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稲船敬二氏の新プロジェクト「RED ASH」は,ゲームとアニメの連動企画。Kickstarterではキャンペーンがスタート
これは北米時間の7月4日,ロサンゼルスで開催中のイベント「Anime Expo 2015」のパネルディスカッションの席上,明らかにされたもので,「RED ASH」はゲームとアニメを連動させたプロジェクトとのこと。また,クラウドファンディングサイトのKickstarterでは,ゲームとアニメのキャンペーンがそれぞれスタートした。
ゲームのタイトルは「RED ASH - The Indelible Legend」となり,目標金額は80万ドル。アニメのタイトルは「Red Ash -Magicicada-」となり,こちらの目標金額は15万ドルとなる。なお,どちらも期間は本日から8月4日までだ。
ゲーム「RED ASH - The Indelible Legend」Kickstarterプロジェクトページ
アニメ「Red Ash -Magicicada-」Kickstarterプロジェクトページ
発表によれば,「RED ASH」プロジェクトとは,同じキャラクター設定と「宝探し」というテーマのみを共通にした企画であり,このキャラクター設定とテーマを,ゲームとアニメ,それぞれのクリエイターが独自に解釈して作品を作り上げるというユニークな試みだ。ゲームは三人称視点のアクションアドベンチャーとなり,開発はもちろんcomceptが,またアニメのほうはSTUDIO4℃が担当する。名前は挙げられていないものの,稲船氏以外にも,これまで“伝説的な”ゲームを作り上げてきた開発者達が集結するとのことだ。
詳しくは,以下のリリース文を参照してほしい。
「RED ASH」公式サイト
comcept公式サイト
(C)comcept Inc. All Rights Reserved.ゲームとアニメの連動によるビッグプロジェクト
『RED ASH』が
Kickstarterにおけるクラウド・ファンディング
キャンペーンを開始!!
この度、株式会社comcept(大阪市浪速区 代表:稲船敬二)は、米国ロサンゼルスで開催中のAnime Expo 2015において、現地時間7月4日午前に参加したパネルディスカッションの席で、ゲームとアニメの連動によるビッグプロジェクト「RED ASH(レッドアッシュ)」を発表し、その制作に向けたkickstarter(キックスターター)でのクラウド・ファンディングキャンペーンをスタートした事をお知らせいたします。
■「RED ASH」プロジェクトとは?
「RED ASH」プロジェクトは、同じキャラクター原案と「宝探し」のみを共通のテーマとして、ゲームとアニメのトップクリエイターが、それぞれの解釈と才能で、作品を作りあげるプロジェクトです。 本プロジェクトでは、アニメとゲームが互いに寄せ合うことなくテーマのみを共有し、それぞれ異なりつつも、どちらも本物でかつ一流の作品して創り上げるという、エンターテインメントの世界でも類を見ない挑戦的な企画となります。
ゲームは稲船敬二率いる株式会社comcept、アニメはハイクオリティで個性溢れる映像で世界から高い評価を得ているクリエイティブ集団STUDIO4℃がその制作を担当します。ゲームサイドでは、かつて稲船とともに数々の“伝説的”ゲームを作り上げてきたベテランクリエイター陣が結集、アニメサイドでは、これまでSTUDIO4℃作品に携わった名クリエイターたちが数多く参加します!メディアの枠組みを超えた夢の競作「RED ASH」にご期待ください!
■kickstarterキャンペーンについて
「RED ASH」プロジェクトでは、その作品性と同様、kickstarter上でゲームとアニメそれぞれ個別にクラウドファンディングキャンペーンを展開いたします。この度comceptの手がけるゲーム版のキャンペーンにおいては、壮大な「RED ASH」の物語の幕開けを飾る大プロローグ「機鎧城カルカノンの魔女編」の制作とその完成を目的としております。さらに、そこから得た収益をもって本編の開発へと発展させていく構想となります。本作をただのプロローグに留まらない素晴らしいものへと仕上げるためファンのみな様からのご支援を必要としております。また、本キャンペーンが順調に推移した場合、より多くのファンのみな様へ本作をお届けできるよう日本でのクラウドファンディングキャンペーンの実施も検討しております。
https://www.kickstarter.com/
■STUDIO4℃について
STUDIO4℃はジャンルを超えた企画に意欲的に取り組み、ハイクオリティな映像で世界から高い評価を得ている精鋭クリエイティブ集団。映画『MEMORIES』(95)、『SPRIGGAN』(98) 、『マインド・ゲーム』(04)、『鉄コン筋クリート』(06)、『Genius Party』(07)、『ベルセルク 黄金時代篇』3部作(12)などの劇場作品を中心に、アンソロジー[ANIMATRIX]・[BATMAN:Gotham Knight]・[Halo legends]・TVシリーズ「THUNDERCATS」等海外との連携作品も手掛ける。
ショートフィルム・CM・ミュージッククリップ等、様々なメディアでも、その独創的な映像で国内外において数々の映画賞を受賞。2015 年11月にはなかむらたかし氏とマイケル・アリアス氏の共同監督による最新作「ハーモニー」が劇場公開される。代表はスタジオジブリで『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』のラインプロデューサーを務めた田中栄子。ちなみに社名の4℃は水の密度が一番高い温度で、作品クオリティーの高さを保証する。
http://www.studio4c.co.jp/top.html
■「RED ASH」の世界
ここかもしれない地球…。
ロボットと人間の戦争により、
一度は滅びかけた人類だったが、
野生化したロボット兵器と戦いながらも
廃墟となった都市や荒野でしぶとく生きのびていた。
彼らは過去の遺産──ロストテクノロジーによって
少しずつも復興を果たし、都市部で豊かな暮らしを
送る富裕層も現れ始めていた。
その一方で、地下に潜りロストテクノロジー発掘と
一攫千金に命を懸ける者たちもいた。
人は、その者たちを“ディグ屋”と呼んでいる。
■ストーリー
人口10万人を擁する都市、グレイトスロップに危機が迫っていた。廃棄された大戦の遺物、城塞都市型巨大ロボット“カルカノン”がその進路をグレイトスロップへと向けたのだ。このままでは大災害は免れない。
グレイトスロップの住民たちはパニックに陥っていた。この事態に対し、グレイトスロップの中央機関である“ゲッコーカンパニー”は大型電磁砲『ピースメーカー』を使用し、これを撃破するという発表を行う。
パニックから一転、グレイトスロップは、この一大イベント“大砲祭り”で賑わいを取り戻す。
だがボーンズ商会の若き店主、コール・C・ボーンズの眉間にはくっきりと縦じわが浮かんでいた。
「カルカノンには伝説の遺産が眠る…」
ディグ屋の間では有名なウワサである。
「あの拝金主義者どもに破壊される前に お宝はいただいちゃいましょう…」
「カルカノンが電磁砲の有効射程距離に入るには… まだ14時間はあるわね。」
「ちゃーっと行って じゃんじゃんお宝かき集めて ぱぱーっと帰ってくるわよ!」
「これはボーンズ商会からの正式なオファーよ、3分で準備して!」
依頼先はもちろんいつもの得意先、ベックとタイガーの二人組だった。
- 関連タイトル:
RED ASH 機鎧城カルカノンの魔女
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