DMMのブラウザゲーム「ブレイヴガール レイヴンズ」のプレイレポートを掲載。登場する可愛い女の子達は，すべて最高ランクに育成可能

　DMM.comとFUNYOURS JAPANが共同で運営する「ブレイヴガール レイヴンズ」は，2015年10月15日にサービスを開始したブラウザゲームだ。ほかのプレイヤーと戦ったり競ったりすることがない，ソロプレイ中心のゲーム性で，DMM.com内の人気ランキングでも上位をキープしている。

　今回は，本作の基本システムの紹介をしつつ，本作の魅力がどこにあるのかを探ってみたい。可愛いキャラクター，手軽なバトル，そして，課金しなくても自分なりの楽しみを見つけられる，ほどよい育成要素と，FUNYOURSらしい内容となっているが，とりわけバトルとキャラクターの育成部分はバランスを含めてよく練られているので注目してほしい部分だ。
　基本プレイ無料のタイトルであり，課金をせずともストレスなく遊べるゲームなので，本稿を読んで気になったら，ぜひ実際にプレイしてみてほしい。

育成した女の子達を部隊に編成して強敵が待ち受けるステージに挑め

　プレイヤーは，とある傭兵団の団長として団員を率い，各地を旅しながら任務を遂行して各ステージのクリアを目指していく。ブラウザゲームにありがちな，拠点となる村の育成要素はなく，バトルとキャラクター育成に特化されたタイトルとなっている。


　実際のプレイは，行動力を表すAPを消費してステージに出撃し，これをクリアしてキャラクターの経験値や各種アイテムを入手する。ステージをクリアすると，より強い敵が出現する次のステージが開放されるといった感じだ。
　各地を巡るメインステージは，クリアするごとにストーリーが進展するほか，イベントステージが常設されていて，ここは特定のアイテムを集める場合に活用することになる。イベントのなかには難度が高い期間限定のステージも用意されているので，通常ステージで育成したキャラクターを使って期間限定ステージに挑戦する流れになるだろうか。


　なお，APは時間の経過で回復するほか，レベルアップの際には全回復するので，最初のうちは待ち時間なしにどんどんステージを進めていける。AP回復薬は任務（クエスト）などで比較的簡単に入手できるが，これは期間限定ステージを数多く回すときのために保管しておくのがオススメだ。


　実際にバトルに参加するメンバーを決める部隊編成は，団長のレベル（ステージをクリアすることで経験値が入る）に応じて5部隊，1部隊が3人なので計15人の団員を設定する。編成は自動で振り分けることもできるが，配置する位置によって求められるステータスが異なるので，できるだけ自力で設定するようにしたい。

●キャラクターのランクについて
　各キャラクターには，N→R→S→SR→SSR→URとユニットのランクが設定されていて，ランクが高いほど最大レベルが上昇してより強くなれる。キャラクターは，主にガチャに相当する「募集」で入手するのだが，ランクがNだったとしても，一つずつランクを上げて最終的にURまでランクを上げることができるのが本作の特徴だ。
　募集を行うのに必要な“シルバ”はステージを攻略していれば自然と溜まっていくので，数多くガチャを回し，同じキャラが被ったらそれを素材として使ってランクをどんどん上げて強化していけるというわけだ。

　ただし，ランクとは別に一般兵かネームドキャラかの分類もあって，こちらはしっかりと見極めて育成を行う必要がある。
　一般兵は名前の前に［一般兵］と書かれているキャラクターのことで，ネームドキャラに比べてステータスが低く設定されている。シルバ募集では，この一般兵が出現する確率が極めて高い。ランクアップはしやすいのだが，高難度のステージでは能力的に役に立たないことも多く，人によっては一般兵をすべて除名している人もいるほどだ。
　それでも隊長スキルはネームドキャラと同様に使えるので，攻撃速度アップや防御アップといった有用な隊長スキル持ちのキャラなら育てる価値はある。
　また，ランクアップには同じランクのキャラクターを合成素材とする必要があるが，ネームドキャラのランクアップに一般兵は使えないことは覚えておこう。


　一般兵以外のネームドキャラは，たとえランクがNであっても保管しておき，ランクアップもしくはランクアップ時の素材として活用することになる。また，極めて稀な確率であるが，名前の後ろに”＋”が付いたキャラクターが輩出されることもあり，これは通常のネームドキャラよりも性能が高い。ランクアップには＋が付いていない同キャラも素材として使えるので，運良く引き当てることができたら大切に育成していこう。DMMポイントを使ったプラチナ募集，いわゆる課金ガチャをするつもりがないなら，＋付きのネームドキャラクターをURまでランクアップさせるがひとまずの目標となるだろう。

　編成のとき，部隊の一番左は部隊のリーダーの席で，この位置に配置したときだけキャラクターの「隊長スキル」が発動する。バトルは画面左側の自軍の位置から，画面右側の敵軍の方へキャラクターが移動していく展開となるが，リーダーの5人は所定の位置から動かずにその場を死守する。リーダーがいなくなってしまうとバトルでは敗北してしまうので，基本的に能力が高いキャラクターを配置するのが鉄則だ。


