プレイレポート
[TGS 2017]「二ノ国II レヴァナントキングダム」プレイレポート。アクション要素の強化やRTS風バトルの追加など,幅広いプレイヤーが楽しめる進化を遂げた
本作は,国を追われた少年が自らの王国を作りあげるという壮大なストーリーのもとで展開されるアクションRPGで,「二ノ国」のタイトルを冠した前2作品(「二ノ国 漆黒の魔導士」「二ノ国 白き聖灰の女王」)とは,世界観は共有しているものの,ストーリー的なつながりはない完全新作だ。
SIEブースの二ノ国II レヴァナントキングダム試遊コーナー |
SIEブースに出展された本作の体験版では,プレイ内容が異なる4つのエピソードを選ぶことができた。今回筆者は,ストーリーに沿ってゲームの大まかな内容を体験できる「シャーティーを救え!」と,フィールドで展開する「進軍バトル」を体験可能な「グレイナス平原への進軍」の2つをプレイしてみた。
シャーティーを救え!のエピソードは,主人公のエバンとその仲間・ロウランが,敵対するワイバーンにさらわれてしまったシャーティー(旅の最中に出会った空賊の娘)を救出するというのが目的だ。
選ぶエピソードによって試遊内容が異なる。筆者が選ばなかったほかの2つは,強敵とのバトルを体験できるそうだ |
本作はシンボルエンカウント型のアクションRPGで,移動時は2頭身のデフォルメキャラクターがジオラマ風のフィールドを旅して,エンカウントするとエバン達が等身大で登場。そしてアクションバトルへと突入する。
バトル時のエバンは,強弱の近接攻撃と,遠距離攻撃,またジャンプやガード,ターゲットロックも行えるなど,そのアクション要素はかなり強い。空中にいる敵をジャンプ攻撃や遠距離攻撃で追撃したり,効果の異なるスキルアクションを状況に応じて使い分けたりするなど,うまく操作をすることで戦いを有利に進められるという印象を受けた。
なおこのエピソードでは最後に「ワイバーンの巣窟」という洞窟に乗り込み,ボスのワイバーンキングと対峙するが,これがかなり強い。こちらの攻撃をうまく当てつつ,回避やガードで被ダメージを抑えなければ厳しい戦いとなるだろう。
またバトルでは,一緒に戦ってくれる小さな仲間「フニャ」との連携も重要となる。フニャは冒険で仲間になるという,二ノ国に住む妖精のような存在だ。一緒にバトルを行うだけでなく,エバンのスキルアクション使用時に彼らと連携することで,より高い効果を発揮できる。ボスバトルのような長丁場の戦闘では,彼らとの連携が攻略のカギとなりそうだ。
もう一つのエピソード・グレイナス平原への進軍では,前述のエンカウントバトルとはまったく異なる,複数の軍勢同士が繰り広げる進軍バトルを体験できた。
またエバンが率いる部隊は,それぞれが異なる「戦術」を持っている。「戦術ゲージ」が溜まった状態で所定のボタンを押すと戦術が発動。このTGSバージョンで率いた部隊は,グライダーを使った空爆や,味方部隊の回復(数が減った部隊が増える)などとなっていた。いずれも戦闘の切り札といったところだ。
今回,プレイヤーは山賊達が巣くう山へと進軍し,砦などを破壊して敵部隊を全滅させることが目的となっていた。大勢の部隊が一度に動くというのは,なかなかに気持ちが良い。
もちろん何も考えずに進軍すると被害が増えるばかりなので,相性や戦術など,こちらが有利になる戦略を考えながら戦っていく必要はある。そこはRTSのような感触だ。
意外にプレイしている来場者が少なかった進軍バトル。本作の大きな特徴の1つだ |
レベルファイブの担当者によると,前2作品のゲームシステムがやや低年齢向けだという評を受け,本作では大人世代の層にも受け入れてもらえるよう,システムをより深いところまで掘り下げたとのこと。この試遊で触っただけでもかなりいろいろと遊べそうな印象を受け,製品版の登場がさらに楽しみになった。
SIEブースの試遊台は2台のみのため,一般公開日(9月23日と24日)での試遊を考えている人は,早めにブースに行くことをオススメする。
「二ノ国II レヴァナントキングダム」公式サイト
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