プレイレポート
AC「マジシャンズデッド」は本稼働版で何が変わったか。“ハンドパワー”で熱くなる,新感覚対戦アションを体験プレイ
2016年12月8日にいよいよ稼働を開始した。
4Gamerでも,これまでたびたび本作のプレイレポートを掲載してきたが,今回はその最終段階――本稼働バージョンを触らせてもらったので,概要をお伝えしたい。稼働を迎えた本作が,一体どんなゲームになったのか,キャラバンVer.からの変更点を中心に紹介していこう。
■関連記事
- 新作アーケードゲーム「マジシャンズデッド」の全国キャラバンがついに千秋楽。矢作紗友里さん,小林元子さん,まちゃぼーさんも参加したイベントの模様をレポート
- 全国キャラバンを目前に控えた「マジシャンズデッド」。ボイス追加などブラッシュアップされた最新Ver.のプレイレポートを掲載
- モーションセンサー操作の対戦アクション「マジシャンズデッド」はどんなゲームなのか。“魔法使い”になりきってお届けする,ロケテ直前プレイレポート
「マジシャンズデッド」公式サイト
新キャラクター4名が新たに参戦,計12名に
以前掲載した全国キャラバンVer.からの変更点でもっとも大きなものは,プレイアブルキャラクターの追加だろう。本稼働Ver.では4名のキャラクターが追加され,計12名がプレイアブルとなる。
■ハーロン
スキンヘッドにサングラス,筋骨隆々の体躯に巨大なマシンアームを装着したハーロンは,超能力者グループEIXのリーダーだ。サイキッカーというよりサイボーグという印象だが,見た目どおりミサイルやガトリングガンといった,重火器による攻撃を得意とする(実弾兵器を手元にテレポートさせているらしい)。
また,念動力で形成した腕で周囲を薙ぎ払ったり,相手を掴んで放り投げたり,あるいはその巨大な腕で,相手の攻撃を受け止めたりといった,多様な戦い方ができる。半面,リチャージにかかる時間は長いので,使いどころは考える必要がありそうだ。
見た目どおり体力は高めで,移動速度の遅いハーロン。どっしり構えて戦いたい人にオススメかも |
巨大な腕による攻撃はさまざまな使いかたが可能 |
ミサイルを射出する攻撃。発射されたミサイルは低速だが,緩やかに相手を追尾する |
マシンアームをテレポートで転送している様子。サイボーグじゃなく,あくまで超能力者です |
■キャトル
サイキッカー側2人目の新キャラクターは,毒を操る能力者のキャトルだ。小柄で愛らしい見た目ながら,暗殺者のようなスタイルで戦うキャラクターとなっていた。中でも,着弾地点に毒煙が一定時間立ち込める毒煙弾はかなり強力。付近のキャラクターは視界が極端に悪くなるほか,煙に触れると継続ダメージと共に,行動不能に陥ってしまう。
移動も素早く,味方の強化や足場作りなどのサポート能力にも長けるが,体力は低く,ここが泣き所となっているようだった。敵に目を付けられるとあっという間に撃破されてしまうので,使いこなすには修練が必要そうなキャラクターといえる。
可愛らしい見た目に反し,いやらしい攻撃を多用するキャトル |
毒煙の効果はかなり広範囲におよぶ。しかもメインウエポン扱いなので,気軽にばらまける |
毒の塊を射出することも可能。着弾地点には毒煙が立ち込める |
こちらは登場演出。やっぱり可愛らしい |
■リガード
ハットにサングラスと,相当に怪しい風体のリガードは,魔法学園で教鞭を執る教師であると同時に吸血鬼でもある。
扱う魔法は吸血鬼らしく「闇」を用いたもので,攻撃が着弾した地点に,触れた者(味方や自身を含む)の移動速度を極端に低下させるフィールドを作り出す。ほかにも,ヒットした相手を磔にする攻撃もあり,クラウドコントロールに長けたキャラクターと言えるだろう。
ただ,格闘攻撃にかかる時間が非常に長く,ほかのプレイヤーの介入でカットされやすいのが欠点といえる。そのためタイマンの状況をいかに作り出すか,あるいは味方を邪魔しないようにしつつ,敵の動きを制限する戦い方がポイントとなりそうだ。
無数の蝙蝠とともに出現するリガード。吸血鬼らしい演出だ |
闇の弾を発射して,相手の移動を阻害する。味方を巻き込まないように注意しよう |
相手を磔にする弾がヒットするとこうなる。拘束中は追撃も可能 |
仕込み刀によるリガードの格闘攻撃は,時間はかかるが威力は絶大。カットされない状況を作り出そう |
■テラ
新キャラクターの最後の1人は,魔法学園の理事長でもあるテラだ。光魔法を操るマジシャン側の重鎮だが,性格は豪快でチョイ悪なキャラクターとなっている。
光魔法は,着弾した地点に植物が芽吹かせ,その周囲にいる味方プレイヤーの体力を徐々に回復するというもの。攻撃と回復がワンセットなので,攻撃としてはかなり扱いやすい。老齢な見た目に反して体力も高く,光魔法の効果と相まって,移動は遅いがかなりのタフさを発揮する。
一方で,攻撃や弾速が遅いため,複数の敵に囲まれると対応が難しいのが玉に瑕といったところか。その場合は持ち前のタフさを頼って,味方の援護を待つことになりそうだ。
魔術師然とした風貌のテラ。初心者にも扱いやすいキャラクターといえる |
植物の芽吹きと共に行われるショット攻撃。敵に当たればもちろんダメージを与える |
リング状のレーザーを発射。攻撃範囲が広く,着弾した場所にはやはり草木が芽吹く |
杖を振り,光球を発生させる攻撃。年齢に似合わす,かなりマッチョなのかもしれない |
なお,既存のキャラクターにはフォースセットの構成に多少の変化が見られるものの,さほど大幅な変更はないようだった。全国キャラバンなどで本作を体験したプレイヤーは,本稼働後もそのままの感覚で扱えそうである。
ミッションモードや“時間貸し”モードも搭載。未来を感じる新感覚対戦アクション
ゲームそのものについての変更点は以上だが,このほかにも新たなゲームモードであるミッションモードの追加など,さまざまな点で遊びやすくなる本作。またゲームと連動したモバイルサイトのオープンで,対戦に勤しむ環境も整っている。
モーションセンサーを使用したタイトルということで,とまどう人も少なくないだろうが,アーケードゲームの可能性を感じさせるものであることは間違いない。この記事で本作に興味を持った人は,ぜひ最寄りのゲームセンターに足を運んで,この“新しい体験”を味わってもらえたら幸いだ。5クレジットで制限時間まで繰り返しプレイできる“時間貸し”モードもあるので,いきなり対人戦はちょっと……という人も,まずはミッションモードから試してみてほしい。
「マジシャンズデッド」公式サイト
- 関連タイトル:
マジシャンズデッド NEXT ブレイジング
- この記事のURL:
(C)2016 BYKING Inc. All rights reserved.
(C)2015-2016 EXIGE GAMES Sdn.Bhd. All rights reserved.