　部隊の右側の席は，出撃すると敵に向かって先頭を走るキャラクターとなっているので，攻撃能力が高いキャラクターを配置するといい。中央の席は，右側のキャラクターの後ろを追従するような動きをするので，攻撃距離が長いキャラクターが最適だ。
　また，中央のラインを第1部隊は，敵のボスキャラクターを攻撃する役割も担っているので，もっとも強力なキャラクターを配置しておこう。
　第2〜5部隊のキャラクターもボスキャラクターを攻撃することは可能だが，攻撃距離が短かすぎると攻撃に参加しないこともあるので，どうしてもクリアできないステージがあるときは，キャラクターの動きをしっかりと見届けて対策を考えよう。

団長スキルを駆使してバトルを制し，効率良くキャラクターを育成していこう

　ブレイヴガール レイヴンズでは，数十秒から1分程度の短い時間で勝敗が決まるハイスピードバトルが採用されている。バトルがスタートしたら，プレイヤーは画面の左側にあるキャラクターアイコンをクリックして設定した部隊員を出撃させ，適時キャラクターアイコンをクリックしてスキルを発動させる。キャラクターの出撃とスキルの使用はオート設定にすることもできるので，戦闘開始ボタンを押したあとは見ているだけのお手軽プレイを行うことも可能だ。
　なお，スキルにはキャラクター個人の所持するものだけでなく，プレイヤー（団長）が直接発動し，戦場全体に影響を与える団長スキルというものもある。
　団長スキルはかなり強力なので，現状では，キャラクターのオートスキル使用はオフにして団長スキルだけ活用するのが定石となっているようだ。

団長スキルは団長のレベルが上がるごとに種類が増えていく

　バトルに勝利してステージをクリアすると，経験値やシルバとステージごとに設定された特定のアイテムを入手できるのだが，獲得アイテムについてはバトルの内容によって変わる評価で“S”を取る必要がある。
　評価の仕組みの詳細は分からないのだが，出撃したキャラクターが戦闘不能にならずに素早くクリアできるように出撃するメンバーを選択するのがよいようだ。ただし，本作ではキャラクターの育成も重要になってくるので，レベルの低いメンバーを入れてもS評価でクリアできるように工夫していこう。


　キャラクターの育成を行いつつバトルでS評価を取るためには，第一部隊と各部隊の先頭を走る右側の席だけ強力なキャラクターにして，ほかを育成枠にあてる編成が考えられる。強力なキャラクターだけ選んで出撃させるとより安定するが，出撃のオート設定オンで楽にバトルを行いたい人に向いている。

好感度や装備など，キャラクターの強化につながるサブコンテンツ

　ここからは本作のサブコンテンツについて紹介していこう。

　難度の高いステージに挑む際は，まず「教会」で加護を受けてステータスを上昇させておくといい。加護は，敵に殴られたりすると少しずつ数値が減っていくので，常に高い加護を受けておきたいなら，バトルが終わってすぐに教会に行こう。待機時間が短いので，すぐに次のバトルに参加できる。ステータスにはそれほどこだわる必要がない＆育成のためのバトルでは経験値が減るといったデメリットはないので加護がない状態でも構わない。


　また，各キャラクターごとに「好感度」が設定されており，専用のアイテムを渡すと好感度が上がってステータスを上乗せすることも可能だ。ほかにも好感度を上げると，ホーム画面でクリックした時のボイスが追加されたり，キャラクター固有のストーリーが発生する任務が開放されるといったメリットもある。


　10月29日のアップデートで追加された「装備」システムも，キャラクターの育成には欠かせない要素だ。キャラクターのランクによって装備できるアイテムの数が異なるが，装備するアイテムを厳選して，攻撃力だけを突き詰めたアタッカーや，防御力を極めた鉄壁な隊長といったキャラクターに仕立てるのは面白いところ。


　「駐屯」というコンテンツでは，プレイヤーが任意に時間を選んでキャラクター達を駐屯地に派遣して報酬を得ることができる。稀に駐屯地で戦闘が発生すると，入手できる報酬がアップする。一日5回までしか行えないが，シルバを大量に獲得するチャンスでもあるので毎日欠かさず行いたいところ。


　基本的にソロで完結するタイトルであるが，プレイヤー同士が集まる「ギルド」機能も搭載されている。現状では，シルバを貢いで「貢献値」をギルドに入れ，それを使って攻撃力やHP等のステータスを増加させるギルドスキルを習得できるようになっている。


　ちなみに，画像では画面の下部を切り取っているが，同じサーバーのプレイヤー同士が会話できるチャットも完備されており，活発に意見交換が行われていた。

　以上，ブレイヴガール レイヴンズの基本システムを紹介してみた。キャラクター育成がコアとなるブラウザゲームだが，どんなキャラクターでも最高ランクのURまで育成できるため，個人の好みを色濃く反映させられるのは面白い試みだ。
　バトルの時間が短く，強力なキャラクターが育つとより育成が捗るようになることから，最初はこのキャラクターのランクを上げてからNランクのキャラクターを育てようとか考えはじめ，気が付くとキャラクターの育成マネジメントゲームとして楽しんでいたりする。ガチャを高頻度で引けるバランスも好感触で，いつか＋付きのキャラクターだけで部隊を組んでみたいという目標を持って，高いモチベーションのままプレイできるのは嬉しいところだ。
　冒頭でも述べたが，無課金でもストレスなくプレイできるタイトルとなっているので，まずは実際にプレイして，可愛く描かれた女の子達と出会うべくゲームをスタートしてみてほしい。そして，お気に入りの女の子がいたら，そのままプレイを継続して最高ランクのURまで育成してみるといいだろう。

「ブレイヴガール レイヴンズ」公式サイト