復するスタミナを消費して行うことになるのだが,まめに討伐を行っていればかなりの回数ノーマルガチャを回すことができるはずだ。まずはレアリティ☆3の花騎士達を中心にパーティを編成して,☆4が増えてきたら少しずつ入れ替えていくといいだろう。
一つのパーティにキャラクターが5人,プレイヤーレベルによって制限はあるものの,最大で4パーティ,つまり最大20人の花騎士達を一度に出撃させることになる。同じキャラクターでも別パーティになら編入できるので,まずは人数を確保することから始めて,ガチャで新しいキャラクターが加入するたびに編成を見直して最強のユニオンを目指そう。
なお,各キャラクターには,斬/打/突/魔の属性が割り振られていて,バトル中の敵に表示されている弱点属性と合致すると,より高いダメージを与えられる。ただし,編成自体では属性による相性などはあまり考えなくてもよい。また,コストの概念もないので,完全に好みでパーティを編成してかまわない。
キャラクターの強化については,いらないキャラクターを消費して経験値を稼ぐ「強化合成」の仕様となっている。バトルに参加させるだけではレベルは上がらないのだ。
ノーマルガチャを回す機会が多いので,いわゆる餌にするキャラクターにはこと欠かないのだが,レベルが上がってくると,強化費用が跳ね上がるため,合成専用の「強化霊」を使わないと厳しくなってくる。
強化霊はステージクリア時にランダムで出現するボーナスステージや,曜日ダンジョンの一部で入手できるが,効率的に集めるのは難しい。序盤のうちは,いらないキャラクターを合成してレベル10〜15程度を目指し,それ以降は厳選した主力のキャラクターだけを育成するようにしよう。
合成時に同じキャラクターを含んでいると装備枠が拡張され,同じスキルを所持したキャラクターがいるとスキルが強化されることがある。同じパーティに同じキャラクターは入れらないという縛りもあるので,人数が増えてきたら,同キャラで合成を繰り返すとよさそうだ。
なお,進化合成というシステムもあるが,こちらは曜日ダンジョンで手に入る素材を用いるので,同じキャラクターは残しておく必要ない。
ほどよいスピード感で魅せる倍速バトルは見応えあり
討伐は,マップ内のマスを移動しながら,敵の出現するマスに入るとバトルが開始される。移動時は画面右下の「進む」ボタンを押す必要があるが,バトルはオートで行われる。
マップ内は,スタート地点からゴールまで移動するわけだが,ステージが進んでくるとスタート地点か複数あることも。マップ内の敵をすべて倒すと,一度だけステージごとに設定された特典を受け取れるので,どのスタート地点にどのパーティを配置して開始するのか考える必要もあるだろう。
ただし,マップ内の分岐点でどちらに行くかは完全にランダムとなっているので,運が悪いと何度も周回する必要があるかもしれない。
チビキャラが画面狭しと動き回るバトルは,スキル使用時にカットインが入って,演出的にもこだわって制作された感じが見て取れる。倍速でバトルを終わらせる機能も搭載されているが,超スピードのなかでも敵味方の攻撃が確認できるよう工夫されていて見応えありだ。
敵にダメージを与えたり専用のマスに止まったりすると「光ゲージ」が溜まっていき,最大になると「極陽解放-ソーラードライブ-」が使えるようになる。これは戦闘中に敵すべてに大ダメージを与えられる大技で,プレイヤーが任意のタイミングで発動させることができるのが特徴だ。
マップ内の移動を行うたび進むボタンを押さなければならないため,いわゆる“ながらプレイ”をすることはできないのだが,倍速バトル表示方法にひと工夫が施されていて,ただ眺めているだけでも楽しめるようになっている。
ステージ攻略後,一定の確率で「レイドボス」が出現することがある。ソーシャルゲームでお馴染みのレイドとほぼ同じシステムで,制限時間内にフレンドと協力して強力なボスの撃破を目指す。見事ボスを倒すことができれば,「装備ガチャ種」がもらえる。その名のとおりランダムで装備品を手に入れられるガチャを回すために必要なアイテムだ。
以上が,FLOWER KNIGHT GIRLの概要である。全体的にオーソドックスというかベタな内容とはなっているが,全体的な完成度は高く,連打で敵のHPをガリガリ削っていくようなバトルの演出はかなり爽快だ。ながらプレイに特化するあまりに,サクサク感を出しすぎて結果的に味気なくなってしまっているタイトルもあったりするが,本作は,ほど良いスピード感を保っているのがポイントで,キャラクターの動きを眺め,愛でて楽しむことを主題としたタイトルといえるだろう。
「FLOWER KNIGHT GIRL」公式サイト
- 関連タイトル:
FLOWER KNIGHT GIRL
- この記事のURL:
(C)DMM GAMES All Rights Reserved.